おこぼれ姫と円卓の騎士 新王の婚姻 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.22
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本棚登録 : 134
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047346468

作品紹介・あらすじ

将来自分が女王になることを“知って”いたレティーツィア。
だけど、いつ、どんな理由でその日が来るかは知らなかった。
王の素質を備えたフリートヘルムを王座に担ぎ上げるべく、軍師ゼノンが引き起こしたクーデターへの反撃の準備は整った。
争いが続けば必ず犠牲が出ることを心に刻み、レティは己の元に集った王の専属騎士(ナイツオブラウンド)と王都奪還を目指す! ――圧巻の最終巻!  

感想・レビュー・書評

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  • 兄2人のどちらかが王になると内乱が避けられないため、継承第三位の主人公が次代の王に選ばれました。12人の騎士集めと、周辺国と融和を行い、神代の時代の王の生まれ変わりである力と己の知恵によって王の座につきました。
    主人公が王女としての責任感が強く、恋愛色は薄めです。だけど大団円で終わって良いファンタジーでした。少女小説ゆえの都合の良さはありますが、恋愛薄めなのでまあ多少は許されるかなと言う感じです。
    自制がきく賢い主人公好きですな~~!

  • 優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの17作目・最終巻。
    とうとう物語は終幕。歴代の王たちも久々に登場して、色々ありつつも物語としてはおさまるところにおさまった感。騎士たちもそうなんだけど、レティの兄たち・弟妹たちもみんなレティ好きすぎるのが伝わってきて苦しい場面もありつつ微笑ましい。同母弟のレオンが涼しい顔してがんばるとことか痺れるよ。ここまで引っ掻き回したゼノンの結末がこれか....というやるせなさはあるが、きっとレティは素敵な治世をかっこよく築くのだろうなと思える。形は違ったのかもしれないけれど、兄2人の「夢物語」が叶ったのを私は祝福したい。

  • 終わった。結末は始めからわかっている物語だったのに結末までの過程にこれほどドキドキさせられるとは。物語としては綺麗に完結したけれど、知りたい部分が色々あるのでいつか番外編を書いてほしいな。レオンが女装した時の王とのこととか、ゼノンのこととか。新しいシリーズとして嫁いだ後のコルネリアの活躍を希望。それほど登場人物の個性がしっかりして魅力的な物語でした。あぁ、面白かった。

  • 最終巻まで一気読み。取りあえず良い感じに纏まってくれて良かったなと思います。
    恋愛要素はもうちょっと甘さがあった方が嬉しかったですが、レティの性格上仕方ないのかな。
    今まで起こった事件で繋いだ人脈がここにきて繋がって、レティを助けてくれたことが嬉しい。

  • シリーズ最終巻。王位を賭けた内戦がいよいよ始まる。まあ、こうなるよな……と思っていましたが、とちゅうからレティが裏切ってきてくれてよかった。

  • 3月21日読了。図書館。

  • 愛人はいるが結婚はせず、処女王と呼ばれるエリザベス1世みたいですね。大団円なのですが、私的にはデュークとロマンチックに結婚してもらいたかった。フリートヘルムとグイードは予想していたとおりナイツオブナイツになったんだけど、フリートケルムはちょっと辛い理由構成の滑り込みだったね。王族の正当な血が流れていない、資格がないものとして弾劾されるとこなんか、シェークスピアあるあるな感じもかもしつつでしたが、もっと複雑でもっとロマンティックでもよかったなとも思う。兎も角、我らの愛人王に万歳。

  • どんでんがえし的な要素はなかったけど、収まるとこに収まった。

    2人のお兄様も収まるところに収まったし。
    クレイグが最後に活躍してくれて個人的に嬉しい。


    愛人とお幸せに!!

    2018.1.6

  • すっきりおわった最終巻。

    やや拍子抜けの感はありましたが、収まるところに収まった感じで良かったです。

    また、番外編が読めるといいなぁ。

  • うん、誰にとっても良い結末だったのではないかな。「愛人王」の名の由来もしっくりくるし。しかしなんだな、レティの父・国王はシリーズ通して影薄かったな。てか、ずーっと国は王子と王女が仕切ってた。

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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