茉莉花官吏伝 皇帝の恋心、花知らず (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 344
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047347045

作品紹介・あらすじ

後宮の女官の茉莉花(まつりか)は『物覚えがいい』というちょっとした特技がある。
そんな彼女は、名家の子息のお見合い練習相手を引き受けることに。
しかしその場にきたのは、お見合いをしてみたかったという皇帝・珀陽(はくよう)で!? 
しかも茉莉花の特技を気に入った珀陽は「とりあえず科挙試験に合格してきて」と言い出し……!? 
皇帝に見初められた少女の中華版シンデレラストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 平穏な生活を送りたい女官の類い稀な才を見つけた皇帝が、グイグイ自分の世界に巻き込んでいくこの感じこの感じ~。ありがちな展開だが、ツボは白虎変身。
    物事の視点を変えると見えてくるものが変わってくるという試験の件は興味深かったな。知識と知識を結ぶ道を作る。点から道が延び無数の繋がりが生まれ、意味を知る。ここの文章よかった。主人公の世界が広がっていった感じが手に取るように分かる感覚を味わえた。本を読むってこういうのが楽しい。皇帝が主人公の結婚相手の条件を語るシーン【顔がよくて、頭がよくて、身分もあって、収入もなければならない。現時点で思いつけるのは私しかいないんだ】笑いました。

  • 皇帝の顔が良かった。
    女の子が官吏になって奮闘する話はだいすきなので続きも読む

  • オススメされた本。 石田さんの別の本を読んだことあったからきっと私が好きになる系の本なんだろうなと思ってたけど……期待通りですよ!!!好き!!!!! 最初の茉莉花の性格がね!無難に生きるのが自分と重なる… これはシリーズ買います!!

  • 「知らない方が幸せでいられると思うよ」
    記憶力抜群の女性の立身出世ストーリーです。
    茉莉花は一度見ただけや読んだだけで覚えてしまう特技があり、凡人から見ると天才なのですが、応用したり繋げて考えることは出来ず、自己評価が低いです。
    優秀な人から考え方を学び、自信をつけ、科挙試験に挑む決意をするまでの1巻でした。

  • 立身出世系少女小説の主人公としては、茉莉花は珍しいタイプ。控えめで将来の夢は幸せな花嫁でいかにも女の子な女の子、出世街道に揉まれてどう成長していくか楽しみ。

  • 漫画を読んで気になったのでこちらも。漫画は読みやすかったけど、やっぱりこちらは心情や状況が丁寧に書かれていてよかった。

  • 一度見ただけで何でも覚えてしまえるというチート能力持ちの女官がひょんな事から時の青年皇帝にその能力をかわれ、官吏を目指すといういわば中華風立身出世物語。
    この少女マンガのような展開はまあ好みです^^

    でも中盤までヒロイン茉莉花のネガティブ指向にちょっとイライラさせられた。
    彼女が本気を出してからは楽しくなってきた。
    ラストの国際会議の場面とかなかなか良かったね。
    これなら続きを読もうと思える。
    ラストの締め方はこの一冊で終わりでも良いような感じになってるけど作者的には手応えはどうだったのだろうか?

    彼女のさらなる活躍と皇帝との関係がどうなっていくのか見ていきたいね。

  • 天才的に物覚えがいい後宮の女官茉莉花が、お見合いの練習相手の代理としてお見合いに行くと、お見合いをしてみたかったと側近の代理としてやってきた皇帝珀陽と出会う。この巻では2人の恋愛要素はほぼなくて、皇帝のいう無茶振りに、茉莉花が自分の意思ではなく向かっていくところから、自分の意思でそれを叶えようと決意するところまでが描かれる。周りに期待をさせないようにほどほどにそつなくと自分の能力を低く見積もる茉莉花を高みに引っ張ろうとする皇帝は素敵だし、それに応えようと気持ちが変わっていく茉莉花も可愛い。

  • 見たものを完全に覚える、卓越した記憶力を持つ女官・皓茉莉花(こう まつりか)。目立たず平凡な生活を望む彼女だが、その才能を白楼国の皇帝・珀陽(はくよう)に知られてしまい――。シリーズ第1巻。
    少女の出世物語らしい。派生作品の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』を気に入り、本編を読んでみた。卓越した力に恐れを抱く春雪の気持ちがわかるわ。周囲に期待され失望された過去を考慮しても、主人公に共感を持てず。服装も好きではない、絵は「十三歳の誕生日」シリーズと同じはずなのに。

  • 本気を出すまでの過程がしっかりと書かれていて茉莉花の魅力と思える要素が沢山あったのは良かったですが珀陽の好きになれる場面があまりなかったのでそこは次回に期待。

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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