妻は他人 ふたりの距離とバランス (enterbrain)
- KADOKAWA (2018年11月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047354449
作品紹介・あらすじ
30万人以上が共感(いいね) した、
「好き、より嫌いな部分を共有する話」ほか
理想の夫婦、不満の伝え方、共感と受け止め、優しさの理由…など円満夫婦の秘訣を公開!
単行本のためだけに描き下ろした漫画90ページ以上収録。
感想・レビュー・書評
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シュールさ健在。
夫婦関係というより、他人との距離感のとり方をサラッと読めるコミックエッセー。
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どうやったらこんなにきれいな字が書けるのだろう…。
その謎はまったく解けませんが、他人との距離のとり方については参考になりました。
この本に書かれていることは、人間関係をラクにするヒントばかりです。
しかもシンプルな絵のマンガなので、とても読みやすく、この本を読みきってすぐは「わたし、人間関係うまくやっていけるかも!」という希望で胸いっぱいになるでしょう。
しかし、真の問題はここからです。
なぜならこの本を読んだだけでは、人間関係は改善しない。
この本の内容を「自分の人間関係に当てはめて、“具体的に実践”」しなければ、生きやすくはならないのです。
例えば32~35ページの「好きの取り扱い」について。
ここには非常に参考になる、お互いの“好き”の取り扱いに関する、基本的な考え方が書かれています。
「(相手の好きなものを)避けるんじゃなくて『自分もそれを好きにならなくちゃ』と思わないようにするだけ」(34ページ)
ふむふむ、これは自分で思うだけですから、このままで実践できそうですね!
けれどこれだけでは、お互いにいい距離感をとることはできません。
「理解できなくても、『相手が好きな物だから』という理由で自分も大切に取り扱うようにしている」(34ページ)
ここまで実践してはじめて、お互いに程よい距離感が保てるようになります。
でも「理解できなくても、『相手が好きな物だから』という理由で自分も大切に取り扱うようにしている」というのは、あくまでも考え方であって、自分と相手にとって“相手の好きなものを大切に扱う”という“具体的な言動”は、自分で考えなくてはならないのです。
「えー?!なにそれ?!読めば勝手にふたりの適切な距離感画がとれるんじゃないの?だまされた?!」
と思った方もいるかもしれませんが、それはただの見当違いな苦情です。
そもそも本は、考えるヒントをくれるものであり、指示書ではありません。
だから、そのヒントをもとに自分がどう動くのかは自分で考えなくてはならないのです。
それを踏まえて読むならば、この本はきっと相手との距離感に悩むあなたを助けてくれる1冊になることでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一作目ほどのインパクトはない。と思ったら三作目だったらしい。かといって二作目を読む気には特にならない。そんな感じ。
そして相変わらずめちゃめちゃ字がきれい。 -
誤解を招きかねない大胆でキャッチーなキーフレーズに、毎回丁寧な解説がついている感じ。
読んでいてバランスがいいし内容も結構あるのでマンガを描く時に見習いたい。 -
素敵な考え方。
妻側の視点とか、著者がどういう家庭で育ったのかとかも気になる
努力は報われないという前提が、報われないからやめるという選択肢を消すことができるって考え方が好きです。
あと、字がとにかくキレイ。 -
私が唯一読む漫画と言っても過言ではない、さわぐちけいすけさんの漫画。
さわぐちけいすけさんの夫婦の在り方や、生き方、暮らし方に大変共感する。こんな暮らし方いいなぁ〜と思っていたことが絵としてイメージ化され、文字化され、非常に心がポカポカする作品なのです。
以下、私も!!と共感した大切にしたい事柄
・嫌いなことを共有し、受け止める。
・言葉にして伝える。
・不満をぶつけるのではなく要望と妥協案を出す
・各自が1人でも生きていける夫婦が理想
・互いの得意不得意を理解し協力する
・相手に優しくしたいとき、自分がそうしたいから優しくしていることを忘れない。見返りを求めない
・共感を求めすぎない、受け止める。 -
執筆一作目が一番面白く感じるのはよくある話だけど、「妻は他人」この言葉を卑屈にとることなく受け入れられる人は案外多くないのではないかと思う。絵がシンプルで読みやすい。
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102冊目(12-2)
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1作めと同じような読後感、なので、インパクトは弱くなるね。
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2019/06/01読了
ツイの方で気になっていた本。
他人としての距離感 客観的な視点と考え方で
ストレスフリーでポジティブにもなれるという。
好きだから こその距離が大切