トミノの地獄 4 (ビームコミックス)

  • KADOKAWA (2019年2月12日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ) / ISBN・EAN: 9784047355347

作品紹介・あらすじ

日本漫画界が誇る魔神、丸尾末広、キャリア最大の長篇作、世界待望の第4巻。戦争、そして日本に落とされた新型爆弾による悲劇…激動の時代を、トミノとカタンは生きる。渾身のロマネスク復讐譚、堂々の完結。

みんなの感想まとめ

物語は、戦争の悲劇と人間の優しさが交錯する中で、双子のトミノとカタンの運命を描いています。彼らは、見世物小屋で出会った優しい人々に一時的な安らぎを得るものの、悪意ある大人たちによって引き裂かれてしまい...

感想・レビュー・書評

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  • 物心がつく前に母の親類に預けられた二卵性双生児は、
    浅草の見世物小屋に売り飛ばされたが、
    そこに集まっていたのは疎外された優しい人たちで、
    束の間、安らぎを覚えたものの、
    悪意ある大人の目論見によって引き裂かれ……。

    トミノはカルト教団の巫女として祭り上げられたエリーゼの
    付き人にされ、
    カタンは孤島で身体改造を施されそうになったが、辛くも脱出。
    一方、双子の母である元女優・歌川唄子こと松田昌江は、
    見世物小屋を焼け出された一同を引き取って、
    郊外で平凡な暮らしを始めた。
    トミノとカタンがそこに合流できれば
    ハッピーエンド、だったのだが――。

    地獄巡りの果ては空襲。
    犠牲になるのは、いつも無垢で非力な者たち。

    何しろ“あの”丸尾先生の作品なので(笑)
    どんなヒドイ結末になるのかとハラハラしていたが、
    予想外にヒューマニズムに溢れていて感動した。
    昌江ママが時間の経過と共に
    穏やかで柔らかい顔つきになっていったのが一層、
    悲しみを際立たせる。

  • つげ義春の目玉の看板だらけの町、が戦争で荒廃していく……丸尾先生にしか作れないマッシュアップ。

    悲劇に翻弄されるのは相変わらずだが、しかし悪人は悪人らしく。
    そして清く生きようとしたものにはそれなりの。
    意外にヒューマニスティックでびっくりした。

    長崎での戦争といえば……。

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著者プロフィール

1956年、長崎県生まれ。15歳で上京後、『リボンの騎士』でデビュー。漫画とイラストレーションを数多く手がける。主な作品『少女椿』『月的美人』『笑う吸血鬼』『パノラマ島奇談』や荒俣宏『帝都物語』の挿絵など。

「2018年 『丸尾画報DX III』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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