放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ (ファミ通文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 69
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047358683

作品紹介・あらすじ

母子家庭で育った十七歳の少年真壁静流は、事故で母を亡くし一人途方に暮れていた。そんな彼の元に父親と名乗る人物から「私の娘と三人で一緒に暮らさないか?」と提案され、一ヶ月だけ一緒に住むことに。そして数日後、静流を出迎えたのは、同じ高校に通う人気No.1と呼び声が高い美少女の蓮見紫苑だった!! 医者である父は家に帰ることが少ないため、静流は学園一の美少女との同棲という新しい生活を送ることになり……。大人気シリーズ『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』のスペシャルストーリーも収録!! 

感想・レビュー・書評

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  • 母子家庭で母親を亡くした真壁静流の前に現れた、自分が父だという蓮見と名乗る男性。「私の娘と三人で暮らさないか」という提案を受け入れ、彼の家を訪れた静流を待っていたのは誰もが憧れる高校の先輩・蓮見紫苑で…。これは良質な恋愛物語です。図書室をメインの舞台に、どこか歪だけど優しい主人公の静流を中心として、積極的に迫る瀧浪泪華、不器用な蓮見紫苑、距離を置いて見守る壬生奏多という美少女たちが、三者三様の関わり方で彼を翻弄するラブコメ。この三名と静流が今後どういう関係を築いていくのか、続編をとても楽しみにしています。

  • 「佐伯さんとひとつ屋根の下」の作者の新作ラブコメ。
    主人公の男子高校生の性格が血縁関係や佐伯さん主人公の弓月くんと結構似ている。
    周りの空気を読めて女の子には余り積極的でなくて熱くならない感じとか。
    作者はこういう感じの主人公が描きやすいのだろうなあ。

    本作ではヒロインが2人出て来るけど、一人は異父姉でどちらかと言うとその娘との関係が物語のメインだったので、ラブコメと言うよりも家族のお話だった。
    もう一人のヒロインはやっぱり佐伯さんと少しかぶるけど、こっちは一緒に住んでないだけに、ちょっと不利だよなあ。
    むしろ姉といけない関係な展開が待っているのではと期待してしまう笑。
    もう一人の鍵になりそうな女子もいて、次巻でどう展開していくのか気になる。

    あと久々に佐伯さんが見れて相変わらずだなあと楽しかった。
    それにしても弓月くんのお店って神戸にあったんだっけ? と思った笑

  • おもしろいキャラクタと関係性やった。
    番外編は毎回やって欲しいな。

  • ああ、ファミ通文庫系だな、と。読んだ感覚は"文学少女"が近いなぁ、と。
    主人公の感情が特殊である、という設定にしても最古参の彼女とのかかわりあいが秘されている分、どこまで信じてよいものやら。
    まあ、久しぶりに読んだラブコメは良作ではありました。

  • さらっと読みやすい。まだまだ序章。起承転結の起の半分ぐらい。ラブコメ成分薄め、ヒューマンドラマ濃いめの1巻。2巻にラブコメ成分を一気に投下されるのではと期待。主人公のドライな感情に火をつけるのは誰。

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著者プロフィール

大阪府在住。2011年よりWeb上で連載を始めた「その女、小悪魔につき――。」が
「アルファポリス第6回青春小説大賞」大賞を受賞。
2014年4月、改稿を経て「その女、小悪魔につき――。」(文庫化にあたり「槙坂涼は退屈を好まない。」に改題)で出版デビュー。

「2015年 『槙坂涼は退屈を好まない。2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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