A子さんの恋人 7巻 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 327
感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047360211

作品紹介・あらすじ

日本から帰国し自分の答えを見つけたA君。残るはえいことA太郎! 秋が来て「約束の1年」を前にしたふたりが進む道とは? さあ大人げなかった大人たちが、いい大人になれるかどうか――読者の皆さま、ぜひ見届けて下さい。

感想・レビュー・書評

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  • 許しと解放のラスト。A子から英子へ名前をかえすことで、ずれていた輪がカチッとはまった。最高。

  • 漫画というものは、多くの場合
    登場人物(とりわけ主人公)の考えていることは
    人物自身が自覚し発露する描写より前に
    何かしらのかたちで読み手に届いてしまうものだと思う。

    しかし、このお話では、A子さんの考えていることや思いを
    私は先回りすることなく、一緒に考えることができた。

    この漫画を読むといつも、読んでいる最中は勿論、読み終えた後も
    小説を読んだ時のように浸ってしまったのは、まさにこのことによるのかなと思う。
    考えながら読んでいる分、心にずっしりと残るのだ。

    飄々として見えるあの人も、能天気に見えるその人も、みんな心のうちには様々な熱い思いや譲れないことがある。そんな当たり前だけど見失いがちなことを、ひしひしと感じながら読み終えた。

    これまでA子さんの恋人を読む時はずっと、素晴らしい、素晴らしいと思いながら読んできたから
    どんな完結になるか(おこがましながらも)少しドキドキしていたが、予想をはるかに上回るラストで、魂が震えた(こんな恥ずかしいことも素直に言えちゃうくらい、無敵の気分にさせてくれる漫画!)。


    発売日を待ち遠しく思いながら完結まで追えたこと、心から幸福でした。今年は良い漫画が完結していきますね(ハイキュー、BEASTARSのこと)。

    生涯大切にしたい、読み返していきたい漫画に出会えたことに感謝!

  • 読み終わった後静かに泣いた。A子さんが英子さんに戻って、自分自身を取り戻して(あるいは見つけ出して)。誰とも一緒にならないと思っていたけど、きれいに裏切られた。切ないけど、ふたりとももうお互いがいなくても大丈夫になったんだ。

  • Amazing

  • 4

  • 美大卒の登場人物の等身大の恋愛漫画。
    冴えない優柔不断主人公のA子には最後まで共感できずにイライラしたけど、彼女の選ぶ道を最後まで見届けたくなってる時点で自分も夢中なのかもしれない…。
    登場人物達が素敵だし、阿佐ヶ谷が主な舞台なのも中央線ユーザーとして高評価

  • ユーモラスなお話?と思って読み始めたら止まらなくなった。
    画風が高野文子さんぽいなと思いつつ、サラサラさらりと読めてしまう。若干登場人物の顔が似ていて混乱するけど。
    A子さんが学生時代からの腐れ縁の日本人カレと留学中に出会ったアメリカ人カレとの板挟みで悶え悩む7巻のストーリー。
    みんないいヤツで、大学時代からの友人たち、舞台は阿佐ヶ谷や谷中のフレンドリーなカフェや商店街や飲み屋さん、出かけたくなってしまう。
    美大生ライフやNYの生活も楽しそう。
    にしても登場人物たちは大学を出て大分経過した、30歳前後の設定。でも精神的には青春て感じ。
    アーティスト的な人たちの心境って永遠に若いのかもしれない。あるいは、これが彼らの青春の終幕なのかもしれない。


  • 出てくる人たちについて、読み終わった後に考えずにはいられない。

    A太郎とA子が2人の関係を紐解いていくところはずしんときた。

    U子ちゃんも良いこと言う。

    少しずつ自分と重なるところのある、個性ある登場人物皆が受け入れられていて、救われた。

  • 正直3巻くらいまでは、オサレめ、と侮っていました……すみません。
    ただし3巻のA太郎の黒に触れ、4巻から激動、7巻の怒濤の伏線回収には驚愕。
    序盤の小道具や言動が違った意味を持ってくる。
    名前に関する展開もあり、タイトル自体が伏線だったのだ、とも。
    すごい漫画だった。

  • 掴めない印象だったA太郎に視点が移り、最後の「私は全然かわいそうじゃない」で読者の側にまなざしが向かってくるように感じた。アルファベット表記にはそんな意味もあるのかも。

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著者プロフィール

一九八〇年千葉県生まれ。二〇〇八年よりニューヨーク在住。アニメーション、マンガ、ドローイング、油彩など多岐にわたる作品を国内外で発表している。著書に『はこにわ虫』『いつものはなし』『A子さんの恋人』、コミックエッセイ『ニューヨークで考え中』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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