カラオケ行こ! (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
4.42
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  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 3371
感想 : 201
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047361515

作品紹介・あらすじ

合唱部部長の聡実はヤクザの狂児にからまれて歌のレッスンを頼まれる。
彼は、絶対に歌がうまくなりたい狂児に毎週拉致されて嫌々ながら歌唱指導を行うが、やがて2人の間には奇妙な友情が芽生えてきて……?
話題の作品が描き下ろしを加えて待望のコミックス化!!


[ 登場キャラクター紹介 ]

〇岡 聡実:
森丘中学校合唱部の部長。
とある悩みを抱えているのだが、なぜか狂児に歌を教えることに。
真面目だが毒舌な中学3年生。

【得意な歌】
教えません。


〇成田狂児:
四代目祭林組若頭補佐。
組長が主催するカラオケ大会の罰ゲームを回避するために歌がうまくなりたい38歳。

【得意な歌】



〇組長:
狂児の組の組長。
絶対音感がある。
1番好きなことはカラオケで、2番目に好きなことは刺青。

【得意な歌】
タイガー&ドラゴン

感想・レビュー・書評

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  • マンガはあまり読まないんですが、キノベス!2021の冊子で見て。
    カラオケに行きたいけど行けないし…今の時期、タイトルだけで惹かれますね。

    こう言うのブロマンスというのですね。
    匂わせBLと言っている方もいますが。

    狂児と聡実の関係はドキドキします。
    しっかりと、愛があって。
    刺青までって…

    笑えて泣かせる作品。
    あと、歌うってすばらしい、と思う。

  • 作者の同人誌作品の単行本化。

    「女の園の星」にハマった勢いで購入。

    中学三年生で合唱部部長の岡 聡実はヤクザの成田狂児に見込まれて近々行われる組のカラオケ大会の為に歌の指導を頼まれる。
    相手がヤクザでは断る事も出来ず、毎週 火曜と金曜に拉致(笑)されてレッスンをする羽目になる。
    というのが大まかなストーリー。

    ヤクザが中学生に歌の指導を頼むというのはちょっと無理があるよう思える(個人的には社会人か大学生の方が良いような気もするが)が、その辺はミスマッチというかアンバランスな面白さを狙っての事なのかも知れない。(事実、面白い)

    音程をハズす、歌詞を間違える等のミスがあるごとに1点ずつ加点され最高得点を取った者は組長に刺青を彫られるというカラオケ大会のルール、その審査員の組長が絶対音感の持主って設定で聡実の歌(曲は「紅」)に感動して泣きながら拍手する姿がバカバカしくて個人的にはツボ。

    聡実と狂児の関係にやんわりとBL的雰囲気を感じ、ちょっとだけ眉をしかめながらもクライマックスの展開に不覚にも思わずホロリ。
    でもその後の展開にこれはコメディだった事に気付き、見事に作者の術中(和山マジック)に嵌まってしまった。

    評価の星5は4.5としたいのだが例によって星半分というつけ方が出来ないので。

  • 好き、大好き!
    おもしろかった。

    めっちゃおもしろい。

    いいコンビだった。

  • ☆4.5

    めちゃくちゃ良かった!
    普通はヤクザと関わることなんて無さそうな、実直で純朴な聡実くんがどんどん成田さんに巻き込まれていく感じにワクワクした。
    こういう普通なら交わることのない人同士が、何かをきっかけに深い繋がりを作っていくストーリーは読んでいてテンションが上がる。
    成田さんもお茶目でいいかげんなんだけど、いざと言う時はしっかり聡実くんを守ってくれて、ヤクザだし狂ってるんだけど信用できる大人という感じがして良かった。
    成田さんの十八番を聡実くんが歌うシーンは、ここに来てこの歌がこんな意味を持つなんて!と感動したし、その後のこそばゆい展開もニヤニヤが止まらなかった。
    書き下ろしもまた良かった。
    いろんな感情が渦巻いて、読み終わった後もしばらく浸ってしまった。
    続編も読みたいなぁ。
    これは友情なのか?何なのか?いつの間にかお互いが大好きになっている二人の関係性が素敵でキュンとする一冊だった!

  • 何よりもまず設定が素晴らしい。そして、会話やコマ割りのテンポもよく、軽快に読める作品。

    もともとは同人誌だったそうで、日本の漫画界の裾野はなんだかんだで広いなぁと思う。

  • 和山やまさんの描くキャラクターはみんな個性が強くて魅力的で大好きです。

    個人的に好きだったのは、聡実がヤクザたちの歌にがんがんダメ出しをしていく場面。笑いました!
    描き下ろしは狂児の若き日を描いています。
    和山さんの作品はこれからも追いかけて行きたいです。

  • 令和はもう和山やまの時代だよ〜〜ってなった

  • 組長主催カラオケ大会で下手な歌い手に与えられる、組長からの「絵心が死んでいる」刺青を避けたいヤクザが、変声期を迎え歌がうまく歌えなくなりつつある合唱部部長の中学生に歌のレッスンを依頼する事から始まる脱力コメディー。

    作者の他の作品同様、ジワジワ来る面白さがたまらない一冊。

    なお、巻末には当該ヤクザのヤング編も掲載されていて、こちらも秀作。

  • 最初の5ページで、「もう、隅々まで好き…!」と確信。愉快なテーマ設定、シュールな笑い、ざらっと質感のある絵柄、すべてが好みです。
    思春期の感情を制御できないもどかしさを久々に思い出しました。

  • よすぎて泣いちゃった

    聡実くんは紅を歌ったことで、美声と一緒に子供時代が終わったんだな〜

    宇宙人を狂児が殴り倒すのを見て、自分が守られてて全然子供だとか、この人はマジでヤクザで自分とは全然違うんだとかを思い知らされての苛立ちと涙だったのかななど思う、あとは止められてたのに言うこと聞かないで、ほんとうに危ないことをしたんだなという落ち込みでしょうか

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著者プロフィール

1995年生まれ。大学2年時に、「和山友彦(わやまともよし)」名義で応募した『優等生の問題』で、第67回ちばてつや賞一般部門入選。これを受け、読み切り『渚へいこう』が『週刊Dモーニング 読み切り増刊2016冬号』で巻頭で掲載された。2019年、コミティア127に頒布した同人誌『夢中さ、きみに。』がKADOKAWAより書籍化されたことで人気を博し、商業誌初連載となる『女の園の星』を連載する。2020年3月『夢中さ、きみに。』で、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。翌月には、第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した。

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