北北西に曇と往け 5 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 846
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・マンガ (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047362635

作品紹介・あらすじ

北欧アイスランドを駆け巡る、探偵・御山慧(みやま・けい)のジュヴナイル・ミステリ第5巻! 殺人事件の容疑がかけられた弟・三知嵩は無実を訴えた。いま、慧は走り出す。……真実を知るために!

感想・レビュー・書評

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  • 「地面が……破裂してるみたいだ」

    小さいのに雄大で剝き出しな自然の力強さ満点の、アイスランド観光案内マンガ第5巻、読んだ人みんなWikipediaを検索するでしょう。火山ヤバい。
    今まで「一度は行ってみたい場所1位」はボラボラ島でしたが、この漫画以後は文句なくアイスランドです。

    140個の火口が25㎞に渡って並ぶ壮大な景色、見てみたいなー。でも漫画の中でケイと一緒に訪れた気分です。

    そしてアイスランドの申し子のようなリリヤの歌声とチェロがもう美しくて…いやこれは幻聴でした。
    「演奏が終わっても音楽が止まらなくて頭の中でずっと聴いてた。最高だった」
    と素直に語れるケイが素敵です。

    で、探偵業でワンエピソード、ミチタカがやってきて不穏に以下次巻、と、いや盛り込みすぎでは…。それぞれの要素全部好きなんですけど、バラで読むと物足りない!もっとください!
    「木曜日はホットドッグモーニングの日だ」
    っていうのも好きです。シンプルな朝食。

    サイキックサイコパス殺人鬼な弟ミチタカもケイと住んでいれば平穏に暮らせるのかな。ミチタカのお話はどの角度から読んでも不安が襲ってきますが、続き気になります。

  • リリヤ、音楽が戻って良かった。「頭の中でまだ響いている」「いつ止まるんだ これ」って、最高の賛辞やね。彼女の楽器がチェロなのすごいわかる……わかる……!!!
    補遺も良かった〜。贅沢な読書体験。

  • ミステリーもリリヤとの関係も両方良かった。
    リリヤも慧も2人とも素直になってきてるのがよい。
    次の巻も楽しみ

  • たまたま本屋さん行ったらもう並べてあった!前日入荷だ!やったー!!特典カードも入ってた!

    相変わらず情景がすごい。旅してる気持ちになる

    今巻はミチタカが年相応にわがままでおにーちゃんが大好きで自分の魅せ方をわかってる子だというのが描かれてる。
    ほんとにキャラめちゃ丁寧よな〜……一気にミチタカの前後というか、日本で何があったんだろうってのを考えさせられる。処世術なんだろうなぁ、人の心に入り込むのは。

    リリヤちゃんの歌に感動してる一連の流れよかった〜、昔よくあった「恥ずかしがるのを隠すために相手に毒付く」みたいなの一切ないもんな。ちゃんと素晴らしいものを正面からなり言葉を使うなりで伝えてるもんな、最高だよ、心がきれいな作品は読んでても空気がきれい。

    と思ってたのに最後不穏〜!!!読むの怖いような気になるような。インク色が青色なのめちゃくちゃにかわいい、、
    ところで前回の旅行企画どうなったんだろう

  • 最高。
    続きが気になる!

  • 相変わらず景色が美しい…
    そして老若男女美しい人たちばかり。
    三知嵩の人間性のヤバさは反面教師。。。

  • 御山慧が鬼カッコいい。それだけでお腹いっぱいなのにストーリーも素敵。読み終わったら絶対にコーヒー飲みたくなる。

  • 読むたびにアイスランドの風が感じられ、ほんとに行きたくなります。火山国ということは知ってましたご、凄まじい威力ですね。荒涼とした風景が目の前に広がるようです。普段愛読しているアイスランドのミステリー、作家さんが登場しますがいかにも、の名前で嬉しくなりました。リリアちゃんのチェロと歌、ブルージャイアントとは違ったパワーが画面から溢れてきます。私を一気にアイスランドに運んでくれるこの作品、これから先も目が離せません。作中登場のプラドに私も乗ってます。慧にいい車、と言われてご満悦。

  • アイスランドで探偵をしている慧くんのお話として描かれなくても不自然でなかった家族が、描かれることで謎になるの、おもしろいです。

    私がそういう組み合わせが好きということもあるのですが、リリアちゃんは慧くんでなく清くんに懸想ではないかと時々思えます。前巻のビデオ電話(?)でのやりとり、今巻でのSNSのやりとりやプリン人形やら、ちょっとした描写が大きな絵に付箋で書き足した補足というより散らばったパズルのピースのような何か大きな絵の欠片を見たような気がしてきます。そして慧くんとリリアちゃんと清くんで三角関係なら、慧くんとリリアちゃんが恋敵同士だと思える。

    アイスランドの厳しい自然や異国における普通の生活の描写が好きです。それらはただ単に舞台の説明や物語への花添えかもしれないけれど、パズルのピースもしくはピースをはめるヒントなのか気になります。続き楽しみです!

  • 日本という国は、東の端にあって、海に囲まれていたこともあって、ヨーロッパという先進国に見つかるのが遅かった幸運な島国だと思っている。国内で戦争はあったけれども、制度設計のおかげで、大半の国民、つまり農民には戦争が関係ない出来事になっているから、時代とともに武器を持って争うことが減っていった、合理的な国のように考えている。

    では、古来から幸せな国かといえば、そうではない。国が小さいので資源は少なく、海と山の関係もあって気候変化が激しく、複数のプレートに乗っかった土地だけに、地震も多かったことだろう。そんな不安定な土地で農民をやっていれば、苦労は絶えないに決まっている。この国で多くの人が感じる敵は、敵うことのない大いなる自然だったのではないだろうか…

    この漫画は、アイスランドの厳しく雄大な自然と、そこでつつましく暮らす人間の生活が描かれている。人よりも、自然が生活に強く影響する人々の態度を見ていると、本で読む明治以前の日本人を思い起こさせる。この漫画で描かれるアイスランドの土地や人を見ていると、現代でありながら、時代を遡っていくような不思議な感覚があって楽しい。

    ゆったりとした気分で読める漫画は貴重なので、とても大切に読ませてもらっている。あと、登場人物の美しさに浸れるのも、この漫画を読む特権ではないだろうか。

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