北北西に曇と往け 5 (青騎士コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047362635

作品紹介・あらすじ

北欧アイスランドを駆け巡る、探偵・御山慧(みやま・けい)のジュヴナイル・ミステリ第5巻! 殺人事件の容疑がかけられた弟・三知嵩は無実を訴えた。いま、慧は走り出す。……真実を知るために!

感想・レビュー・書評

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  • 「地面が……破裂してるみたいだ」

    小さいのに雄大で剝き出しな自然の力強さ満点の、アイスランド観光案内マンガ第5巻、読んだ人みんなWikipediaを検索するでしょう。火山ヤバい。
    今まで「一度は行ってみたい場所1位」はボラボラ島でしたが、この漫画以後は文句なくアイスランドです。

    140個の火口が25㎞に渡って並ぶ壮大な景色、見てみたいなー。でも漫画の中でケイと一緒に訪れた気分です。

    そしてアイスランドの申し子のようなリリヤの歌声とチェロがもう美しくて…いやこれは幻聴でした。
    「演奏が終わっても音楽が止まらなくて頭の中でずっと聴いてた。最高だった」
    と素直に語れるケイが素敵です。

    で、探偵業でワンエピソード、ミチタカがやってきて不穏に以下次巻、と、いや盛り込みすぎでは…。それぞれの要素全部好きなんですけど、バラで読むと物足りない!もっとください!
    「木曜日はホットドッグモーニングの日だ」
    っていうのも好きです。シンプルな朝食。

    サイキックサイコパス殺人鬼な弟ミチタカもケイと住んでいれば平穏に暮らせるのかな。ミチタカのお話はどの角度から読んでも不安が襲ってきますが、続き気になります。

  • ・楽器が鳴らない。車が走らない。
    ・リリヤの演奏
    ・未知嵩と暮らす
    ・依頼:夫の浮気
    ・小説家とファン
    番外編
    ・写真と鳥と慧
    ・ホットドック
    ・ご機嫌な理由
    ・君の演奏が聴きたい
    ・幼なじみ

    〇土地の空気が人を作るんだなあ
    〇氷山の下の噴火。それでもアイスランドに根をおろす人々
    〇リリヤちゃんに振り回され始めた慧くん。ジャックとカトラは少し慧くん心配してたけど、17歳だから。これからだから。
    〇未知嵩くん、急転直下

  • リリヤ、音楽が戻って良かった。「頭の中でまだ響いている」「いつ止まるんだ これ」って、最高の賛辞やね。彼女の楽器がチェロなのすごいわかる……わかる……!!!
    補遺も良かった〜。贅沢な読書体験。

  • ミステリーもリリヤとの関係も両方良かった。
    リリヤも慧も2人とも素直になってきてるのがよい。
    次の巻も楽しみ

  • たまたま本屋さん行ったらもう並べてあった!前日入荷だ!やったー!!特典カードも入ってた!

    相変わらず情景がすごい。旅してる気持ちになる

    今巻はミチタカが年相応にわがままでおにーちゃんが大好きで自分の魅せ方をわかってる子だというのが描かれてる。
    ほんとにキャラめちゃ丁寧よな〜……一気にミチタカの前後というか、日本で何があったんだろうってのを考えさせられる。処世術なんだろうなぁ、人の心に入り込むのは。

    リリヤちゃんの歌に感動してる一連の流れよかった〜、昔よくあった「恥ずかしがるのを隠すために相手に毒付く」みたいなの一切ないもんな。ちゃんと素晴らしいものを正面からなり言葉を使うなりで伝えてるもんな、最高だよ、心がきれいな作品は読んでても空気がきれい。

    と思ってたのに最後不穏〜!!!読むの怖いような気になるような。インク色が青色なのめちゃくちゃにかわいい、、
    ところで前回の旅行企画どうなったんだろう

  • そうそう、探偵してるんだっけ。
    浮気調査なんてベタだなぁと思ったら
    ちょっと素敵なおはなしでした。
    リリヤとの交流も深まってきたし。
    寒い国のほっこりエピソード。

    …だけで終わらないのがな〜。
    弟、どうなってんだ。
    どれが本当の顔なんだ。
    ケイのお兄ちゃんっぷりは微笑ましいけど。

    あと、色を変えて掲載されている
    脇キャラ視点の短編が良かったです。

  • 思わず慧と三知嵩との違いを考えた。
    ふたりとも同じ、傍目には恵まれているとは言い難い環境で高校生まで育ったのに、
    生き抜く知恵を身につけ、できる限り自分の世話を自分でしようとする慧と、甘え上手で他人に自分の世話をさせる三知嵩(あまりにも依存が強く、境界性パーソナリティ障害の描写と私は受け取った)

    2巻でアイスランドを「知恵で生命が許される隙間をこじ開けないと」「動物も植物も知恵のあるやつらだけが生きていける」と評した慧を、
    「慧ちゃんみたいだなあ」と評した清を思い出した。

    この先の展開も楽しみ。

  • 最高。
    続きが気になる!

  • 相変わらず景色が美しい…
    そして老若男女美しい人たちばかり。
    三知嵩の人間性のヤバさは反面教師。。。

  • 御山慧が鬼カッコいい。それだけでお腹いっぱいなのにストーリーも素敵。読み終わったら絶対にコーヒー飲みたくなる。

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