ハクメイとミコチ 9巻 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 369
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047362727

作品紹介・あらすじ

たとえば里芋を食べる時、それが自分と同じ大きさだとしたら?
たとえばニンジンを切る時、剣のような包丁を振りかぶるとしたら?
身長9センチメートルのハクメイとミコチ、ふたりの生きる世界では「大きい」と「小さい」の基準が私たちの世界とまったく違うのです……!

育てた野菜がまるまると大きくなってしまう「カボチャとやぐら」、タヌキやアナグマたちと食卓を囲む「大きな集会」、鳥に運ばれて空を飛ぶ「臆病者とズキンガラス」など、最新9巻は「小さなひと」が「大きなもの」を味わうエピソードが楽しめる! さらにふたりの出会いを描いた一篇「出会いと草刈り」も収録。ミコチがまだひとりで暮らしていた頃に突然訪れた“その日”の思い出が、ついに語られます。

感想・レビュー・書評

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  • 身長九センチメートルの小人、「ハクメイ」と「ミコチ」をはじめとした、その世界の住人や友人たちの日々の暮らしを、淡々と表した連作集。

    連作集と書きましたが、基本は一話完結の短篇なので、この巻から読んでも楽しめると思います。
    が、おそらく、個性的な登場人物の存在が気になり、ハクメイたちとの出会い方も含め、最初から読みたくなること、うけあいです。

    なんて書きましたが、そもそも主役のハクメイとミコチの出会い自体、まだ明らかではなかったのですが、この巻で念願の! これについては、読んでのお楽しみということで。ちなみに、「イワシ」の住居も初公開されてます。大家さんとの交流が温かい。

    世界観については、コンピュータなどのハイテク産業や家電はなく、西洋の中世ファンタジーに近い感じですが、戦争などのバトル要素はなし。それから、「どうぶつの森」の感じが少しあるかも。

    ただ、その世界には、偉大でかけがえのない歴史と時間が、しっかり息づいていて、この9巻までのハクメイとミコチの仲間達の交流の積み重ねや、過去や未来が、ちゃんと物語に根付いているからこそ、物語の内容が深くて面白い。

    「ウカイ」の弔いを毎年やっていることもそうだし、ハクメイが昔、緑尾老のキャラバンにいた過去があることも、たまに登場していた車掌さんのデートにしても、ハクメイ達の会話によって、過去の時間の存在を知る事が出来るし、ファンの方なら、過去の巻のあの話との繋がりで楽しめたり、世界が確かに息づいていることで、読者もその世界の住人になったような気分を味わえる。まるで、ハクメイの頭にのっているクワガタの「コハル」みたいな視点で。

    また、今回は改めてハクメイの性別不詳のネタが騎鳥便にあって、それがまた妙な面白さを出しているのですが(イワシの大家さんが一発で見抜くシーンは、さすが女性だという、作者の細かい設定の作り込みの凄さ)、確かに、ミコチに看病されている話を見ると、完全に旦那みたいになっていますよね。

    個人的に印象深かったのは、司書の「キアン」が休みの日に図書館で過ごす話で、現在、私の近所の図書館が、全て休みになっている状況なので、またこのキアンのように、落ち着いて楽しめるひと時を望みつつも、今の過ごし方を楽しもうと思いました。

  • 漫画喫茶で読みました。

    カボチャ育てたり、カーネリアンと乗り合わせたり、車掌デートだったり、十三回忌だったり、病気したり、馴れ初めだったり、司書の休日だったりイワシの休日だったりカラスから落ちたり超速料理や大型動物の食事会。

    カボチャの実に水をかけても意味ないと思うのだけど。
    根っこにかけなきゃ。
    風呂シーンがあるけど、ミコチって少し下っ腹出てるのね(リアル)。

    ジャダとカーネリアンのタクシー回とカボチャ回は同じ時間帯なんだろうか?
    っていうか、この世界で雨の日に外にいるのって命懸けなんだな。
    騎鳥便のときも雨のせいで三人がのべ4回も死にかけてるし。

    いちおう出会いが描かれてるけど、ここからどうやって二人で住むことになったんろう。
    いくらなんでもハクメイの目が死にすぎなので、緑尾狼と別れた後に何かあったんだろうか?

    やっぱサイズの違いによる苦労の話とか面白い。

    普段は釣り漫画を読んでも釣りをやってみようとは思わないのだけど、この巻の あとがき を読んだらちょっとやってみたくなった。

  • かぼ助とか大きな集会とかでハクメイ達の小ささを再認識。楽しそうに暮らしているから気にならないけどサイズがあまりに違うと住みにくさもあるんだろうな。
    でも助け合っている事の方が多くてほのぼのする。
    ハクメイ達だけじゃなく他のキャラ中心の話も多く、世界が広がっていくのも嬉しい。

  • 読了
    1回目 2021.2.21

  • ファンタジーな小人の世界観にいやされる-。現実もこんな風な日常だったらいいのに。

  • ハクメイとミコチの出逢いのエピソードがようやく描かれました。良かったです。カバーイラストで廃車両の集会所が描かれているのが細かくて好き。
    今回も美味しそうなものがいっぱいでした。蜂蜜カモミール飲んでみたい。

  • そういえばハクミコの出会いの話って初めてだったっけ。ちょっとびっくり。

  • かぼちゃのお話。
    この世界の動植物のサイズは人間世界のサイズなのかな。
    でも人間はいない?人型は小人サイズ?
    世界設定が気になるなあ。
    等々ムクムクと知りたい欲が湧いてきました。
    この世界の歩き方的な設定本が読みたいです。と毎度言っている気がする……。
    (設定本の歩き方は自分が読みたい内容か判断つかなくてがっかりするのがイヤで買えてません)
    二人の出会いがイメージ通りでした。
    ハクメイとミコチは読み始めた頃の自分の中の印象よりもう少し大人な女性だな。と出会いのお話と既刊を再読であらためて軌道修正しました。
    虫族のお嬢さんの恋バナがしたいお話。この手のエピソードを読むと自分にはない要素なので少しの疎外感を感じます。

  • 料理でも裁縫でも、働くミコチの姿がかっこいい。
    毎回思うけれど、ごはんが本当に美味しそうなんだよなあ…。

  •  さすがに9巻ともなると登場人物が増えて、誰だっけ?
     となるので、本棚から既巻を取り出して、ついつい一巻から読みふけってしまうそんな物語。
     架空の世界なのに異世界感が無くて、自分が世界に溶け込んで住人になってその場に一緒にいるかのよう。

     巻末の「お前は来んでいいー!」は、個人的な水族館の思い出に繋がって笑いながらも涙が出た。

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