ダンジョン飯 10巻 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
4.28
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本棚登録 : 1544
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047362741

作品紹介・あらすじ

食べた魔物は数知れず。ついに迷宮の最下層、
狂乱の魔術師・シスルの棲家にたどり着いたライオス一行。
彼らを待ち構えていたのは、迷宮最強のーーウサギ!?

ファリンを救うため、迷宮の主となることを決意したライオスは
パーティーの全滅を回避し、シスルを倒すことができるのか。

死闘に次ぐ死闘! 200ページを超える大増量でお送りする第10巻。
毎巻恒例、描き下ろし漫画[モンスターよもやま話]も、もちろん収録。
お楽しみに!!

感想・レビュー・書評

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  • 「マルシル 俺はようやく覚悟が出来た」
    「覚悟?」
    「奪う覚悟と奪われる覚悟だ」


    ダンジョンで飯を食うダンジョン飯、第10巻。
    ついに有翼の獅子の元へたどり着く一行。
    元の姿に戻すためとは言っても、妹をその手にかけようと決意するライオスの苦悩。
    そして狂乱の魔術師シスルとの決戦。
    ……というシリアス進行しながらフェニックスのコンフィやドラゴンサイズ兎カレーを作ったり、ネクロマンシーでスリラーしたりのギャグも忘れない。素敵ファンタジーです。カレーを食べるキメラドラゴンの描写だけで7ページあります。
    久井諒子の漫画を読むと、面白さとは別に技術的な漫画の上手さというのをすごく感じます。見やすく、分かりやすい。あと扉絵が毎回素敵。67話のファリンが蜜を吸っている場面は涙なしには見れないし、68話のシスルの目が本の表紙の目に置き換えられてる絵はゾッとします。

    ファンタジーのパロディとして始まった本作でしたが(著者はそういうネタ多いですよね元々)、ここまで重厚な設定を積み重ねたファンタジー作品としてこれだけ売れてしまうとスタンダードとしての立ち位置を得てしまいそうです。

    さて、有翼の獅子はライオスにもマルシルにも希望を示してくれて、これだけ聞いていると良い未来へ進んでいるように思えますが、ミスルン・カブルー組の話を念頭に置けばこれは「悪魔の誘い」に他ならないわけで……最後にどういう形で一波乱があるのかとても気になります。

  • ダンジョン飯シリーズ、やっぱり好きだなぁ〜

    有翼の獅子の表情が豊かで、目が釘付けになってしまいました。かわいいんです、、

  • 今回もよかったー!!
    VSファリンも終了し、物語は多分かなりクライマックス。
    だけどそもそも魔物を倒して食べるというテーマが変なこともあってか、シリアスになりきらず、相変わらず脱力ギャグがちょこちょこ挟まれるのが超好き。

    迷宮のウサギとの戦いも、すごくピンチなのに可愛い&笑えた。
    よく考えたら、ファリンに特大カレーを作るためにほぼ全滅しているというのも面白い。

  • 終盤が近いと思うんだけどどこまでいっても料理してるのいいな
    うさぎの戦いが好き

  • うさぎのダンスのところで泣くほど笑った
    はーーーーーーーーみんな幸せになってほしい!!!!

  • ある意味、続けようと思えば長く続けられる(ダンジョン暮らし、新たな魔物や種族など)のに、きっちりツボを押さえて展開し、広がった風呂敷が綺麗に畳まれようとしているの、本当に鳥肌。
    ワールドガイドの内容が充実していることから、「終わり」を設定しての連載だったと思うのだけど、職人魂を感じるというか、漫画が好きなのだろうなあと勝手に想像している。
    最後まで、どうか思うまま走り抜けて欲しい。

    ……さておき、この状態からどうひっくり返すのかなあ。ミスルン組とキメラファリンの動向が気になる。

  • 今回も面白かった。マルシルは頑張ったね…。兎のところの絵面があまりにもシュールだけど、あの状況からの立て直しは純粋に凄い。禁術の行使や寿命についての悩みが今後のフラグのような気がして不穏だと思った。寿命について、前から出ていたけど本当に切実なんだな。辛くて怖いのが伝わってくる。
    ファリン可愛い。カレーが食べたくなった。

  • シリアス展開なのに笑わせるのが何と言うのか(笑)
    ウサギ、可愛いのに怖い。それなのに愉快。
    最後なんてパーティ全滅の危機なのに笑わせるのズルイ。次も楽しみ〜

  • うーさーぎーおーいしー、かーのやーまー
    マルシルの本領発揮。っていうか、マルシルってそういう星回りだよね。ギャグとシリアスを両立させるヒロイン。そしえ、まさかの正体。
    もうすぐ最終巻なのか? シスルとの決着の後も、……いろいろありそう。

  • 地上では、島の人間たちや冒険者たちとエルフたちが諍い。
    6階では、カブルー、ミスルンとカナリア隊が合流。
    ここで明らかになる、シスルの過去。
    国民のため、国王のために取った手段は、時を経るにつれ、
    僅かな心の行き違いから齟齬が生じる。皆を救うためだったのに。
    そして現在、地下迷宮の最深部、狂乱の魔術師の家に到達した
    ライオス達。有翼の獅子を助けるのが大掃除ですか~。
    そりゃあ勝手に片付けられたら、シスルでなくても怒り心頭ね。
    ついにシスルと対峙の時を迎えたけど、ギャグとシリアスが
    交じり合って、得も言われぬコクを味わえます・・・って、カレー!
    ファリンの兎カレーを食べるシーンに刺激されて、
    実際、カレーを食べに行っちゃいましたよ。
    マルシルの真の望みにライオスの覚悟がわかったけど、
    対するシスルの強力なこと・・・って、場所が台所!
    仲間たちが魔物に調理されるって発想は、面白スゴイ。
    いよいよクライマックス近し?だけど、
    有翼の獅子の正体やファリン、カブルーやミスリン等の動向も、
    気になっています。早く次巻が読みたいなぁ。

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著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

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