瑠璃の宝石 2 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
4.28
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本棚登録 : 145
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047366152

作品紹介・あらすじ

鉱物採集に熱中している女子高生ルリが、次に目指すのは、サファイアの産地! ほんのひと欠片の標本と科学的知識を手掛かりに、鉱物の生まれた場所を見つけ出そう。本格サイエンスアドベンチャー、待望の第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • 一冊まるごと「一つの研究の始まりから終わりまでを地道に見せる」という、とても珍しい内容。なのに読み飽きない。

  • パンツ要素がなくなって良かった!w
    これで、子どもにも見てもらいたい良書になりました。w
    1巻とは趣が異なるストーリーで、1つの石を筋道立てて探しに行く内容でした。わかりやすい面白さは減ったかもしれませんが、調査する・研究するという行為において1つ1つステップを踏むことの大事さ、そしてその裏付けによって目的を達成することの素晴らしさを描き切っています。
    これからも楽しみな作品になりました。

  • 一巻と同時に購入。キャラが大声で世間に物申すこともなく、奇を衒った展開もなく淡々としてて読みやすい。

  • ルリが少しずつ成長しているのが好印象です。

  • 鉱物採集の漫画とは珍しい
    石ころけんさんみたいだ

  • 知識はあっても、それが現実に結びつくことって、なかなか無いしな。子供の頃、真夜中に見上げた星空に、図鑑で見た通りのオリオン座が、思ってたより遥かに大きく輝いていて。その驚きが、天文への興味に結びついたからなあ、自分の場合は。瑠璃が自分の手で砂を採集し、濾して、顕微鏡で観察し、地図を辿って可能性を一つずつ潰し、候補地を絞り込んで踏査し、遂にはサファイアの入った泥岩を見つけるに至る。知識が形になって現れるどきどきは、人生にとって希少なものだし、なんだかとても羨ましい。顕微鏡とポケット図鑑くらいは欲しくなるな。

  • この、大きく、美しく、青く、透明な、見果てなき石。透かし見ようという意志を持つ私たち。

    『瑠璃の宝石』二巻は一巻ラストで予告された通り、一巻丸々サファイアの原産地探し編となります。
    主人公「谷川瑠璃」が一巻で得た鉱物知識なども踏まえつつ進行することからもわかる通り、これまでの知識を踏まえながら進みますよ。さしずめ、基礎編に続く応用編と言い換えることもできましょうか。

    今回は、歩き回っての現地での採集だけでは終わりません。
    これまで山とのかかわりで語られた川砂の採取についても、今度は山間にある原産地を特定するためのデータ取りという明確な理由があります。すなわち腰を据えての実験室での作業が欠かせません。

    そんなわけで二巻は科学とは知識だけではなく、真実を詳らかにするための方法論だということを知る巻となっています。というより、読者の私も知識に留まらない実感として教えていただけた気がしました。

    具体的には――帯にも書かれ、作品の案内役を務める「荒砥凪」の口から出ている通り、採集、観察、検証という三段階の科学的アプローチを作中で教えてくれます。その結果として、飽き性だった主人公が反省から気付きを得て一連の調査に転機をもたらします。まさに見逃せない形になっているのですね。

    基本は顕微鏡での観察という漫画としては地味な絵面に終始するかと言えばそうでもなく。宝石は大きい方がいいものというある意味当たり前な発想に限らず、むしろミクロな世界の感動もあり得たりします。
    この辺に、基本的なリアクションを主人公に一任しつつ、彼女に鉱物の世界を教えるふたりのことを抑え目なテンションにした理由もわかる気がしてきましたね。

    声高に謳うだけでなく、物静かに諭されることで見えてくる、感じ取れるものもある。
    網膜を通すことで、ロマンという名の胸の高鳴りが自然と湧き出してくるのだなあと思ったり。
    この辺りも、実際の結晶や原石を目にした感動の一歩先に踏み込んだようで、主人公の成長を感じます。

    「視点を変えれば見えてくるものがある」という、本作に通じるテーマがわかりやすく提示されるのがまず顕微鏡だとして、色々な視点に立つにはデータ取りが必須だということも理解できました。
    机上に地図を広げてのデータとの照らし合わせに、現地に行ってみないとわからなかった伝承がまさかの仮説を生み出すなど、物事を進める奇抜な発想は何がもたらすかわからないというものですね。

    なので、合理化は必要だけど、必要なデータを見逃してはいけない。
    ……文面は全然違いますが、作中で効果的に用いられたある一言を聞いてものすごくドキリとしました。

    この漫画は、丁寧で文脈にしっかり溶け込んだセリフ回しが上手いです。
    けれど淡々とした流れに絶対聞き逃してはいけない言葉を織り交ぜることも上手いのだと嘆息しました。

    あと言っておくべきことですが、二巻は実地と実験室の往復を重ね、サファイアを追うという流れで一貫しています。他方そのことは忘れないようにしつつ、箸休めとして別件の採集の話もあったりします。

    この場合に取り出されるのは瑪瑙や、とあるレアメタルの話など。
    主人公(≒立場としては読者)を飽きさせないような工夫がされているのが構成として美味しいですね。
    学究的な姿勢を重視しながらも、金銭的、美的な価値観を否定しないでいただいているのはありがたい。

    それと瑪瑙は一巻で触れた鉱物の振り返りとなっている一方、レアメタルは地球の構造「マントル」に触れる取っ掛かりになったりと古きと新しき両方に向けたフックになっているのも示唆的かもしれません。
    今回は次の巻のテーマは何ですという明確な引きはありませんが、ひょっとすればきっちり次の巻に向けた呼び水を作っていただいているのかもしれません。

    それはそれと、サファイアの鉱脈に辿り着くまでの苦労と感動も別に損なわれたわけではないというのも面白いところですが。まぁその辺の感想については実際に辿り着いた(=読み終えた)方の特権ですね。

    さて、そんなこんなでこのレビューのまとめに入ります。
    鉱物には門外漢な読者も主人公の成長を追体験して学習できるこの漫画も二巻を迎えました。
    牧歌的な水場や山肌の情景の中で、見え隠れする輝かしい宝石の質感が素晴らしい。加えて女の子三人の掛け合いだけで、ここまで楽しく学べる漫画を作っていただいたことに改めて感謝の念を表します。

    巻頭の、物静かではあるけれど、確かな愛情と情熱を「石」に向けた読者への案内文をはじまりとして。
    路傍の石なんて言葉はあってもきっと愛は籠っていないことを知ったこと、悠久の時と空間に向けたロマンを私が感じることができたことは、間違いなく先人たちとこの漫画の功績であるのでしょうね。

  • 鉱石採取の地道さと楽しさが伝わってくる。一巻のときは少々不安だった部分が、キャラクターの成長とともに解消されて良かった。

  • ミネラル漫画の第2巻。
    1巻の時点では主人公のキャラがちょっと鼻につく感じだったけど、2巻ではウザさが抑えられて読みやすくなった。でも、その分漫画としては没個性になったような気もする。まぁ、「鉱物漫画」としてのニッチは十二分に獲得してると思うのでこのままキャラに頼らない感じで続けてほしい。

  • ■書名

    書名:瑠璃の宝石 2
    著者:渋谷 圭一郎 (著)

    ■感想

    やっときた2巻。
    今回はサファイアを探す物語がメインです。
    3人のメンバーしか出ていないのに、これがなかなか面白い。
    3人ともよい性格だし、鉱石という題材でここまで面白く漫画
    を描けるのはすごい。
    次もサファイア編の続きっぽいので楽しみにしています。

    鉱石って自然が成すものだからこそ、確かに、宇宙規模の何かが
    原因で、今の形になっていたりするんですよね。
    鉱石のある場所を探す方法も、科学という感じ。

    何か大きなことが起こる物語ではないけど、歴史を変える可能性が
    ある鉱石の物語。

    こういうの好きな人はたまらないと思います。
    慣れてきて、絵が雑にならないのだけ祈っています。

    次も楽しみにしています。

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