- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047366671
作品紹介・あらすじ
ウィリアム殿下の過保護にお困りの私、伯爵令嬢リリアーナ。
留学生のクリスと友達になったのだけど、ひょんなことから彼が誰かに恨まれていると知ってしまう。
そこでウィリアムに相談するも、「クリスとは関わらない方がいい」と妙によそよそしくなり嘘までつかれ――
それなら実家に帰らせて頂きます!
すれ違いの日々を送るようになった私達は……!?
感想・レビュー・書評
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"氷の王子"であったことを忘れてしまうほど過保護に拍車がかかっているウィリアム殿下と、その殿下と婚約中の伯爵令嬢リリアーナ。
リリアーナは留学生のクリスと友達になったものの、ウィリアムはクリスへの嫉妬を拗らせる。
そこから誤解もあり、リリアーナとウィリアムにすれ違いが生じ、リリアーナは、彼女を溺愛する兄弟のいる実家に帰るという流れ。
今回はとある事情で、リリアーナの「地味に嫌なお祈りシリーズ」が抑え目なのがちょっと残念だけど、クリスがいい性格をしていたり、リリアーナを溺愛する兄弟がウィリアムの前に立ちはだかる様子、幕間でのリリアーナの侍女モリー・護衛騎士ケヴィンのやりとりなどを楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらずお互いのことが大好きなリリアーナとウィリアム。大切だし、離れたくないからこそ、不安になることもあるのかも。2人とも、初恋同士だし…。不安になったときに、しっかりと言葉にできない似た者同士の2人のすれ違いはもどかしかったけれど、離れることは絶対になさそうなのでなんとなく安心できる部分もあった。ケンカになるとリリアーナの味方ばかりだから、ウィリアムはちょっと可哀想だったけれど。誤解が解ければ、とにかく甘い雰囲気が戻ってくる2人をずっと眺めていたくなった。