破局予定の悪女のはずが、冷徹公爵様が別れてくれません! (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 70
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047371651

作品紹介・あらすじ

小説の中の強欲な悪女に転生したグレース。
悪女として主人公の冷徹公爵を弄んで捨て、ヒロインと出会うきっかけを作らないと、戦争が起きてグレースは死んでしまう。
バッドエンド回避を決意してキャラに徹するグレースだけど、真面目な性格のせいで悪女になりきれず「絶対に別れてなんかあげないよ」と逆に振るはずの公爵様から溺愛されてしまい!?

感想・レビュー・書評

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  • あとがきに正統派ヒーローって書いてあるけど、この人だいぶ様子がおかしいと思う。好き。

  • 元々の性格と全く違うキャラクターに転生してしまったことに気が付いたグレース。悪女らしくする、浪費する。どちらも全く向いていないのが伝わってくるのが楽しくなる。バッドエンド回避のために大好きなゼインから嫌われなきゃいけない。と頑張るのは切なくなるけれど。嫌われよう、悪女らしくしよう。そう思っているはずなのに全くうまくいかない、それどころかいい人っぽい。とみんなに思われているグレース。ヒロイン登場後の未来がどうなっていくのか気になるところ。今後、ゼインに嫌われることなんて絶対になさそうだし。

  • 性格も趣味嗜好も真逆の相手に転生してしまうとは。
    シナリオ通りにしないとと無理矢理悪女ぶってはみるものの、元が倹約家のお人好し。
    寧ろ相手の好感度を上げてしまう羽目に。
    必死に隠そうとしてもバレてしまう人の良さ。
    そして無自覚に相手の弱いところを攻めて惚れさせてしまうから、そりゃ相手も別れてくれないよ。

    本来のヒロインの出番は少なく、今後続く物語の序章のようなお話。
    (事実、最終章のタイトルが「そして物語は始まる」である)
    悪女と評判高かった彼女に公爵様が骨抜きにされるまでの物語というか。
    シナリオ的には相手を振らないといけないのに、その相手を本来のヒロインの入り込む余地のないほど惚れさせちゃっては、シナリオ破綻はまったなしか。
    既に色々シナリオから逸れてきているので、この先どうなるやら。
    アルなる謎の少年の正体も分からないままだし。
    気になる。

    気になると言えば、エヴァンとハニワの存在も。
    西洋風ファンタジーの世界観でハニワ登場して吹いたし、初登場が半裸のエヴァンにも吹いた。
    ある意味存在感強すぎる彼ら、大好きです。

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著者プロフィール

ライトノベル作家。2021年1月商業デビュー。溺愛メインの恋愛小説を執筆。

「2022年 『二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる 1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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