王様ランキング 15 (ビームコミックス)

著者 : 十日草輔

• KADOKAWA (2022年12月12日発売)

作品紹介・あらすじ

王様ランキング下位の国・クヒャ国で、麗しの姫・メッヒに城へと招かれたボッジとカゲ。クヒャ国王と意気投合したボッジは、初めての同盟関係を結ぶことに。
ところが、城の内外ではクヒャ国を狙う敵国や盗賊がひしめき、一転して国家転覆の危機に直面する。
一方、変わり果てた姿となった冥府の王・デスハーの元に、救世主が!?

同盟国を襲う最大の危機!!　思惑が交錯する争いを止めるのは──。

新作ＴＶアニメ『王様ランキング 勇気の宝箱』が2023年フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送決定!!
描き下ろし漫画も特別収録の大ヒット冒険譚、第15巻!!

●王様ランキング 公式ツイッター●
@osama_ranking

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2022年12月20日]

初の同盟国となったクヒャ国の危機！ボッジ不在の中、王たちは裏切り者によって追い詰められる。クヒャ国を乗っ取ろうとするゲスラン国。それに利用された盗賊たちは反旗を翻し三つ巴に──。

絶体絶命に駆けつけるのは兵士長サディ！なんだか怪しいムードを見せつつも、ゲスラン国、盗賊たちとの騙し合いバトルが始まる！足の不自由な剣士もここで正体を明かし、戦況がまったく読めない状況へ。人々の二面性。クヒャ国編でも一筋縄ではいかない人間ドラマで魅せてくれる。メッヒがどんどん好きになる。

そこに駆けつけたボッジ！デスハーとの邂逅、王の間での一件とコミカルな天然っぷりが可愛い。ここでやっとボッジの本領発揮！ボッジが強キャラすぎて、展開が遠回りになってるような。でも、次に戦う相手はこんなんどうやって倒すの？という最強の敵に。カゲの因縁も交わってきて盛り上がってきた！

神と王様ランキングの関係性もわかってきそうな予感？めちゃくちゃいいところで次回に続く！足の不自由な男の真意がつかめないのもハラハラする。ボッジが国を出たことで、自由度も危険度も激増したなと。なんだかんだで悪いけどいい奴が多かったのが、殺しを厭わないキャラも多くなって、その中をボッジがどういう風に駆け抜けていくのかが楽しみ。

[シロさんの感想 · 2023年6月13日]

ボッジ強くなったなあ。
でもカゲと本当にいいコンビだ。

[myomyaさんの感想 · 2023年1月11日]

漫画喫茶で読みました。

クヒャ国でのあれやこれや。

リンギがクヒャ国王を殺しそうになったのを、
足の不自由な男が妨害したり、
サディがクヒャ国王の元に到着したり、
サディがリンギを打ち負かしたり、
足の不自由な男がクヒャ国王を人質に取ったり、
サディが血糊が仕込まれたナイフで一芝居打ったり。
ボッジがデスハー（とは気が付かずに）を助けたり、
ボッジもクヒャ国王の元に到着したり、
ボッジがリンギたちを瞬殺（殺してないけど）したり、
足の不自由な男が（表向きは）仲間になったり、
ゲスラン軍に駐屯地に向かったり。
ゲスラン国の駐屯地をランキング協会の人が訪問したり。

裏切ったり裏切られたり目まぐるしく状況が変わるけど話は進まない。
ボッジのコチョコチョの空気の読めなさがヤバすぎて引く。
あの時点でボッジは状況を理解していなかったとはいえ、なんらかの理由があって死んだふりしてるんだから、それを邪魔をするのはダメだろうに。
もしかして自分に対してドッキリが仕掛けられているとでも思ったんだろうか？

ゲスラン国にはザキ神という神がいて、文字通りザキを唱えるっぽい。
国土を取りたいのであればザキ神に頼めば良いのだろうけど、どうやらゲスラン国は国民ごと手に入れたいらしい。
なので
　クヒャ国を盗賊に占領させる
　盗賊をゲスラン国が討伐することでクヒャ国民の支持を得る
　盗賊を皆殺しにして口封じ
というストーリーだったもよう。
とはいえ、ゲスランは奴隷がいる国家なんだから、クヒャ国民も奴隷いしたいんだろう。
だったらザキ神で脅しても結果は同じような気がしないでもない。

７ページ、サディとリンギが同じ格好をしているせいで最初は流れがよく分からなかった。
リンギが王様を殺す直前に衛兵を殺すことにしたのかな？なんて思った。

著者プロフィール

●十日草輔（とおかそうすけ）
2016年41歳で脱サラし、子供の頃からの夢で一度は挫折したマンガ家を目指す。
2017年１月から『王様ランキング』を描きはじめ、その後Webマンガに投稿・更新をはじめる。
2018年夏にバズり話題に。のちに書籍化し、現在も連載中。

「2020年 『脱サラ41歳のマンガ家再挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」