ダンジョン飯 (14) (ハルタC)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1342
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047377400

作品紹介・あらすじ

地上に生きる全ての生物の欲望を喰らおうとする悪魔。
止められるのは、ライオスのみ!
世界を救うための戦いの行方は!?

九井諒子描き下ろし漫画、10ページ収録の最終巻。
物語の最後をお見逃しなく!

感想・レビュー・書評

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  • 10年の長編がついに完結!そしてアニメ化!
    冒険ファンタジーに、ダンジョンでのモンスター食が
    盛り込まれ、紆余曲折ある中での物語は、当初の目的を
    果たすために進行する。そして大団円での感動!
    緻密に練り込まれたうえでの登場人物たちの言葉は、
    叱咤激励あり、将来のことありで、対する相手の心に
    響くもの。特にライオスの決断へ向かう心情は、
    ギャグはあれどもシリアスでは彼の考えが
    良く表現されていました。皆の将来のために。
    好きな相手と一緒に、好きなものが食べられる場所を。
    そして食育。
    その場にあるモノを如何にして美味しく料理する工夫。
    食生活の改善、生活リズムの見直し、適切な運動は、
    現代の私たちにも当てはまることです。
    食は生の特権であり、生きるためには大事な行為。
    そしてその食材への感謝の気持ちも忘れずに。
    1巻から振り返り読みをしましたが、
    あちこちに散りばめられたネタがきちんと回収されたり、
    事情がわかったりしているのも良かったです。
    特に謝辞の絵、かのシーンが描かれていて嬉しかったなぁ。

  • 10年! 面白かった!
    出オチになりそうなものなのに、設定や世界観の練り込みが凄く、しかも面白く見せてくれたので、全然飽きなかった。
    十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない……いや、ちょっと違うかな、ファンタジーも突き詰めればスペキュレイティブ・フィクションになる……とかかな。
    最近の漫画は数巻単位で作風が移り変わるのが良し悪しだが、本作は最初のノリをキープしながら深みが増していくタイプで、単純にすごいと思った。
    そしてここまでキャラクターを好きになれたのも久々。
    アニメも楽しみ、次回作も楽しみ、過去の短篇集を再読するのも楽しみ。

    • 土瓶さん
      最後まで息切れせずに続いておもしろかったです。
      最後まで息切れせずに続いておもしろかったです。
      2023/12/20
    • knkt09222さん
      土瓶さんへ
      ほどよいギャグと設定でぐいぐい引っ張られましたね。
      土瓶さんへ
      ほどよいギャグと設定でぐいぐい引っ張られましたね。
      2023/12/20
  • 書き込みをしっかり読みたくて久しぶりに購入。
    アニメも一緒に見て相互補完した。
    最後の方少しだれたけど、綺麗に終わってよかった。チェンジリングの所が好き過ぎて何回も見返してる。

  • 【あらすじ】
    地上に生きる全ての生物の欲望を喰らおうとする悪魔。止められるのは、ライオスのみ!世界を救うための戦いの行方は!?九井諒子描き下ろし漫画、10ページ収録の最終巻。物語の最後をお見逃しなく!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    ただの異世界ファンタジー物だと思っていたら、最終的には「食に対する飽くなき欲望」みたいな壮大なテーマになってて笑いました。まさか主人公の悪食趣味が世界を救うとは。連載期間が長く、単行本が出るたびに少しずつ読み進めましたが、楽しく読めました。

  • 2024.1.20
    ウィザードリィ的な幻想グルメ漫画かと思いきや、善悪の彼岸の話だったのか…。
    悪魔の描写の凄みにこの作家さんの懐の深さを感じる。

  • 読み終わったらお腹すいて来たなあ

  • 一気読み!
    食べてるものは「魔物」だけど、生きるために、パフォーマンスを上げるために、食べることの大切さを訴えている本。
    食欲は最も基本的な人間の欲の一つ、でも、それを否定せず、人の欲に限りがないことも含めて人間の営みを肯定する物語。

  • 2014年に『ハルタ』で連載がスタートしたグルメ×ファンタジー漫画。10年の長期連載となり、この度無事完結しましたね。九井諒子先生お疲れ様でした。「ダンジョンの中にいるモンスターってどんな味なんだろう」というファンタジー世界における人の”食欲”に目を付けた作品で、じゃあ実際にモンスターを食べるとしたらどんな料理になるのかな? その生物的な構造・特性ってどんなもの? ということを突き詰めて考えることで、独自のリアリティを生み出した傑作です。さらに九井先生のストーリーテリングと、親しみやすさを覚えるコミカルな漫画表現がすばらしく、繰り返し読みたくなる魅力的な漫画でした。

  • 好きだ
    終わりも大好き
    この先、別れやまた知らない出会いの部分もずうっと見ていたい
    だけど、終わりがあるからこその生であり食事なんだよなぁ。あっという間ながらに、確実に時間も感じるこの作品の良さ!

    九井諒子のまた別の作品も楽しみです

  • 大団円
     暴力機構が凶悪だと、少数民族の保護みたいなのをやる、といふ網野善彦説が、まぁ、出てきて、はい。
     オークは文明人として扱はれてゐる、と言ふのの、この作品での扱ひ、かういふのはいいと思ふ

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著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

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