たまに取り出せる褒め

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  • KADOKAWA (2024年2月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784047378216

作品紹介・あらすじ

ふとした時に懐から取り出して、にんまりと心を温める、誰かに褒められた記憶のストック。
そんな記憶は他人のものでも、どういうわけか嬉しくなってしまうものなのである。

描きおろしには絵本作家・ヨシタケシンスケ氏と
TVプロデューサー・佐久間宣行氏の“褒めの記憶”エピソードを収録!

オモコロの人気連載が描きおろし2編を加え、待望の書籍化!

みんなの感想まとめ

誰かに褒められた記憶を振り返ることで、心が温まる体験を提供する作品です。読者は、過去の褒め言葉が意外に心に残っていることに気づき、感情がほっと和らぐ様子が描かれています。褒められた瞬間が人生においてど...

感想・レビュー・書評

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  • ネットで読んでいたものが本になってると知って急いで購入。自分まで嬉しくなるほっこりした話ばかりで元気が出る。特にピザポテトとマーベラスとムードメーカーが好き!
    私の取り出せる褒めは職場の人が言ってくれた『「うちの事業部のおしゃれ番長は○○さんだよね」ってみんな言ってたよ』かな、自分がいないところで褒めてくれてた話を聞くのって嬉しいな!

  • 以前ネットで読んだことがあり、単行本出てるの知って思わずポチッた。読む先からなんか涙が止まらなくて、思わぬデトックス効果があった。
    そういえば、私もそういう褒め、貰っていたかもなあ。これまで自分の不遇とか不満とか、そんなことばかり注目してたから、忘れていた。何気なく褒めて貰ったことがたくさんあった気がする。
    「いつどんな褒めが誰の人生をつくるかわからない」ホントそうだよなー。私もそんなきっかけを作れる側になりたい。褒めは伝えよう。

    今思い出した私の褒めは、小1の頃の「おしりを拭く時トイレットペーパーの長さはどのくらいが良いと思いますか?」という先生の質問に対して、これくらい!と両手で表現したら「そう!正解!」と言われた事。なかなかしょうもない褒めだけどやたら記憶に残っていてフフッとなる。そして今思うと、その長さかなり短くない…?

  • 着眼点が面白い。
    あとがきにもある通り、じんわりとホッカイロのような温かさをくれる。
    自分の褒めについても考えてしまった。

  • 市井の人々から寄せられた過去の喜びや嬉しい気持ち、本当に個人的な体験と感情を再現したweb漫画を集めた単行本。
    メディアサイトでの掲載ということで出版社が編集に関わった漫画よりも令和らしさが感じられる。それを言えば「他人の過去の褒められた経験を漫画化する」のが読んでいて楽しい漫画して受け入れられてるのはすごく今っぽい。読者から送られてきたエピソードを漫画化するのだとぶんか社の「本当にあった笑える話」などがあるが、ほんわらが4コマ誌であること、扱っているエピソードが笑える話と褒められた話という大きな違いがあるがその上で実話に対する姿勢が違うと思う。今っぽい価値観が表れてるのはオモコロ掲載のこちらだろう。エンタメとしてはどちらも良さがあるし私はどちらも楽しめる。

    描かれている室木おすしさんの絵柄はかわいらしさと暖かさがあるイラストレーターさんらしい良さであふれている。コマ割りや演出がストーリー漫画で見られるような王道なものであるので漫画を読み慣れているとスラスラ読めた。

    日本のどこに住んでるかもわからない、人生で交わるはずのない他人の嬉しい体験を漫画で読める嬉しさ。追体験とは少し違う。この漫画を読むことでここに書かれた人達の喜びを祝福しているような嬉しさを味わえる。嬉しいことがあった誰かに「良かったね」と言えることは幸福だ。

    個人的に好きなのは、マーベラスのももさん。私も過去に園児の母だった。立場が似ていた人の経験に自分の記憶を重ねてしまう。
    子供を産み、彼ら彼女らの人生を最初から見守っていると自身が世界の主役ではないような錯覚を覚えるときがある。自分自身というひとりは自分の世界の主役には違いないのだが、子供の衣食住を世話しながら可能性を広げ続ける子供を見続けることで、子供の人生のわき役である自分が自分の人生の主役だと忘れてしまうのかもしれない。幼児の母は自分と子供の人生の世話で時間が全く足りないし、人によってはマミーブレインが現役だしで忘れっぽい。大事なことも忘れてしまう。

    マーベラスの回が特に好きなのは89ページにある。一人の母親であるももさんが「主人公になった気がして…」ではなく、感謝や喜びの中で本当の主人公として表現されているからかもしれません。本当に素敵なページだと思う。

    描き下ろしはヨシタケシンスケ氏と佐久間宣行氏にインタビューをおこなった上で描かれた漫画2本。彼らの子供時代からの人生が描かれており、ページ数が多いこともありwebで連載されていた今までの漫画とは趣が違う。彼らの取り出せる褒めは人生や仕事に直結している。はっきり言って重い。ヨシタケさんのは特に。漫画も長い。正直言って読みたいものではなかった。なんか違った。現在と繋げるなら笑顔の天才のセロさんくらいは良かった。

    クオリテイが高ければ良いというものではないし、クリエイターのむくわれる苦労話(最後は成功があるので安心して読める)を上手く漫画化しても求めていなければあんまり楽しめないんだなということがよくわかった体験だった。

    ももさん以外では
    ・ミジンコ発見/手羽先さん…ささやかだが、たしかにこういう褒めが子供の日々の悲しさを支えていたと思う。
    ・アイドルうさこ/しょうじさん…泣いた。人が人を好きになる。それを伝えるとはなんと素敵なことなんだろう。最後の大ゴマでフォトフレームがうさ耳っぽく描かれているのも上手い。
    ・鬱陶しい職場/グリルチキンさん…単に面白い漫画として上手すぎた。キャラデザが素晴らしい。
    ・投稿!特ホウ王国/どんべエさん…これは「褒め」の記憶というより「客観的に見た自分の価値」に気付いた瞬間を描いた稀有な漫画だと思う。ドンベエさんのキャラデザの「どんべエ」と名乗ってる感も上手い。あとこの漫画のおかげで特ホウ王国にウンナンが出てたことを思い出した。懐かしい。

  • 人生のふとした瞬間、誰かに褒められる時。その褒めがずっと心に残る事がある。そんなエピソードを拾い集めた、ほっとする漫画。「誰かに褒められた事あったっけなあ」と考えたくなった。

  •  一つ一つのエピソードが感動的で、素晴らしい本だった。

     果たして自分には取り出せる褒めなどあるだろうかと思い出そうとするが、全く思い出せない。スピリッツの編集さんにはめちゃくちゃ褒めてもらって麻薬のように気持ちがよかった。しかしたまに取り出して自分を励ましたり自信を持つことができるかと言えばそうではない。嬉しかった記憶として残っているだけだ。自分を肯定できる記憶は、最初にヤンマガの担当さんが連絡をくれた時と月間賞の奨励賞の連絡の電話の記憶だ。二人の子どもと最初に会った時の記憶も嬉しい記憶として鮮明だ。褒められるのは嬉しいことではあるが、ちょっと居心地の悪さもなくはない。

     漫画教室をしていた時は生徒さん全部の作品を褒めることにしていて、それが取り出してももらえるものか不明なのだけど、結果的に何人もの漫画家を輩出することができている。

     今は子どもを褒めに褒めまくっている。しかし心とは裏腹に口先だけで褒めるケースも多々ある。人の行動には極力ケチをつけない方針だ。

     などと書いているうちに思い出した。大学のゼミの合宿で沖縄に行った時のことだ。当時、ワールドミュージックが流行っていてその一環で沖縄民謡に関心があって、ゼミの数人と民謡バーに行った。そこで泡盛を飲んで民謡のライブを見てすっかりご機嫌になった。民謡ライブの合間にはカラオケタイムがあって、ご機嫌のオレはアリスの『チャンピオン』を臆面もなくがなり立てて思い切り歌った。すると民謡のお姉さんたちが手をたたいて喝采してくれたのだ。自分のパフォーマンスが受けるなど夢にも思っていなかったのですごく驚いた。しかも本物の民謡ミュージシャンがほめてくださった。それが後々にバンド活動をするきっかけとなった。そしてそのまま才能があるなどと勘違いして10数年活動が続くのだけど、途中であれ?もしかして音痴な上にリズム感もないのでは、と疑念が生じ、確信に至り恥ずかしくなってやめた。本当のことを言うと確信に至った後もしばらく続けていた。

  • 目の付け所が良い。
    人生で思いかけず褒められた事を漫画にした本。
    個人的にはピザポテト、マーベラス、が好きだったな。

  • 笑えるんだけど、その言葉が自分の心の支えになる。
    他の人のたまに取り出せる褒めを聞きたくなる。
    そして自分のたまに取り出す褒めを考えしまう。

  • ワタシにもそういうのがあるのでどこかに書いておこうと思いました。

    全員あると思うし
    なければいけないし
    全員にあるように
    これからも
    ワタシはヒトを軽々しく褒めます。

  • シンプルにふふふと心温まった。
    私のたまに取り出せる褒め、なんだろ。

  • テレビで紹介され、購入。
    なんでも無い、さりげない一言が、一生取り出せる宝物の思い出になることがある。心の中に、大事にしまっておける褒められエピソードは尊い

  • 意外と人はほんの少しの何かに支えられて生きている。
    どこかに寄りかかれる何かがあれば立っていられるものだ。
    自分にもあるかな、たまに取り出せる褒め。
    ヨシタケシンスケさん、佐久間宣行さんの体験談も良かった。

  • 202405/

  • めちゃくちゃ元気でる
    めちゃくちゃほっこりする
    素敵な感性だ
    漫画終わりの著者の一言ページのとこも良すぎる
    もっと読みたい

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著者プロフィール

1979年,東京都に生まれる。フリーのイラストレーター。漫画・コラム・イベント制作など幅広く活動中。特技は寿司握り。珍遊び探検隊の隊長もつとめる。

「2014年 『水中の小さな生き物けんさくブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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