穢れた聖地巡礼について

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1271
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047380448

感想・レビュー・書評

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  • 心霊系YouTuberのファンブックを出版するため、
    YouTuberと記者と神社生まれの女性との
    会話形式が中心。なのでかなりライト。

    心霊スポットにまつわる話や
    頭の大きい人の都市伝説、
    個人の黒い生い立ち等が随所にあるが
    結局回収されずモヤモヤしたまま終わってしまう。
    いわゆる考察を楽しむ系の作品かな?

    余談
    本を読む時はカバーを外しているのだが、
    これ程外したことに後悔した本はない。

  • 表紙とか写真のワケわからない怖さは凄く好きだけど、『近畿地方』のジトッとした怖さは越えられなかった。会話が理路整然としていて、正体不明の霊の説明がそれこそでっち上げっぽくて特に怖さを感じることはできなかった。

  • 買っちゃった(〃ω〃)単行本だから高かったけど満足…ムフムフ

    面白かった!
    前回と同じくほどほどにカジュアルな語り口なのでワクワクしつつ震え上がらない適度な怖さ!あと前回と違って読み手(おれたち)は無事…なやつじゃないかな?たぶん!保証はしない!
    というか、前回は主に登場人物としてまともに登場したのは語り手のライターだけだった上にわりと重たい語り口だったけど、今回はしっかり主要3人+αがキャラクターらしく動き回ってた!前回にも増してカジュアル
    群像劇っぽくなってておかげでちょっとしたラノベ感もある…やっぱコミカライズとかも狙ってんねやな!そーやろ?ぼぎわんシリーズもキャラ立ってるおかげで漫画にしやすそうやったもんな!(宝条さん風)(関西弁わからん)
    次回も楽しみ〜同じキャラでシリーズ化されないかな〜 シリーズとまでいかなくても各作品なんとな〜くつながってるとかでもいいからさ ファンっていうのはそういうちょっとしたサービスで盛り上がれるのよ…

    • みなみさん
      ゆきみさけさん、コメントありがとうございます
      会話のシーンが結構多めなので気軽に読めました!感想楽しみにしてますね(*^◯^*)

      ちなみに...
      ゆきみさけさん、コメントありがとうございます
      会話のシーンが結構多めなので気軽に読めました!感想楽しみにしてますね(*^◯^*)

      ちなみに新刊だと図書館の待機列すごくないですか?わたしは去年話題になった「をんごく」を予約してるんですけど、今年中には来なさそうで…気長に待つ予定です
      2024/09/10
    • yukimisakeさん
      めちゃくちゃ読みやすそうですね♪
      図書館、新刊が出てからだと厳しいので、事前に発売が分かってる新刊は出る一ヶ月前に予約しちゃいます。
      なので...
      めちゃくちゃ読みやすそうですね♪
      図書館、新刊が出てからだと厳しいので、事前に発売が分かってる新刊は出る一ヶ月前に予約しちゃいます。
      なので、本作はなんと順番待ち1番です!
      その代わり、読むの1ヶ月後になりますが(^^;
      『をんごく』は人気ですねー!面白いからなあ。
      でも背筋さんは買っても良いかなーと迷いました!
      2024/09/10
    • みなみさん
      出る1ヶ月前に予約!?そんなテクニックがあるんですね…知らなかったです…
      私の地元の図書館でもできるかな?調べてみます いいこと聞いちゃった...
      出る1ヶ月前に予約!?そんなテクニックがあるんですね…知らなかったです…
      私の地元の図書館でもできるかな?調べてみます いいこと聞いちゃった♪

      をんごく、面白かったですか?楽しみです
      いまは「このホラーがすごい!」に載ってた作品を順々に読んでる感じなのですが、やっぱりブクログ皆さんの口コミを見て読んだ方が楽しいですね。
      2024/09/10
  • 一つひとつの記事が本当なのか、嘘なのか分からなくて不気味だった。最後まで読んでこれは見落としてるところがあるんじゃないかともう一度考察して読む必要があると感じた。あと軽い気持ちで勝手にカバーを外すな。次はあなたの番。

  • 前作が面白かった分、かなり期待してましたが
    正直そこまでだった。
    あまり怖くもなく、スッキリせず。
    この先どうなるのか、と気にはなるが
    結局どうなったのかがイマイチよく分からず…

  • えーーーーん、こわかった

    出てくる廃墟のモデル、あそこだろうな〜というものがチラホラ。
    変態小屋とか妊婦の絵とか、あそこしかない!と特定。
    個人的に好きな廃墟がモデルにされていて面白い。

    おばあちゃんの車椅子を押して廊下をぐるぐる回る女の子の話は、どこか最後の輪廻ラブホテルの中の話とも繋がっている気がした。何周も何周もまわって、懺悔してまた生まれ落ちる儀式なのかな。


    ただ、ラストスパートは、頂上からどんどん下山させられて
    最後石ころに躓いてコケました。みたいな感覚。
    結果どこの伏線どうしを繋げて怖がらせようとしたのか分からなかった。
    ひとつひとつの話にインパクトはあるけど、最後まで繋がりきらずに宙ぶらりんな伏線が何個もあって残念です。

  • 前作「近畿地方のとある場所について」が面白かったのでこちらも購入。
    個人的には前作の方が怖かった…
    ウェブ小説の強みを生かした記事や掲示板方式の書き込みで徐々に怪異が明らかになっていく過程が前作は好きだったのですが、今作はどちらかというと会話メインで進んでいくので前作よりも「軽く」感じられました。
    章ごとに種明かしのようなパートがあるので、前作よりもさくさくっと話が見えてくるかも。

  • 前作のほうが怖かった
    見つけられてない伏線沢山あるんだろうなと思う
    2.3周したら理解できそう
    2.3周って、、、

    あれ、、輪廻、、、

    この本のテーマやないかい!!!
    っていうオチつけとこ

  •  得体の知れない不気味な雰囲気は健在で前作より読みやすく話のテンポが良い反面無理矢理こちらを引きずり込むような怖さは前作と比べて控えめだと感じた。それでもそれぞれ独立した怪談が怖かったし話を通じて考察し得る共通点、そしてゾワッとする最後の台詞まで夢中になって読んだ。それでもまだ拾いきれてない伏線がありそうなので是非再読したい。

  • 以下ネタバレ含みます

    六十六部と呼ばれる修行僧が、霊場を参拝していく。池田は無意識のうちに六十六部を行なっていたのではないか。ある出来事の後、今度は霊を供養するために心霊スポットを訪れていく。そして「あなたの番」という謎の電話。
    敬一の執拗なストーカーにより6月6日に亡くなってしまった鈴木優子は役目を終え生まれ変わる。
    そして次は池田の番。
    いつか池田も優子のように死んでしまうのかもしれない
    本来であれば六十六部が訪れる場所は聖地なのだが、人が亡くなったというだけででっち上げられた謂くがつきまとい怪異になってしまった場所だから、穢れた聖地巡礼について、、、なのではないだろうか。

    敬一は両親に避けられていた。
    家を出ていく日母親に「あなた憶えているんでしょう、私たちが言った事」と言われる
    なんのことだろう
    最初敬一は、ファミレス跡地で火事で亡くなった人の生まれ変わりなのかと思ったけれど、母親の発言からはどうやら違うらしい
    果たして両親は敬一に何を言ったのだろう

    霊を信じていないと言いながらも、思い当たることしかない3人
    人が亡くなったという事実が怪異になっていく様子
    霊が見えるという人々
    恐怖に惹かれる人々、恐怖を恐れる人々の描写がとてもよかった

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