- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047381070
作品紹介・あらすじ
ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。
店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。
本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、
不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。
ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。
本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ!
漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。
感想・レビュー・書評
-
ブクログの新作で知って。Webマンガで読んで興味もあって
古本屋を舞台にした話。全5話。
脱サラした『古本十月堂』の店主が出会う、本が好きなお客さんとの物語。
各5話それぞれ印象的なお客さんですが、特に第2話の『コーヒーにこんぺいとう』は、若林さんの奥さんに向けた告白を吉田寅彦が詠んだ言葉を使って表現するとは、なかなか粋なことを...と思って、ついニヤニヤしてしまった(笑)
古本屋の店主は国内海外問わずの文学を知ってて、お客さんと話を合わせるのは本当にうまいなぁと関心。
あまり知らない作者も知ることができて興味も湧く。
第3話の『アヴェ・マリア』では店主の読書やお店について語る部分があり、本を...読書を愛する人の意志の強さを感じました。
何度でも読みたくなるマンガ、新たに一冊増えました。次作も楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時々出てくる「本にまつわるエピソードを絡めた作品」…かと思ったけど、少し感触が違った。
かなり古本屋の仕事や心象がリアルに描かれている。
本屋っていいなと思えてくる。 -
『本なら売るほど』
古書店主とお客と本を巡るハートフルなドラマ。1話完結のストーリーで古書や本の豆知識が時折出てきます。ほっとする物語もですが何よりこの本の魅力は「月報」や本体表紙の凝り様!!(月報は書店購入特典)古書好きが喜ぶ仕掛けがにくいですね。購入はぜひ書店で。 -
珍しくマンガ。Xで見つけてさわりだけ読んで、探して購入。
胸が温かく思わず微笑んでしまったり、きゅーっと締め付けるくらい苦しくなったり。
第1話本を葬送る
第2話コーヒーにこんぺいとう
第4話201号室入居者あり
第6話さよなら、青木まり子
好きな話、感動したをあげるとほぼ全部(笑)
どれもすごくよかったです。
-
古本屋の店主と、その店を訪れるお客さんのお話。
1話完結で人情味のある物語が展開していきます。
電子書籍全盛のご時世ですが、
書店を愛する人や紙の本にこだわりのある人なら、
きっと共感できる部分があると思います。
カバー下の装丁が素晴らしすぎるので、
この作品は是非とも紙で読んでみて欲しい。 -
今まで読んだ本を記録していたけれど、これから出版社とか、いつ出たものかとか、装画が誰なのかとか、色々深掘りしても面白そうだなぁ、とか思いました。
本がもっと好きになれるマンガです。読みやすいですし、続編が楽しみ! -
Instagramで本好きの方が紹介されていて、気になり、購入しました。
古本屋に本を売りに来たり、買いに来たりする人々のお話。
本によって人生が変わったり、本を見ればその人が大事にしていることが分かったり…。
読書の素晴らしさを改めて実感。
子どもの頃、地元の古本屋さんに毎日のように通っていました。古本屋やリアル本屋での出会いは宝物てす。
-
思っていた感じと違った。絵柄も良いし読みやすいし評価が高いのも頷けるけどもっと心が動くものを期待してたので何か物足りなかった。デザインが良い名刺を貰って名刺は覚えてるのにその人のことを一切思い出せない感覚に近い。
-
どんなに好きでも5とかあんまりつけないんですけど本当に本当に良かったので5にさせてください。
一話からぼろぼろ泣いてしまった。悲しいというか、悔しさとか歯痒さとか「この人の人生が見えなくなる」の場面で思わず自分の本棚を仰いだ。読んで手元に残してる本50くらい。読んでない詰んだやつ800冊くらい。私はまだ人生半ばにも至ってない。
私の本も心ある誰かに捨てて欲しい。「うわあもうグラシン紙ぱりっぱりじゃん。もう卒業の時期だねえ」ってさよならして欲しい。
脱線したけど一番好きなのは寺田寅彦を知らなかった奥さま。ほんともう、こういうの大好き。
どの作家さんにとっても良い読者ではなかったからほぼ感想とか送ったことないんだけど、今回のハガキは送ります。
「本なら売るほど(1)」。(1)だって!嬉しい。 -
初版 帯