本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ) / ISBN・EAN: 9784047384286
作品紹介・あらすじ
忘れられないあの人、忘れてはいけないあの歴史、もう一度見つめ直す私の住むこの世界。
見ないふりが上手になってしまった人にこそ触れてほしい、無視しない人生を選ぶことは確かな生きる力を得るということ。
この物語はそんなきっかけをくれます。
紛れもなく自分はこの世界の住人だと心が溶かされる、台湾と沖縄の往復切符。
ーー吉岡里帆(女優)
「あなたのことが、好き。知ってるでしょ、ねえ?」
台湾・台北に住む青年・Jへの届かぬ想いに心を痛める楊洋(ヤンヤン)。台湾にも沖縄にも居場所を見つけられない彼女は、亡き祖母との記憶を手繰り寄せながら、自らの未来を模索する。「私が、私であるために」ーー母国と似た風の中で、彼女は立ち上がる。台湾と沖縄に、絶望と希望に、私とあなたに、手を伸ばす……。
「二二八事件の犠牲者は台湾人だけじゃない。琉球人も確かにここにいたんだ」
歴史と文化を、そして植民地化された悲しみを共有している台湾と琉球。それぞれの歴史と人を見つめることで、楊洋(ヤンヤン)は台湾人としてのアイデンティティを確立していく……。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、あなたへの手紙。超厚【234ページ】の第3巻。
●高妍(ガオ イェン)好評既刊
『緑の歌 - 収集群風 -』上・下
●コミックビーム 公式X(Twitter)
@COMIC_BEAM
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
歴史とアイデンティティの葛藤を描いたこの作品は、主人公ヤンが沖縄での大学生活を通じて自らの過去と向き合い、台湾と琉球の深い関係性を再発見する物語です。彼女は、かつての交流や歴史的な悲しみを知ることで、...
感想・レビュー・書評
-
『隙間』第3巻です。ヤンは、沖縄での仲間との交流で大学生活を謳歌するなか、自分が過去に囚われいつも過去に生きていたことに気づいていきます。
と同時に、かつて台湾と琉球が交流し、台湾の事件で琉球人にも犠牲があったことを初めて知り、互いに悲しみを共有している事実に気づくのでした。そして、間もなく帰る台湾の未来を案じてしまいます。
高妍さん自身が沖縄に留学した2018~2019年が、そのまま作品の舞台になっています。高妍さんと主人公のヤン、現実と虚構が交錯していき、人と人、さらには個人を遥かに超越した複雑で割り切れない関係性を描いていきます。まさにタイトルの『隙間』は、とても深い意味合いをもっています。
歴史とアイデンティティの葛藤を中心に、メッセージ・物語性の観点で文学的な要素が多く、それらを主人公ヤンの青春譚の中に巧みに落とし込む手法が秀逸だと思いました。
巻末のコラムの文末が胸に深く響きます。「歴史の流れの中で消えてしまった母語と文化を、私たち自身の手で必ず取り戻し、大切に守ることーこれが台湾人としての私の覚悟です。あなたの守りたいものは、なんですか?」自分に覚悟なんかあったかな…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文学作品として一級品。
沖縄が舞台であることが重要だったことに3巻にしてようやか気づく…。 -
台湾と沖縄の関係、何気なく歌っていた聞いていたあの曲もこの曲も歴史があったんだな。*もし僕たちが本当に台湾のことを理解したいのなら、台湾から台湾を見ているだけじゃダメなんだ 世界からも見なければ…ダメなんだ
-
映画を観た後のような余韻に包まれる、頭と感性を使う感じ
今この作品が本屋に並び、読めることに感謝
表現の自由を掴み取る過渡期を生きていたエドワード・ヤンの映画作品をまた観たくなったし、テレサ・テンの曲をちゃんと聴きたくなった きっと違う世界が見える
この漫画はいつか映画化されるやろなぁ思う反面、たった2.3時間でストーリーと歴史や文化を伝えるのって難しいやろなぁ -
時間が必要な梅をつける話。
大学のイベント、青春はなんだかハチクロを思い出してしまった。
全てが答えが出るわけではないけど、これが人生と一緒なんだと思う。
全部統一してしまえというのは、知らない文化を認めずに失うことになる。言葉がなくてももっと紡げる感情。何のために学ぶのかわからなくなった時に読みたい。 -
・クジラは歌声で会話する、人間も音楽で対話する
・過去や未来ではなく今を生きる。朝起きたら天気が良かった、美味しいご飯を食べたこと,目の前の些細な幸せに目を向ける
・時間も大切な食材
-
あと1ヶ月で台湾へ帰るヤン。大学での生活、他人の噂、祖母との思い出に浸る。友人たちとの日々と切ない思いの揺れ動き。
高妍の作品
本棚登録 :
感想 :
