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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784047709102
感想・レビュー・書評
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茨木童子…お前だけは許さない、絶対にだ…。
耽美チームを応援しようと決めた途端にこれだよ!
怒りのあまりに私がヤマタノオロチと化してしまいそうですがそれは後程。
今回は私の心が折れるのと同時にサボっていた古の者達がいよいよ本気を出して来ました。
妖怪会議から始まるかと思いきや、雄介の父親が登場。自衛隊のお偉いさんなのですが何やら部下と企んでいるご様子。そこでまさかのとんでもない台詞。「雄介、竜二、涼は兄弟だ」
…なんだって…?!!
いきなりパニックな所にお父さんと嫁(雄介のお母さん)が変身、まさかのお魚でした…。クトゥルー側の化け物…だと?!
のっけからフルスロットルですが妖怪会議もバチバチに火花が飛んでます。
雄介軍団が到着後、加賀先生は億せず意見を飛ばしていたのですが、名乗った途端に妖怪さん達が騒然。「三剣の内の1人とは、こりゃ妖怪会議に出る資格があるわい!」(実際はもっと小難しい事言ってましたが)
前巻で加賀が言ってた剣の名を冠してるという件です。剣まで擬人化されると某刀剣男士を思い出しますが置いておいて。
ここで加賀が多一郎の思惑をズバリ言い当ててしまいます。雄介の正体を暴くと見せかけて風太に殺させるか、もし風太より強ければ風太も始末できるので一石二鳥。更に妖怪さん達にも人間の作り出した核は効くのかを実験したいので雄介を利用している。
妖怪さん達激おこ。しかし多一郎は長年人間の中で暮らして来たので人間を蔑んではいるものの侮りはしておらず、力をつけ始めている事を認めており、先住民の中では1番早くから人間の中で日本を守ろうとしてきたので、いつまでも人間を虫けらだと考える古臭い体制の妖怪達に嫌気が差してます。バレてもてめーらは本当に古いんだよと平気なご様子。
しかしお前は許さんと多一郎がガチの力で加賀を殺そうと攻撃。しかし雄介が無意識にこれを素手で受け止めます。いつの間にそんなパワーを…
多一郎は婆ちゃんを覗いて先住民で1番強いので、皆さんびっくり。本人もびっくり。
咄嗟に無意識で結界を張って止めたみたいですが、これをきっかけに落ち着いたら雄介は能力を自在に使えるように修行に出る事に。
まあそれは後の話で、会議が行われている社内は大変な事に。ついに翼の民が姫を実質殺した多一郎に切れ、それをきっかけに妖怪さん達の血圧が上昇。みづち側の妖怪と他の妖怪達が殺し合いばりの喧嘩を始めます。それを蔑んだ目で見ていた多一郎ですが風太まで「兄さんの仇!」とか言って多一郎に襲いかかって来たのでお前は鬱陶しいとばかりに喧嘩を買い、1体1のガチバトルがスタート。
無茶苦茶な様子に加賀は雄介に「これが先住民だ。理性も冷静さもない。一緒に戦うのは大変だ。まともなのはアナコンダ多一郎位だ」と敵ながら認めます。
もう無茶苦茶だ!と思っていたら突然外部からの攻撃。ついに重役出勤の古の者が攻撃を開始!
同時に日本にいた鬼島から多一郎にSOS。どえらい事が起こったので東京に戻ってくれとの事。涼になんかあったんかと動揺して(違うのですが)鬼島を驚かせつつ風太との戦は一旦お預けで東京へ。
妖怪さん達も慌てて散り、人間なのに華子ニョロニョロと見事に戦っていた雄介達も蜘蛛の野々村の力を借りて雄介の結界の力を増幅させ見事脱出!
さて東京で何が起こったのか。
クトゥルー勢中々策士です。
先住者の中で1番強いみづちから落とそうと、結婚と妖怪会議で多一郎が手を取られている隙にお魚が多一郎に化けて特別番組に出演。首相までが騙されています。
公共の電波で偽多一郎は「ランドロームシンドロームのワクチンは量産出来る。それを国民に配る」と大嘘を吹聴。
何が起こるかと言うと、北斗化学がワクチンを独り占めしているのではと疑いをかけている米大統領に予防薬の効果しかないワクチンはまだ渡せないと、その説明を今から多一郎はする筈でした。
裏切られたと判断した大統領は核を日本に撃ち込む可能性が出てきました。
更に日本、特に東京はもうお魚化が人々を恐怖に落とし入れているので、このままでは北斗化学にワクチン寄越せと暴徒が押し寄せる事に。
流石に頭を抱える本物の多一郎。ですが冷静さを取り戻し対処する事に。
ところが、ここで更に雄介のお父さんの企みが発動。自衛隊によるクーデターが起こります。勿論、全員クトゥルーの息がかかっていると言うよりお魚軍団と化してます。
首相を始め、首脳陣もお魚自衛隊に殺されあっさり占領が完了。
これを機に東京も自警団と名乗る奴らが現れ、好き放題。人間達はお魚化しようとしてる人達を虐殺、ワクチン寄越せと北斗化学に押し寄せるわ、ヒャッハーが横行して婦女暴行、略奪の限りを尽くすわ、人間の醜さが有り有りと描かれてしまいます。
いよいよ終わったと感じた多一郎は、せめて大統領に核をぶち込まれるのだけは阻止し、本格的にクトゥルーと戦う事を決めます。
ここから私の心ぶち折れターンの始まり。
また長くなりますが私の悲しみにお付き合い下さい。
今回も事ある毎に涼の心配をしていた多一郎ですが、流石にみづちの長として一刻を争う事態に涼を迎えに行く余裕がありません。しかも酒呑童子を始め部下は事の対処に当たらせているので傍に居るのは茨木のみ。
しかし茨木は涼が多一郎の足枷になると殺そうとしていた上に、多一郎は知りませんが多一郎にラブです。(今回割とこのエピソード出てきました)
多一郎は茨木に「涼を頼む」と言いかけますが口にする事が出来ず、血が出る程唇を噛む位に悩んでから結局アメリカへと飛んでしまいます。
茨木は彼が何を言いかけていたか分かっていました。
その頃、涼は北斗家のでっかい屋敷の50畳もある豪華な部屋に囲われていたのですが、暴徒達は勿論ここにも押し寄せ、大勢いる使用人達を虐殺した上に火を付けていました。涼はまだ見つかっておらず相変わらず麻薬でぼーっと寝ていたのですが茨木が登場。
「お前になにかあれば若様がどれだけ苦しむかは分かっているが、若ももうお前なんか構ってられんのだ。何で私が助けねばならんのだ。これやるからとっとと逃げて好きに野垂れ死ね、ホホホホ!」
拳銃1つだけ与えて去ってしまう茨木。
茨木への殺意ゲージ上昇。
涼は現実に向き合う事にして、多一郎が戻ってこないなら自分がとにかく探しに行くと外に出る事に。
襲い来る暴徒!しかし拳銃でなんとか返り討ち!頑張る涼くん、頼むから頑張ってくれ!
多一郎がいるなら何故か西の方角だと感じた涼はなんとか隠れつつ進んでいたんですが、漸く東京の最西端に着き東京を抜けられると言う所に、やはり居ましたヒャッハー自警団。
焚き火囲んでヒャッハー祭り!死体の山!あちこちで強姦!あかん!
こいつらは東京を出ようとする人間を捕まえては検査すると言ってひん剥いて結局殺しています。
涼君もおべべをひん剥かれた挙げ句、日本刀を持ったヒャッハーの1人と戦えと強制されます。勝てるわけないだろ!こちとら蛇に飼い慣らされてるお姫様なんやぞ!!(天蓋付きベッドに寝かされてたもので)
ショックのあまり心で毒づく私の前で涼は信じて多一郎を呼び続けます。今まで本当に危ない時は必ず助けに来てくれた。今度も必ず来てくれると。
ですが私はもう多一郎は来ない事を知っています。なぜなら前書きに涼が死ぬ事がネタバレされていたから!ちくしょー!
遂に涼が切り刻まれそうになったその時、ヒャッハーの1人が涼の口にしていた北斗多一郎という名に反応して手を止めます。彼らは偽の多一郎だとは気付いていないのでワクチンがあるとまだ信じてます。
「お前北斗のなんなんだよ、多一郎の行方を知ってんのか」と今度は詰問タイム。
そこに謎の女登場。「そいつは多一郎の男娼よ。そいつを痛めつければ多一郎は飛んでくる。すぐ殺すのでなく、女のように強姦して痛めつけて悲鳴をあげさせるのが多一郎には1番きく。それでも来なければ切り刻んで捨ててしまえば良い」
勿論この女はファッキ〇茨木、殺意ゲージMAX通り越してぶち抜き。鬼の嫉妬、蛇より凄すぎる!!
涼くん終了のお知らせです…。
ズタボロにされた挙句に最終的にザクザク切り刻まれている途中、彼が朦朧と思い出していたのは雄介でも加賀でもなく多一郎でした。私まで悲しくなり多一郎さん!と何度も叫んでおりましたが(口に出してたらかなりヤバい奴に)いよいよ死が近付き、私の心はバキ割れに…と思いきや。
何だかご様子がおかしい。
次は走馬灯のように過去を思い出す涼くん。
何でも出来て美形で両親にも愛される風太。風太へのラブレターを渡してと頼まれたのを破ってしまった苦い思い出。鏡を見ては何故兄弟なのかと溜息をついていたあの頃。
そんな平凡で「居たんだ」と言われるほど人に覚えられない自分が何故に化け物親父(覚えてらっしゃらないと思いますが華子のお爺様)や多一郎にだけはこうまで好かれたのか。
もし加賀なら「先住民は周りに超人しか居ない。君のような徹底した平凡さは彼らにしたら珍しく、男女という概念を超えて惹かれるのだろう」と言うだろうかと想像して納得する涼でしたが、死の暗闇の向こうから何かが話しかけてきます。
「本当に死にたいのか」
もう死にたい、もう終わりにしたい。問答を繰り返す2人。
既に涼としての身体は死を迎え、首まで切られています。この挿絵が出た時は固まってしまいましたが、思念体として消えない涼くんと何者かの会話を続けて聞く事に。
なんと涼君の中身、正体は未だ不明ですがどうやら不死の存在でもう何千年も生き続けており、自分を殺す相手を探して色んな写し身に宿っていたようで、今回は伊吹涼として生きていて多一郎ほどの力があるなら自分を殺してくれるかも知れないと期待していたのでした。
もう涼くんじゃなくなった名も無き人。ですが涼くんとしての思念と入り交じりまだずっと多一郎の名を呼び続けていました。生首を置いて謎の涼くんだった何かは多一郎を探しにフラフラと消えてしまいました。
一方、多一郎はその頃大統領を止めるために必死で説得していたのですが不意に涼に呼ばれた気がして振り返りますが勿論いません。
しかしその時、アメリカへも遂にクトゥルーが攻撃開始!大地震が起こり核を撃ち込む所ではなく大パニック!
その頃、雄介軍団は無事に異空間を逃げ切り戦場と化した東京を横断しようとしていたのですが立ち塞がるお魚自衛隊!始めは応戦していたのですが不意に向こうが白旗を上げて休戦を持ちかけます。
貴方方と話がしたいと告げるお魚に訝しんでいると、そこに現れた安西英良!
親父!!バーン!!
続く。
ここ数巻、雄介達の影が薄すぎて多一郎さんが主人公じゃないかと思えて来ました。
更に涼君に感情移入するあまり、多一郎さんと涼君の純愛物語におまけで化け物大戦争が起こってる気にもなってきていて、隣に座っていたクラスメイトの女子に「何読んでるの?」と聞かれて「恋愛物語」と素で答えていました。
(実際は2人の恋愛がおまけなんですけどね)
だって切ないんですよ。
死の間際に「確かに多一郎を恐れていた。だが加賀に、君は蛇に酷い目に合わされているんだ、と言われようと、誰にも分からない、自分だけは本当に愛されている事がわかっていた。」なんて言われたら!!
なんつう純愛なんや!と応援するしかなくなるんですよね。
皆さんに毛の生えた鋼の心臓を頂いた(ついでに猫も笑)お陰で無事に読み終える事が出来ました。
涼君の生首だけは見たくなかった…。 -
とうとう人間が破壊されだした。 やはり何かが起こりそうな時よりも実際に起きている場面のほうがよみやすい。
著者プロフィール
栗本薫の作品
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感想 :

涼くん、次に生まれ変わったら 何の障害もなく多一郎と幸せになれるといいね( ߹ㅁ߹)
いや、障害が...
涼くん、次に生まれ変わったら 何の障害もなく多一郎と幸せになれるといいね( ߹ㅁ߹)
いや、障害があるから燃えるのか
それが気になってちょっと次の巻フライングしたんですけど、生まれ変わるどころか…
まあ燃え上がってはいますけどこのまま...
それが気になってちょっと次の巻フライングしたんですけど、生まれ変わるどころか…
まあ燃え上がってはいますけどこのままではなんとも…結ばれにくい状況に…笑