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- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047778030
感想・レビュー・書評
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天災に襲われた東京の復興パートと加藤の破壊工作パートが代わる代わる描かれるのだが、前者は史料を併せて辿りながら読むと面白い。一方後者は加藤の辰宮母娘への執着がストーカーみたいでなかなか気持ち悪く描けている。
幸田露伴らに反撃を受けながらもこれまではほぼ一方的に攻めていた感じの加藤保憲だが、この巻では新たな対抗勢力と対峙する。
次巻では學天則が活躍するのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
見返し
明治以降、帝都・東京を大東亜の中核とすべく「霊的改造」がくわえられようとしていた。その行手に、呪わしき符ドーマンセーマンをあやつり帝都崩壊をもくろむ復讐鬼、加藤保憲の怨念が立ち塞がる・・・。大正一二年九月一日、遂に帝都を激震が襲った。火の海と化した東京は、有史以来の大惨事となった。鎮静を待ち、焦土と化した大東京復興をめざして復興院が組織され、後藤新平、渋沢栄一子爵をはじめとして旧帝都をはるかに凌ぐ壮大な再建計画が推しすすめられた。何とそれはパリ市に匹敵する放射路市街、さらに地下都市建設構想だった-。時代の熱い要請に応えて放つ待望のシリーズ第三弾。
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