緑の戦士 (新書判ハードカバー)

  • 角川書店 (1995年9月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784047870079

みんなの感想まとめ

主人公の女子高生が謎の植物の世界に転生し、王女を救うために冒険を繰り広げる物語は、異世界転生ものの魅力を存分に引き出しています。物語は緩やかな展開で進むものの、豊かな描写によって異世界の雰囲気を楽しむ...

感想・レビュー・書評

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  • 女の子(16歳)が主人公のヒロイック・ファンタジ−と言うことです。
    主人公の JK 水村るか が謎の植物の世界に転生(?)するお話しです。そうか、今流行の異世界転生ものですね。
    しかしなんだか話しの展開が緩く、なかなか進展しません。掲載誌が「ザ・スニーカースペシャル」という「女の子のためのファンタジー雑誌」と言うことで、読者層にあわせた展開なんでしょうか。鳥のような植物に乗って浮島に渡り、謎の美少年と遭遇し、謎の外国人と対決する、そういう展開のようです。謎の美少年が外国人につかまってしまって、さぁどうなるか。次巻へ続きます。
    あとがきに書いてありますが、このお話はテレビゲーム(RPG)を意識したものなんだそうです。ここまで読んだ限りでは、あまりそういう雰囲気も感じなかったのですが、、、

  • 約25年前に書かれた異世界転生もの。雑誌『ザ・スニーカースペシャル』に掲載されたとのことのなので、正に今のラノベ転生ものの源流のひとつでしょう。

    女子高生水村るなは、学校の桜の木が切り倒されることにショックを受け心身を衰弱させてしまう。ついに桜が切られる前の晩、るなは学校の屋上から飛び降りるのだが、目覚めたとき緑に覆われた植物の世界にいるのだった。そこでは植物は意志を持ち言葉を話す。さらわれた王女フロラを救うためるなは伝説の花の騎士になるのだった。

    ストーリーの展開も王道ですが、これはテレビゲームの世界を元に書かれたそうです。それを栗本薫が書くとこうなる訳ですね。
    栗本薫の他のヒロイックファンタジーよりは軽やかな文章なのですが、それでも今の感覚からするとかなり濃厚です。そのため物語が進まないこと進まないこと。元々全4回の連載だったそうですが、まだまだ冒険の入口でしかない状態です。
    おそらく作者はこの緑の世界を描くことが楽しく、そこを何も知らない少女が冒険する様子を描くことが楽しくて、ついつい筆が乗ったのだろうと思われます。しかし読者としてもそんな描写シーンが続くのが楽しいのですね。異世界に放り込まれ散策する楽しさというのでしょうか。それこそRPGで体験する楽しさと同等のものを感じるのです。

    仲間(らしきものたち)が現われ、敵がちらりと姿を現したところで物語は終わります。ここまで世界を堪能することにページが費やされてきましたが、次からはきっと物語が動いて冒険が進んでいくでしょう。楽しみです。

  • 校庭の桜の木を切るのに心を動かされた少女(るか)が,花(植物)の擬人化した世界へ行く話。
    原因も行き先も花関係。

    怪しげな装丁なので,読む前は少し心配しました。
    植物の世界へ移動した話なので,幻想小説という区分でしょうか。

    植物と仲良くするようで,そうでもないところがやや不思議。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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