生きるよすがとしての神話 (キャンベル選集)

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本棚登録 : 65
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047912465

作品紹介・あらすじ

神話・哲学・宗教はもちろん、ごく身近な日常の出来事や、現代の小説・戯曲など、非常に広い分野から例をあげ、それぞれをいかに現代生活に取り込むべきかを、キャンベル独特の発想法で紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • #76 人間のすごい叡知なんだろうなぁと感じつつ、難しかった。40年以上前の講演なのに新しくて深い。人間は争うもの、だけど、もはや地球に境界はない。

    「永遠の命は存在します。生きるという行為自体のなかに、そして、人類が常に生と死を経験し、同時にそれを表現していることのなかに、不滅の人間の価値が受け継がれているのです。」
    「大切なイメージは言葉を超えた洞察をー言葉によって限定された意味など超越した洞察をー含んでいる。踊りの意味を尋ねずに、踊りを楽しむこと。世界の意味を尋ねずに、世界を楽しむこと。あなた自身にどんな意味があるのかを尋ねずに、自分自身を楽しむことです。」
    「私たちは本当に、宇宙の耳であり、宇宙の目であり、宇宙の思考であり、宇宙の言葉なのです。そして私たちは今ここで心のなかの無限の宇宙で永遠に続けられている創造の過程に参加しているのです。」

  • 積極的に「東洋」と「西洋」を結びつけようとする刺激的なエッセイ。講義に近いか(著者はしがきのp10に講演記録のテープから書きおこした、とある)。いかに東西の異なった文化圏の主に神話において類似が多いかわかる[p267]。ただし、日本理解の部分などを読むと、著者キャンベルのバイアスが、とりわけ東の文化圏について多いのではないかといった感じをうける[p114など]。キャンベル自身、やはり東洋の思想に思い入れがある様子が散見。「本当にそうなのかな?」と思いながらも、いつの間にか読み終えることになった。ただ、結論の宇宙への言及が蛇足でしりすぼまり?でしつこくて(もうそれはわかったから!押し付けないで!というかんじ)でイライラするから十二章の途中で読むのをやめてもいいだろう。

  • 村上春樹氏が推薦されていたので。
    文章が二段組になっており文章量は多めです。どことなく村上氏の作品のモチーフになっている部分があるような…。

  • ジョーセフキャンベルの神話学の入門書。

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著者プロフィール

1904年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒業後、パリ大学、ミュンヘン大学へ留学。このとき、キリスト教の自然征服の思想や排他性に強い疑問を抱き、それに代わるべきものをアメリカ・インディアンの神話や仏教思想のうちに見出す。帰国後、ドイツ哲学、比較神話学などを教える。彼の思想に影響を受けた学者や芸術家は数知れない。著書に『神話の力』『千の仮面をもつ英雄』など。1987年没。

「2016年 『生きるよすがとしての神話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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