多情剣客無情剣〈上〉 (海外シリーズ)

著者 :
制作 : 岡崎 由美 
  • 角川書店
4.17
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本棚登録 : 49
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047913929

感想・レビュー・書評

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  •  小李飛刀にし損じなし!
     李尋歓には、あとはどこに行けば会えますか。この人この話にしか出てこないんですか。この本を開かないとこの人に会えないんですか。ううう、なんと切ない……。

     ――いやー、かっこよかった!
     以前に読んだ、「漂泊のヒーロー」にちらっと紹介されていて、私好みの気配がしたので借りてきたのですが、ツボすぎました。ホント真の漢だ、李尋歓。
     元エリートで体壊していて女にもてもて、そして暗い過去を背負っているという、いわゆる『斜めに構える』タイプの主人公。ですが、義と友情にめちゃめちゃ篤く、そしてちょうど良いさじ加減に女々しいです(笑)
     北斗の拳的なかっこよさなのかなー、これは。

     もう一人の阿飛も張るくらいいい子で、お話の中盤~終盤手前までややへたれ気味なのですが、へたれる姿もサマになっている。
     悪役もいい味出してるし、キャラ語りを始めると終わりがありません。

     ストーリーそのものの方は、はっきり言ってないに等しい。 
     いちお、行方不明の宝とか、盗賊の正体とか、登場人物と登場人物をつなげるためのエピソードはあるのですが、ホントに『登場人物を繋げるため』だけに存在するファクターというか。
     ただ、一つ一つに拘泥する間もなくテンポよく話は進むので、展開面はあまり気になりませんでした。むしろこの話はストーリーを読むのではなく、侠客たちの“生き様”を堪能する本。女性もかっこ良いです。悪女も筋の通った悪がある。

  • 次々と新しい展開が起こり、戦闘も絶えず、登場人物もめまぐるしく出てくるんだけど、主人公の気質や寂寥感が基軸になっているので全体の雰囲気が静か。でも緊張感があって引き込まれる。湿っぽくなりそうなところを、しっとり引き締めているところが好き。

  • my best book

  • 典型的な古龍のヒーロー、李尋歡の魅力に惚れ惚れ。

  • たぶんに私のスタイルを変えた作品。おそらく古龍の最高傑作のひとつ。
    とりあえず、あらすじなど些細なことだ。そこに人の、男女の、熱い感情がほとばしるかぎり。
    ……そんな本。
    まだ書店にあるときにこいつを買えてよかった。

  • 渋い…、これにつきます。
    下巻はなぜか廃番で入手困難!(ドS!)

  • なぁんとデタラメで破天荒な・・・、書評を書いた馳星周と同じ感想ですw
    次々と恐ろしい敵が現れますが、みんなあっけなくやられてしまいますw
    それだけ、後から出てくる敵がもっと恐ろしいということなのでしょうが・・・
    「達人同士の戦いは、一瞬で決まる」と言われる通り、主役自身の戦いもすぐに決着がついてしまいますw
    むしろ、戦いに至るまでの過程で、キャラたちが苦悩したり駆け引きしたりするのがメインですね。
    主人公・李尋歓の異名である"小李飛刀"は、「飛刀(ナイフ投げ)の達人」という意味からきています。
    古龍作品では、主役は絶対の一芸を持っていますが、本作品の主役・李尋歓の場合は「仕損じ無し」と恐れられた一撃必殺・百発百中の飛刀です。

    ニン、トン♪

  • 金庸と双璧をなす武侠作家、古龍の武侠小説。何と言っても李尋歓が渋い!味方もいい味を出しているし、敵もかなり濃くて良し。少年漫画的なノリよりもハードボイルドなのが好きな方は金庸より古龍でしょうか。

  • 古龍(ときどき竜)作品を世に広めたい!…つか、まじで漫画化とかしませんか。時代劇ファンだけじゃなくて腐女子狙いにしませんか。ねえ教授?<大学の先生が翻訳をしているので。

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