東京アウトサイダーズ ― 東京アンダーワールド2

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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047914100

作品紹介・あらすじ

世界中から、アウトサイダーたちが、一攫千金を夢見て集まる東京。天才詐欺師、荒稼ぎする高級外人娼婦、アウトロー起業家、政治家を手玉にとるロビイスト、世界各国の諜報部員、麻薬密売人…夜のTOKYOに暗躍するアウトローたちに、日本のヤミ社会はビッグ・チャンスと失望を与え続けてきた。そして、彼らはいまも暗躍し続けている。ベストセラー『東京アンダーワールド』につづき、手練のジャーナリスト、ロバート・ホワイティングが、アウトサイダーたちをとおして浮き彫りにする、知られざるもうひとつのニッポン。

感想・レビュー・書評

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  • 掛け値なしに面白かった前作『東京アンダーワールド』と比べると見劣りするが、いきなりトップギアではじまる語りは健在である。
    新しい人物が登場する。2行で人となりが紹介され、10行以内で経歴など登場する必然性が語られる。それが例外なく面白い。訳者の腕もいいのだろう。なんにせよ、語りのプロの筆致は爽快だ。

    本書の上梓は2002年、著者はその頃の日本に斜陽とはいえまだ高いポテンシャルを見出していたように思える。
    それから20年。寒い時代になったものだ。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:210.76||W
    資料ID:50200520

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著者プロフィール

1942年、米国ニュージャージー州生まれ。大学在学中、合衆国空軍に入隊して来日。除隊後は上智大学で政治学を専攻した。出版社勤務などを経て、日米の文化をテーマとした執筆活動を開始。77年に『菊とバット』(サイマル出版会、早川書房)、90年に『和をもって日本となす』(現在、角川文庫)がベストセラーとなる。『東京アンダーワールド』『東京アウトサイダーズ』(角川文庫)や『サクラと星条旗』『イチロー革命』(早川書房)など多数の著作がある。

「2018年 『ふたつのオリンピック 東京1964/2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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