グッド・オーメンズ 上

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本棚登録 : 135
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047915411

感想・レビュー・書評

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  • Amzonプライムビデオで同作のドラマを鑑賞。
    世界観とか映像美、なによりキャラが面白かったから、原作の小説にも手を伸ばした。

    ドラマでのナレーションもそうだったけど、地の文がちょっと冷めたというか、一歩離れた距離感で心地よい。最後にボソッと一言付け加える感じとか。それがあとで伏線になってたり。

    アジラフェールとクロウリー、いいコンビだな。
    クロウリーは限りなく天使に近いと思う。

    ところどころドラマとは違う筋もあったけど、どちらも好きだな。
    あと、注釈が好き。

  • 30年前に書かれた物語なのに、古臭さを感じないのがすごい!
    ユーモアある文体と天使&悪魔のドタバタが面白くて、グイグイ読めちゃう。
    ダイソン並みの吸引力がありました。

  • 【上下兼用感想⠀】
    たまたま図書館の洋書コーナーを見ていたら発見してテンションが上がり勢いで借りた。

    クロウリーがハスターの事を「ハスターさん」とさん付けで呼んでいたのがドラマ版と違っていい!

    ドラマ版とはストーリーにおいて上下どちらとも大きな違いはなかった。だから本当にドラマは限りなく実写化されたものだと思う。ただ、ドラマ版を先に見ているおかげで私は状況を想像出来たが、中々描写が想像しにくいと思う。ファンタジーだし...

    クロウリーは、ドラマ版よりも若くて優しさが所々滲み出ている印象。
    アジラフェルはドラマより年齢が上で、ホワホワしてる印象ではない。結構、用意周到にやっていくタイプ。

    ニール・ゲイマンは初めて読んだが、描写が細かくて独創的で何とも言えない中毒性がある。
    ふとした言葉選びが楽しい。

  • あっはっは!
    ドラマも面白いけど原作も面白ーい!
    6000年色々あるうちに、うっかり親友になってしまった天使と悪魔を中心に巻き起こるハルマゲドンドタバタコメディ。
    ドラマもそうだったけど、主役二人と、アダムら子ども達のやり取りが、一番生き生きしていていい。
    2週間音源を置いておくと全てクイーンになる車、って設定大好き。
    下巻も楽しみ!

  • 黙示録にあるハルマゲドンを起こすべく、「不倶戴天の敵にして破壊の王・・・・闇の王」の赤ん坊を人間の子供とすりかえた。
    しかし、同じ病院に3人の赤ん坊がいたことから、間違った子供とすりかえられ、11年が過ぎて・・・

    天使と悪魔が手を組んだり、「死」「戦争」「汚染」「飢餓」の黙示録の騎士達がバイクで登場したり、と、ところどころの設定は面白いんですが
    読みにくい。

    テリー・プラチェットが絡んでるから面白いのかと期待したんですが、期待はずれで。
    前作が、後半になってから良くなってきたので今回もそうなのかと下巻も読んだけれど、読みづらさは変わらない。
    話が入ってこないんですよねぇ。

  • 大爆笑。素敵にふざけたお話。世界の終末が来る、そんな危機感たっぷりのはずの話をユーモアたっぷりにお届けしている。とても好き。

  • 天国VS地獄の一大決戦・ハルマゲドンを実現させるため、地獄陣営がサタンの息子を外交官一家に生まれた
    赤ん坊とすり替えた。
    しかし手違いがあり、サタンの息子は田舎の会計士の家でスクスク育つことになる。
    事を正常に戻そうと、グラサン男の悪魔クロウリー&しょっちゅうゲイに間違われる天使アジラフェールが大奮闘。
    そこに黙示録の騎士やら魔女狩り軍、預言者の子孫やらが絡んでシッチャカメッチャカ。
    地球は本当に滅亡してしまうのか? ってな話。

    『オーメン』のパロディということもあり、映画を観るような感覚で読めた。
    ホラーでも宗教臭い話でもなく(聖書ネタは結構出てくるが)、ドタバタコメディ。
    好き勝手なことやってた登場人物たちが一堂に会するクライマックス、大げさなくらいに広げられた大風呂敷が
    なかなか感動的に締めくくられる。適当なようでいて実は深いんじゃないかと思わせるストーリー。
    小気味良いって表現がしっくりくる話だと思う。

    クロウリーとアジラフェールの掛け合いが楽しい。
    〈戦争〉や〈死〉という概念が擬人化されて登場するのも私のツボだった。

  • 今のところ面白い。ちょこちょこ入る小ネタが銀河ヒッチハイクガイドを彷彿とさせます。後半に期待。

  • なんだか素直に笑えない。悪魔と天使の掛け合い漫才みたいでおもしろかったけれど...

  • いよいよハルマゲドンの準備が着々と。。天使と悪魔のどっちの陣営が勝つのかって、どっちが勝っても世の中面白くないよね〜と相談した天使と悪魔!?なるほど。そりゃそうだよ〜。途中までとっても面白かったけど、上巻の最後の方は中だるみ。

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著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』(原題:The Sandman: The Dream Hunters)は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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