アメリカン・ゴッズ (上)

  • 角川書店 (2009年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784047916081

作品紹介・あらすじ

刑務所から保釈される待ちに待ったその日にシャドウはこう告げられた。愛する妻が自分の親友と浮気の末、交通事故で亡くなったと。絶望の淵に沈むシャドウに持ちかけられた奇妙な仕事とは…? ゲイマンの最高傑作!

みんなの感想まとめ

幻想的な世界観が広がるこの作品は、アメリカの神話と現代文化が交錯する物語です。主人公シャドウは、愛する妻を失った直後に奇妙な仕事を引き受け、さまざまな神々と出会います。移民によって持ち込まれた神々と、...

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で。

  • なんとも言えない幻想的な世界観のアメリカン小説。まだよくわからん。。

  • 【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」
    ゲイマンです。ロウファンタジー書きです。世界の神話シリーズが好きな人は好きだと思う。あと、初代メガテン。スーパー神様大戦2009みたいなノリですね。アメリカに移民してきた人達の口伝で一緒にひっついてきた神様たちが、現代の神話(ネット、ファストフード、金融、癌)の神様と戦うお話。所所に挿入される、今を生きる神様達の姿が滑稽で物悲しい。「アナンシの血脈」という子供向けのポップなのもあるのでそちらもおすすめ。ゾニャーかわいいよゾニャー。
    なんでこれ読んでおきたかったかっていうと、僕のしたい事がだいたいやられていたからである。新入生の皆さんはやっぱり、読んだ本があってこそ、何か書きたい、俺でも書けるくらいの気分で来るわけだし、延長線上にある大きな壁、みたいなものは味わっとくといいと思うのです。「何が壁か分からない!」「俺の小説(ジャンル)には壁なんていないんじゃないか」って思う人はその辺のその筋の先輩に聞いてみよう。伊達に長生きしてないと思う!【S.O.】


  • インド・ヨーロッパ付近で古くから信仰されてきた神たちは、人々がアメリカへ移住してきたときにどこへ行ってしまったんだろう?一緒に付いてきたのかな?
    という着想がまず面白い!と思ったのですが、同じような構想のストーリーは既にさまざまあるらしい(下巻のあとがきより)。でも、テレビの神やインターネットの神など新しい神様が台頭しており、古い紙と信心のパイを争っているところなどはゲイマン風味(かな?)。2025年の今だったら、スマホの神やドローンの神、生成AIの神なんかが生まれていそう。「人々は神に時間を捧げている」ってほんとだよねー。健康やら知性やら、他にもいろんなものを捧げていそう。


    他の方も書いているけど、翻訳文が自然ですいすい読める。訳者おふたりの力量に乾杯。「カント」とそのまま訳しているところは苦笑してしまいましたが。卑猥語、罵倒語がたくさん出てくるから、日本語にするのは難しかっただろうなー。「ルーシーのおっぱい」も、おっぱいじゃ雰囲気出ないけどtitsに相当する日本語ってなかなかないよねえ。


    「肉体の死と魂の死がある」というけれど、神様もそのようだ。ヒトの信仰さえあれば、たとえ肉体が滅びても、神様は永遠に生き続けられる。ただ、ひとりの肉体が半永久的に生きながらえるパターンと、何人もの肉体が受け継がれ、そこに神様の魂が乗るパターンがあるみたい(魂と言っていいのかわからないけど)。だからこそヒトの信仰は、神様には超重要。神様にとっての食べ物みたいなものかしら。


    無宗教者が増えているアメリカだけど、それは「神を信じない」というより、「神がいないということを信じる」という解釈をされているのが面白かった。能動的な無神論。実際その通りだと思う。


    シャドウがとにかく素敵。かっこよさとは無縁だし、善人というのも違う。でも魅力的なの、不思議。


    チェルノボグも好き。シャドウとのチェッカーボードの勝負に勝ち、「俺がお前の息の根を止める」と決まったからこそ、「それまでお前が死なないように守る」になるの、アツい。

  • 以前、グッドオーメンズを読んだことがあり、その時に文章があまり自分に合わなかったから苦手意識があったけど、今回読んでみたら面白くて引き込まれた。

    読むのが遅いと自認してるけど、この本は先が気になってあっという間に下巻まで読み進めてしまった。

  • なぜか読んでなかった。ドラマは見てたけど、S2が始まるのでじゃあ読んでおこうと。ドラマが結構構成違うんだね~って再確認しながら読んでた。
    上巻のうちはまだ、振り回されてるようなシャドウとウェンズデーの謎が積んでく感じ(ドラマS1はハウスオンザロック前まで)
    神様たくさん知ってる方が楽しいだろうなぁと思いながら読んだ。北欧神話の神様はVikingsで何となく聞いてたけども。

  • まだよくわからない
    痛すぎる
    彼は神??

  • 2013.11

  • 切ないっす。

    全体としてより要所要所のシーンが心に残る。

    そんな作品でした。

  • 舞台は現代アメリカ。
    かつての移民たちは、故郷の神々をアメリカの地に連れて来た。神々は今、信仰を失いかけた古き神として、人間に紛れ細々と暮らしている。
    シャドウの前に現れた男ウェンズデイは、そうした神様の一人として、“新たな神々”に立ち向かおうとしていた。

    個人的に、ゲイマン作品は明るいユーモアとブラックユーモアが絶妙に織り交ざっていると言うか、無糖コーヒーで作ったカフェオレを飲むような感じだと思っている。
    本作もそんな感じだった。

    「聖☆おにいさん」なんかもそうだが、神様が人間社会に溶け込んで生活してる設定が好きだ。
    アメリカには人種の数だけ神様が居て、信仰を勝ち取ろうと躍起になっている。神様だって生きるのに必死。
    その姿は痛ましくもあり、ユーモラスでもあり、愛おしくも思える。

    神話好きな人は思わずニヤリとしてしまう描写ばかり。
    平凡な人間のシャドウを取り巻くのは、北欧神話やエジプト神話、ヒンドゥー教の神様、レプラコーンやピクシーといった超自然の存在。
    こういうひとたちが普通に暮らしてても不思議じゃないと思わせるあたり、アメリカって面白い国だよなあ。
    日本も似たようなものだけど。

    うれしいのは、『アナンシの血脈』に出てきたアナンシが、この本にも登場すること。
    (日本では出版順が逆だが、本書に登場するミスター・ナンシーをピックアップしたのが『アナンシ~』)
    アナンシ、あいかわらず陽気なオッサンで素敵だ。

  • 訳がいいんでしょうか、読みやすいですね。女神転生シリーズでお馴染みの仲魔たちが出てきて何かうれしい。神々たちの挿話も興味深い。下巻ではどういう展開になるかな。

  • 新大陸「アメリカ」に渡って来た、
    いまは忘れ去られつつある旧世界の神々と、
    今現在の神々が戦いを繰り広げるという、
    荒唐無稽とも思えるカルト・ダークファンタジー。
    ものすごく面白い。
    メインストーリーの合間の挿話が、
    これまた楽しい。
    世界にはこんなに妖精・神々が。
    何せ巻末に、登場した神・妖精のアイウエオ順一覧があるし。

    2002 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。
    2002 年 ローカス賞ファンタジイ長篇部門受賞作品。
    2002 年 ネビュラ賞長篇小説部門受賞作品。
    2002 年 ブラム・ストーカー賞最優秀長編賞受賞作品。

  • ★かっ、感動したっ!
    旧大陸から人間とともにアメリカに渡ってきたいろんな国々の神々が没落して、タクシー運転手・葬儀社経営・詐欺師・売春婦…いろんな生業で生計をたてている。そんなマジック・リアリズムの世界。
    日本のラノベとかにありがちな設定。というよりも、ベタ過ぎてもはや、今のラノベではできないかも…。

    ★このベタ設定に真正面から取り組み、“新旧神々の大戦”というワーグナーのオペラみたいな大芝居を『スターウォーズ』ばりの大メロドラマとして完成させたニール・ゲイマン。あんた偉いっ!。

    ★…とはいえ、「“神々の黄昏”みたいなスケールの大きな話を日常的な舞台で」というそれだけなら、日本のラノベ界の得意技でもあるのであんまり驚かない。『涼宮ハルヒ』とかね。
    この小説が感動的だったのは、物語がまんま、現代アメリカ文明へのラディカルな批判になってるところ。

    …って『涼宮ハルヒ』もそうか?ラディカルな現代日本文明批判?
    …すごいぞ谷川流!

    ★…ニール・ゲイマンはアメリカの谷川流である(あるいはその逆)、という珍妙な結論を導きだしたいわけではありません。(それもちょっと思ったけど)

    ★誰一人神々を信じないアメリカで、惨めな暮らしを送る神々、という設定も魅力的だけど、その争いに巻き込まれる主人公の、神話のオルフェウスの“地獄巡り”さながらの旅の、暗いこと孤独なこと。

    ★ここにあるのは「現代アメリカに生きるということは、こかくも過酷な体験なのだ」というメッセージ。
    「アメリカがいちば~ん」ってのを聞きたがるアメリカ人に、こんなキツイメッセージを投げかけて、売れるのか?と思わず心配に。勇気あるなあ、ゲイマン。

    ★主人公を陰ながら支えるゾンビの嫁さんとか、つかの間の安息の地になるアメリカの田舎町とか、そういう“ほっとする”エピソードもいい。効いてます。

    ★映画化しないかな~(作者あとがきには映画会社スタッフへの謝辞もあったが…)
    『アメリカバンザイ!』って映画ばっかりの、今のハリウッドでは難しいでしょうね。

    日本のアニメ界が手を出さないでしょうかね?プロダクションI.Gとか?あるいは、ネタづまりのスタジオジブリでも押井守でも、こういうの映画化すればいいと思います。赤丸でオススメ!

  • 感想は下巻で。

  • いったい何なのだろう、この世界?

  • 登録:2009/03/19 図書館
    読了:2009/03/24

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