アメリカン・ゴッズ 上

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 144
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047916081

作品紹介・あらすじ

出所まであと五日。三年の服役を終え、残りの日数を数えるシャドウ。あと、四日。あと、三日。そして…。その日まで四十八時間と迫ったとき、看守に呼び出されたシャドウはこう告げられた。今朝、愛する妻が自分の親友と浮気の末、自動車事故で亡くなったと-。呆然と立ちすくむシャドウの前に、奇妙な男が現れる。彼の持ちかけた仕事を引き受けた瞬間から、シャドウの数奇な運命の歯車が回り始めた。

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で。

  • 以前、グッドオーメンズを読んだことがあり、その時に文章があまり自分に合わなかったから苦手意識があったけど、今回読んでみたら面白くて引き込まれた。

    読むのが遅いと自認してるけど、この本は先が気になってあっという間に下巻まで読み進めてしまった。

  • なぜか読んでなかった。ドラマは見てたけど、S2が始まるのでじゃあ読んでおこうと。ドラマが結構構成違うんだね~って再確認しながら読んでた。
    上巻のうちはまだ、振り回されてるようなシャドウとウェンズデーの謎が積んでく感じ(ドラマS1はハウスオンザロック前まで)
    神様たくさん知ってる方が楽しいだろうなぁと思いながら読んだ。北欧神話の神様はVikingsで何となく聞いてたけども。

  • まだよくわからない
    痛すぎる
    彼は神??

  • 2013.11

  • 切ないっす。

    全体としてより要所要所のシーンが心に残る。

    そんな作品でした。

  • 舞台は現代アメリカ。
    かつての移民たちは、故郷の神々をアメリカの地に連れて来た。神々は今、信仰を失いかけた古き神として、人間に紛れ細々と暮らしている。
    シャドウの前に現れた男ウェンズデイは、そうした神様の一人として、“新たな神々”に立ち向かおうとしていた。

    個人的に、ゲイマン作品は明るいユーモアとブラックユーモアが絶妙に織り交ざっていると言うか、無糖コーヒーで作ったカフェオレを飲むような感じだと思っている。
    本作もそんな感じだった。

    「聖☆おにいさん」なんかもそうだが、神様が人間社会に溶け込んで生活してる設定が好きだ。
    アメリカには人種の数だけ神様が居て、信仰を勝ち取ろうと躍起になっている。神様だって生きるのに必死。
    その姿は痛ましくもあり、ユーモラスでもあり、愛おしくも思える。

    神話好きな人は思わずニヤリとしてしまう描写ばかり。
    平凡な人間のシャドウを取り巻くのは、北欧神話やエジプト神話、ヒンドゥー教の神様、レプラコーンやピクシーといった超自然の存在。
    こういうひとたちが普通に暮らしてても不思議じゃないと思わせるあたり、アメリカって面白い国だよなあ。
    日本も似たようなものだけど。

    うれしいのは、『アナンシの血脈』に出てきたアナンシが、この本にも登場すること。
    (日本では出版順が逆だが、本書に登場するミスター・ナンシーをピックアップしたのが『アナンシ~』)
    アナンシ、あいかわらず陽気なオッサンで素敵だ。

  • 【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」
    ゲイマンです。ロウファンタジー書きです。世界の神話シリーズが好きな人は好きだと思う。あと、初代メガテン。スーパー神様大戦2009みたいなノリですね。アメリカに移民してきた人達の口伝で一緒にひっついてきた神様たちが、現代の神話(ネット、ファストフード、金融、癌)の神様と戦うお話。所所に挿入される、今を生きる神様達の姿が滑稽で物悲しい。「アナンシの血脈」という子供向けのポップなのもあるのでそちらもおすすめ。ゾニャーかわいいよゾニャー。
    なんでこれ読んでおきたかったかっていうと、僕のしたい事がだいたいやられていたからである。新入生の皆さんはやっぱり、読んだ本があってこそ、何か書きたい、俺でも書けるくらいの気分で来るわけだし、延長線上にある大きな壁、みたいなものは味わっとくといいと思うのです。「何が壁か分からない!」「俺の小説(ジャンル)には壁なんていないんじゃないか」って思う人はその辺のその筋の先輩に聞いてみよう。伊達に長生きしてないと思う!【S.O.】

  • 訳がいいんでしょうか、読みやすいですね。女神転生シリーズでお馴染みの仲魔たちが出てきて何かうれしい。神々たちの挿話も興味深い。下巻ではどういう展開になるかな。

  • 新大陸「アメリカ」に渡って来た、
    いまは忘れ去られつつある旧世界の神々と、
    今現在の神々が戦いを繰り広げるという、
    荒唐無稽とも思えるカルト・ダークファンタジー。
    ものすごく面白い。
    メインストーリーの合間の挿話が、
    これまた楽しい。
    世界にはこんなに妖精・神々が。
    何せ巻末に、登場した神・妖精のアイウエオ順一覧があるし。

    2002 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。
    2002 年 ローカス賞ファンタジイ長篇部門受賞作品。
    2002 年 ネビュラ賞長篇小説部門受賞作品。
    2002 年 ブラム・ストーカー賞最優秀長編賞受賞作品。

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著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』(原題:The Sandman: The Dream Hunters)は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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