ロスト・シンボル 下

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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047916241

作品紹介・あらすじ

人質となったピーターを救うには、フリーメイソンが代々守り伝えてきたという"古の神秘"を探し出さねばならない。アメリカ建国の父祖が首都ワシントンDCに散りばめた象徴を追って、ラングドンが駆けめぐる。

感想・レビュー・書評

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  •  何度読んでも想像がつかない。そんな拷問方法があるのか。マラークがラングドン教授が生きていることに驚くくだりは、装置の機能を理解しているはずなのに意味がわからない。最後の古の神秘の解説がよく理解できなかった。ぶっ飛んだ内容でもダン・ブラウン流の明快な解答を提示してほしかったが、ジェットコースター展開だけでも充分楽しめる。ダースベイダーのガーゴイルが本当にあるところが面白い。

  • ラングドンシリーズの第3作目。
    今作は、フリーメイソンの秘密が主題で、加えて純粋知性科学やデューラーのメランコリアⅠやフランクリンの八方陣など、最新の科学と歴史的な題材がふんだんに盛り込まれている。またそれに加えてソロモン一家の悲しい愛憎が絡み合い、読み応えのある内容であった。
    特に衝撃を受けたのは、完全液体呼吸を可能にした感覚遮断タンク。まさか主人公が死んだ?と驚いたが、まさかの展開で復活してホッとした。
    あと、魂には質量があり、人が死ぬと体重が軽くなるというのにも驚いた。
    ただ、結末の感動は弱めで、結局は聖書がフリーメイソンが秘密にしたかった古の知識だったの?という点は、他の作品に比べて物足りなさが残ったかな。

  • 今回ばかりは本当にラングドン教授が死んでしまったかと思った。

    とにかく手に汗握る展開が盛りだくさんで、今回もこれまでの作品に劣らずの臨場感で楽しめました。

    ラングドン教授は旧友ピーター・ソロモンに呼び寄せられてワシントンに降り立ちます。そこで例のごとく事件に巻き込まれてしまうわけですが、CIAやらフリーメイソンやらと色んな人々が関わってきます。

    今回のヒロイン役のキャサリン・ソロモンの研究所が光の無い暗闇の中にポツンと存在するのもなんだかSF的な雰囲気もあって想像力を掻き立てます。
    そして研究所の外の暗闇の中でキャサリンが犯人に追い詰められるシーンは本当に心の底からドキドキしました。

    そして犯人の正体を知った時は驚きました。(予想できた人もいるかもしれないけど私は完璧に騙されたw単純なんですね)

    この作品のアクションサイドは文句なしに面白かったです。
    ただ・・・うんちくサイドはというとかなり理屈っぽく眠くなりました。良く途中で挫折しなかったなと思います。最後の方はとにかく理屈をくだくだと書いてあるので、最後のお宝が結局私にはなんだったのか分かりませんでした。
    まぁ、きっと大事なものなんでしょう。

    私はやっぱり金銀財宝とか血筋とか、そういう分かりやすいお話が好きだな〜。

    • cecilさん
      九月猫さん!
      レス遅くなってすみませんm(__)m

      インフェルノのラングドンさんにはイライラすることがなさそうで、ますます読みたくな...
      九月猫さん!
      レス遅くなってすみませんm(__)m

      インフェルノのラングドンさんにはイライラすることがなさそうで、ますます読みたくなってますwそして、さらにピンチ度が増しているとは!早く読みたーい(*´ω`*)
      そのおかげで積読の読書が捗ってますw

      朝井まかてさんの「恋歌」のレビュー拝見させていただきました!
      もう読みたくて読みたくて!
      詳しいコメントはそちらに失礼させていただきますね♪
      まずは姫野さんを読んでみます♪

      「直木賞だからって読む気にならない」や「断然、本屋大賞を読む!」という読者も多いようですが私は断然、直木賞派です。
      (実のところ本屋大賞で面白い!やばい!という本にあまり出会ったことがない・・・)
      2014/02/19
    • 九月猫さん
      Cecilさん、こんにちは♪

      「インフェルノ」上、読み終わりましたー(*´∀`)ノ
      が、図書館から下巻が届かない(笑)
      図書館、初...
      Cecilさん、こんにちは♪

      「インフェルノ」上、読み終わりましたー(*´∀`)ノ
      が、図書館から下巻が届かない(笑)
      図書館、初心者なので予約の加減がわからないんですよね。
      購入は文庫待ちだしなぁ。

      ハードカバーで読むのが初めてのせいかもしれないけれど、
      進行が少しゆっくりめな気がします。
      シーンごとのスピード感は相変わらずなのですけれど、事態はあまり動いていないんですよね。
      単行本は上下の2分冊なのに、3分冊の文庫の上が終わったのと同じくらいの感覚です。
      下巻で事態がどう動くのか楽しみです。

      まかてさんのほうにもコメントありがとうございますーー♪
      姫野さんの作品も気になっているのですが、
      「前回候補になったときに受賞するべきだった」という評価も聞いたりするので、
      どれから読もうか迷い中です。
      本屋大賞。
      初期の頃は本当におもしろい本が受賞していたのに年々つまんn(以下自粛
      ・・・って聞きますね(^^;)
      2014/02/21
    • cecilさん
      九月猫さん♪

      上下巻に分かれてると、下巻を読むまでにタイムラグができてしまってそこが悩ましいですよね!
      早く下巻が九月猫さんのもとに...
      九月猫さん♪

      上下巻に分かれてると、下巻を読むまでにタイムラグができてしまってそこが悩ましいですよね!
      早く下巻が九月猫さんのもとに届きますように!

      本屋大賞・・・そうなんですよね。
      私も始まったばかりの頃は直木賞に続けて
      必ずチェックする賞にしようとも思ったんですけど最近のは本当・・・
      文庫でもいいかなーというレベルなので面白そうであれば読むようにしてますw
      それ以上にがっかりするのが「このミス」なんですけどねw
      最近は文学的なレベルやストーリーの濃さよりも、読みやすさが優先されているようで微妙だなーと思います。

      姫野さんもベテランですよね!
      最近、読みたい作家さんがどんどん増えて嬉しい悲鳴w
      2014/02/24
  • 某ゲームと並行して読んでいたせいか、どうもマラークが厨二しか見えない。正体が割れてからはさらに厨二度アップで参った。
    でも最後にあっとびっくりな黒幕が出てくるんだよね?と思ったけどそれもなく。
    上巻でCIAに追われてる頃が一番面白かった。

    個人的な評価は
    ダ・ヴィンチ>>天使と悪魔>ロスト・シンボル であります。

  • ラングドン教授シリーズの三作目です。

    今回はワシントンDCを舞台に、フリーメイソンの謎等を絡めた話です。

    個人的好みでは「天使と悪魔」>「ダ・ヴィンチ・コード」>「ロスト・シンボル」という感じで、本作は前2作に比べると、ちょっと暗号の解読がこじつけっぽくて、正直、少々退屈?と思う場面もありました。

    ただ、ワシントンDCには、行ってみたくなります。

  • 3月14日読了

    次がどうなるのかが気になりすぎて、だいぶ早く読んでしまったせいか、色んなとこがナゾのままになってしまいました。

    あと今回のテーマがフリーメイソンということでしたが、おそらく欧米圏の人に比べると日本人にはピンときにくい内容だったように思いました。

    ただ、シリーズ共通して思うのは、偏見から自由な教授の視点が素敵だなと。
    よく自分の文化が最適で、他の文化の風習なんかを一義的に野蛮で低俗だとみなすことがあるけど、教授はそうした見方をする人に対して、その風習の理由を論理的に説明したり、自分の文化にも野蛮さやナンセンスさが十分含まれていることを指摘して、世の中を偏見や根拠のない思い込みで見ることに度々警鐘を鳴らしている。
    こういう視点ができる人がふえていけば、世界はもっと生きやすいをてはないかな。

  • キリスト教圏の精神構造って何か稚拙だなーと本書だけじゃないけれど感じる。
    あ、この本のストーリーは、あまり起伏がなく、人物に面白みはなく、敵(?)に説得力もなく、バカ息子がバカ過ぎで、謎のスタンドプレーが多く、CIAが冴えなくて何かもう突っ込む気も失せる。最後の方は眠くて仕方がなかった。
    あれくらいで別に世界は覆らないよ…

  • Audible にて。
    中巻に引き続き、ラングドン教授のお家芸である謎解きシーンがやはり面白い。
    美術館に現物を見に行くというラングドン教授がキャサリンに「あなたが美術館に行くとロクなことがない」と止められるシーンは笑った。笑
    このシリーズすべてに言えることだけれど、実在の建物や美術品をもとに書かれているので、今後その建物や絵画などを見る目が変わるというのが面白い。きっと今ワシントンdcに行ったら楽しいに違いない。
    ただその反対、知らない建物や絵画はググりながらでないといまいちイメージが掴めないのが難点。映画化向きな作品。
    最終的には、犯人の目的がなぜこれほど恐れられていたのかよくわからず。当人にとっては大した問題でも、国家の重要問題とは言えないのでは…サトウ局長。

  • ふむ

  • 2009年に出版された小説の下巻です。2021年にアシュリー・ズーカーマン主演でドラマ化もされています。
     ラングドンシリーズの第3作品目となる本作は、世界最大の秘密結社・フリーメイソンを題材にしています。
     「ダ・ヴィンチ・コード」の何年も前、若きロバートラングドン教授が、恩師であり友人のピーター・ソロモンを救出すべく数々の謎を解明し、真相に迫っていく物語。

     世界規模で活躍していた秘密結社のフリーメイソンについてもたくさん知ることができる作品です。

     図書館アルバイトスタッフ Y・H

     熊本学園大学付属図書館OPAC

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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