ジュリエット 上

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.88
  • (3)
  • (8)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 69
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047916425

作品紹介・あらすじ

一族に伝わる秘宝を求めて、ジュリーは遺されたたった一つの手掛かりを元にイタリア・シエナへと飛ぶ。そこで彼女は、自らがあのジュリエットの末裔だと知る…。世界31カ国が熱狂した実力派歴史エンターテインメント登場。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本屋で以前見かけて以来気になってはいたのだけど、女性作家の上下巻ボリュームのエンタメ系歴史小説は最近ハズレが多かったので、ちょっと躊躇いがあった(ひとまとめにしてはいけないが)。でもやっぱり気になって我慢できなくなり、ついに購入。
    幼い頃に両親を事故で亡くし、伯母に引き取られて育った双子の姉妹のひとりが主人公。亡くなった伯母の奇妙な遺言に従ってイタリアへ、生まれ故郷のシエナへ母親が遺した家宝を見つけに行くことになる。彼女の本当の名前はジュリエッタで、「ロミオとジュリエット」のあのジュリエットの末裔だと言われるが……という、ドキドキワクワクする話。
    うん、面白い。というか、美味しい。面白い小説はやっぱり美味しいと感じるなあと再確認させてくれた。
    さてさて、下巻はどうなるのかな?

  • 本屋さんで見かけてから気になって、留学前後で買いそろえたにも関わらず、なぜかずっと放置してたのを漸く

    何で今まで放置してたんだろって思っちゃう位読み始めたら、一気にこの世界観に引き込まれてしまった
    最後の終わり方とか、ずるい このまま下も続けて読まなきゃ!ってなってる

    現代のジュリエッタが、母から譲り受けた物を手がかりに、運命か神に踊らされるように行動していくのが面白いのと同時に軽く、不思議な恐怖心みたいのもあって、最後の方で名字が同じなのが1340年のジュリエッタと現代ジュリエッタだけっていうのにも軽く怖い、ってなった

    途中から現代と1340年を行ったり来たりするけど、双方の出来事が上手く関係してて、ちょっとずつ謎が解かれていく、ちょっとずつ過去との関連性が見えてくのがいい 引き込まれる
    あとそれぞれが一回で語られる量がちょうど良い

    ただ、この訳、結構直訳的な印象を受けて苦手
    登場人物の個性はもちろん表れて入るけど強くないし、
    これ明らかに辞書のままの言葉だなって印象を受ける訳文も多くて・・・例えば『〜しなくてはならない』とか(もちろん違う英単語が使われてるかもしれないけど)must/have toの辞書の意味のまんまで、「〜しなくちゃ」とかにはならないのか、って時々違和感を覚える位に堅い表現があったりする
    こういう訳が個人的に相性が良くないみたいで、脳内で勝手に自分的にしっくりくる感じに変えちゃう


    本作を読んでて、ロミオとジュリエットは子供の頃、物語に直されたのを読んだ切り出し、原作はもちろん、ト書きのままの訳文も読まないままきてるから、改めて読んでみたいと思った
    物語もシエナやイタリアの歴史なんかは全く知らないから、歴史と創造の区別がつかないのが、物語にのめり込むにはもってこいだけど、区別がつかないと、どこまで信じていいのか混乱する
    ロミオの家がジュリエットの家と対立関係ではなく、むしろ中立的な立場なのが面白いなって思った

  • ジュリー・ジェイコブスは25歳。
    シェイクスピアについて短期の講義をしながら、気楽に暮らしていた。
    髪を三つ編みにして、身体の線の出ないヒッピーめいた服という地味な格好。
    奔放な双子の妹ジャニスと仲が悪く、何かと笑いものにされたりもしたので、正反対の生き方をしてきたのだ。
    二人はイタリアで生まれたが、両親が亡くなって大伯母のローズに引き取られ、アメリカで育った。
    大伯母は善意の人なのだが、物事を手際よく処理することは出来ない方。執事のウンベルトがよく世話をしてくれた。
    大伯母が亡くなり、遺産は意外にも妹のジャニスへ。
    ジュリーには鍵が一つ。イタリアに母ダイアンが遺した物があると知らされる。ジュリーの本名はジュリエッタ・トロメイで、なんとあのロミオとジュリエットにまつわる家の子孫だという。
    ロミオとジュリエットの原話は、ヴェローナではなくシエナで起きた事件で、ロミオ・マレスコッティとジュリエッタ・トロメイの悲恋。
    ジュリエットには妹ジアノッツァがいたという。
    一族に伝わる秘宝が‥?

    空港で荷物を無くしたジュリーに、知り合ったばかりの女性が親切にしてくれる。
    過去にはトロメイの宿敵であったというサリンベーニ家に嫁いだマダム、エヴァ・マリア。
    エヴァ・マリアの名付け子で軍警察警部のアレッサンドロにも引き合わされるが、露骨に不審の目で見られる。
    過去に何があったのか?
    母ダイアンが熱心に調べていた事実とは‥?
    なぜ両親のことを何も教えて貰えなかったのか‥
    父親はトロメイ教授といって、母よりはかなり年上。彼の蔵書にも過去を解き明かす何かが?
    秘密は少しずつ解き明かされていくのです。

    美しい街シエナの描写が魅力的。
    ゴシック建築の宝庫なんですね。
    原話がシエナにあったというのは事実らしい。
    サリンベーニ家とトロメイ家は抗争を繰り返していたんだそうで。
    領主サリンべー二の残酷な行状は創作だそうですが。

  • ダヴィンチ・コードのロミジュリ版?シエナが大好きなので、読んでみました。

  • ロミオとジュリエットに隠された真実とは?なミステリ。
    ダヴィンチコードからこち、欧米でもこういうミステリが流行ってるのかな。

    ロミオが実は仇敵の家でなく、中立的な立場の家だったというのは興味深い。

全5件中 1 - 5件を表示

アン・フォーティアの作品

ツイートする