シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 58
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048120012

作品紹介・あらすじ

情報整理7割、デザイン3割。メディアで活躍するインフォグラフィックのプロが、複雑な情報をシンプルに伝えるためのテクニックをビジネスプレゼン用にアレンジ。大事なのは、うまい絵ではなく伝わる絵を描くこと。

感想・レビュー・書評

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  • NewsPicksのインフォグラフィックス・エディター櫻田さんの著書。
    元々NPで制作物を拝見し、感動したのがきっかけで本書を購入。

    インフォグラフィックの良いところは"分かりやすい"こと。
    これに終始すると思う。

    本書ではいかにシンプルに"伝えりやすい"ように物事を組み立てるか、という事が書かれており、
    グラフィッカーだけでなく非常に参考になる一冊。
    どちらかというとプレゼン寄りだが、そうでなくともタメになる。
    情報の整理整頓はどんな仕事でも重要。

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    ■情報が多く、情報が複雑な時代だからこそ「シンプル」が魅力になる

    インフォグラフィック
    =インフォメーション+グラフィック

    ビジュアルではなく"言いたいことがまとめられているか"が重要


    ■整理と整頓の違い

    整理:大事な情報を残して、優先度の低い情報を切り捨てる
    整頓:情報を構造化して簡単に取り出せるように整える

    ※洋服の整理・整頓を例に思い出してみよう


    ■ストーリーテリング:四コマはストーリーの原点

    「四コマ漫画は、漫画の筋立ての基本である」

    「四コマを十も百も並べると、長編になる。
     あるいは四コマを水増ししても長い物語はつくれる。
     四コマ漫画とは、話を四つの段階に分けて表現する方法だ。
     こうすることで案が考えやすかったり物語をつくりやすくなる」

    ――手塚治虫

    ex)スティーブ・ジョブズのiPodリリースのスピーチ(2001年)
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    起:カメラなど、時代はデジタル
    承:でも音楽のデジタル端末はイマイチ
    転:そこでiPod
    結:1000曲をポケットに
    ----------------------

    このように本質を4分割し、起承転結でスピーチしていた

    【起】=テーマに関する社会背景
     俯瞰した視点から、テーマについて考える

    【承】=問題提起
     プレゼンの聞き手に身近で具体的な問題を提起する

    【転】=解決策提示
     その問題の解決策を提示する
     商品説明なら特徴や他にない強みなど、セールスポイント

    【結】=効果
     解決策によってもたらされる効果を提示


    ■プレゼンの目的はコミュニケーション

    プレゼンでありがちなのは自分の考えや言いたいことを伝えることに気を取られること
    本来の目的は主張をただ伝えるだけではなく"コミュニケーション"

    情報の受け手に関心を持ってもらう、理解してもらう、反応してもらう
    ⇒そうする事で初めて目的を果たせる

  •  そのようにプレゼンするのか、その心構えの指標になる一冊。何かをプレゼンするということは、人前で発表する時だけの問題ではない。それをどのような手順で何に注意して準備するか、というところから始まっている。
     情報収集、整理整頓、抽出、、、様々な手順を踏んで思考を整理し、相手にわかる形=プレゼンに仕上げていく中のどの工程でもシンプルビジュアルを意識することの重要性、ビジュアルとして可視化することの重要性を学ぶことができた。

  • タイトルの通り、プレゼンテーション用の資料をうまく作るための指南本だが、それ以前の「情報のまとめかた」「視覚表現のコツ」などが簡潔にまとめられていてなかなかよい本だった。ただ、簡潔にまとめすぎて束が足らなくなったのか、後半部分にインタビューページがけっこうな量で割かれているのはご愛嬌。また、そのわりにはちょっとお値段が張るが、全ページ2色刷りなのでこれもまぁ、仕方ないところではあるだろうか。

  • ラフスケッチを描く際に、「情報をわかりやすく伝えるための工夫」として、「小さく描くこと」を挙げているのがおもしろい(p.52)。情報量をしぼりこむためだ。
    同様に、ストーリーを言葉で考えるときに使う付箋も小さいものがよいという。
    発想法というと、ひろびろとのびのびとやろうといわれることが多いと思うが、逆なのは面白い。
    ただし、小さく描くのだが、その分、数は多く描くのだ。

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著者プロフィール

櫻田 潤(さくらだ じゅん)

東京生まれ。学習院大学経済学部卒。2010年に企業で働きながら、個人サイト「ビジュアルシンキング」を立ち上げ、インフォグラフィックに関する情報発信と制作を開始。2014年にインフォグラフィック・エディターとしてNewsPicksに参画。インフォグラフィックを用いた記事の編集・デザインを担当。2018年より、コミュニティ「ビジュアルシンキングラボ」主宰。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』『図で考える。シンプルになる。』ほか。

https://visualthinking.jp/
https://twitter.com/jun_saq

「2019年 『たのしいスケッチノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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