- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048120012
作品紹介・あらすじ
情報整理7割、デザイン3割。メディアで活躍するインフォグラフィックのプロが、複雑な情報をシンプルに伝えるためのテクニックをビジネスプレゼン用にアレンジ。大事なのは、うまい絵ではなく伝わる絵を描くこと。
感想・レビュー・書評
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そのようにプレゼンするのか、その心構えの指標になる一冊。何かをプレゼンするということは、人前で発表する時だけの問題ではない。それをどのような手順で何に注意して準備するか、というところから始まっている。
情報収集、整理整頓、抽出、、、様々な手順を踏んで思考を整理し、相手にわかる形=プレゼンに仕上げていく中のどの工程でもシンプルビジュアルを意識することの重要性、ビジュアルとして可視化することの重要性を学ぶことができた。 -
タイトルの通り、プレゼンテーション用の資料をうまく作るための指南本だが、それ以前の「情報のまとめかた」「視覚表現のコツ」などが簡潔にまとめられていてなかなかよい本だった。ただ、簡潔にまとめすぎて束が足らなくなったのか、後半部分にインタビューページがけっこうな量で割かれているのはご愛嬌。また、そのわりにはちょっとお値段が張るが、全ページ2色刷りなのでこれもまぁ、仕方ないところではあるだろうか。
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ラフスケッチを描く際に、「情報をわかりやすく伝えるための工夫」として、「小さく描くこと」を挙げているのがおもしろい(p.52)。情報量をしぼりこむためだ。
同様に、ストーリーを言葉で考えるときに使う付箋も小さいものがよいという。
発想法というと、ひろびろとのびのびとやろうといわれることが多いと思うが、逆なのは面白い。
ただし、小さく描くのだが、その分、数は多く描くのだ。