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Amazon.co.jp ・本 (564ページ) / ISBN・EAN: 9784048120029
作品紹介・あらすじ
廃ゲーマーを社員にしたり、「ブラウザ三国志」に会社ぐるみでハマったり、自作ゲームのコンテストを開いたり、「将棋電王戦」を開催したり。そんなドワンゴは、そもそもネットワークゲームを対象としたシステムの企画・開発・運用行う会社として1997年に設立された。同社は、着メロで地固めをし、ニコニコ動画でユーザーコミュニティを確立し、ニコニコ超会議ではリアルイベントで「リアルとネットの融合」を試みた。
本書は、そんなドワンゴのストラテジを暴こうとするゲームサイト・4Gamer.net編集部の企みと、あくまでもゲーマー人生の自慢したかったドワンゴ会長・川上量生の戦いを描いたものである。それは一見、ただの雑談をしているだけのようにみえて、実は、ビジネスやウェブサービス、ネットコミュニティについて、あるいは21世紀における社会の最適解をどう見つけていくのかを議論し明らかにしている。
『ルールを変える思考法』(角川EPUB選書)の元にもなった第10回(10.5回は電子版に収録)までと、それ以降のビジネスをからませたゲーム話、さらに川上による「あとからコラム」、「ゲームリスト・ゲーム年表・ドワンゴ年表」を収録した超保存版。その根底に流れるのは、素晴らしきリアル・ゲーマーたちの愛と野望と挫折と哲学なのである。
目次
1 世の中で一番面白いゲームは「現実」
2 「事業成功させるための方法論」について
3 「ひろゆき」みたいな人間が増えていくと、人類は滅亡する!
4 “コンテンツの定義”を見つけた
5 あのとき君は、どうして「Player Kill」ばかりしていたの?
6 今は”無駄なこと”が不足しているから、僕らは「ニコニコ超会議」をやったんです
7 オンラインゲームでのチームマネジメントは会社の経営に通じる
8 コミュニティサービスの本質ってどこにある?
9 会社経営はクソゲー過ぎる!
10ゴミ拾いばかりしてたら「夢の島」が出来ちゃった!
10.5 経営者こそもっと社畜になるべき!
11 「ネットとリアルの和解」がニコニコ超会議の役割――ニコニコ超会議2
12 ゲームの周りに凄い才能が集まっていた
13 津田大介の”本性”を見た!
14 絵文字の生みの親が語るiモード開発の舞台裏。ドコモがアップルになれなかった理由
15 「BM98」を開発した伝説的なプログラマー登場! 将棋電王トーナメント、なんで勝てたんですか?
16 将棋電王戦は、21世紀を生きる人類を映し出す鏡なのかも
17 なぜ今、努力しないで成功する物語がはやるのか?
18 「普通はこうだから」って意見とは戦っていきたい――ニコニコ超会議3
19 人類は「機械が生み出す知財」にどう向き合うべきか
おまけのあとがき対談「論理と愛と賢さについて」
ドワンゴ年表・ゲーム年表・ゲームリスト
登場するのは、麻生巖、伊藤直也、海燕、栗田穣崇、清水亮、谷川浩司
みんなの感想まとめ
多様な視点からゲームと経営の関係を探る本書は、成功体験や挫折を経た著名なゲーマーたちの物語を通じて、現代のビジネスにおける「没頭する力」の重要性を示しています。著者は、ゲームの経験が経営に役立つかをテ...
感想・レビュー・書評
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出てくる人たちは、若いときに一見無駄に見える時間を費やしており、それが成功体験(?)となって結果的にいい方向に転換した人たちだなと感じた。
今はタイパに比重が置かれており、答えがあるのかもわからないことにどっぷり手間暇をかけることがなくなっているが、おいおいスケールするのは一つのことに没頭できる能力なんだなと感じる。
聞き手となるインタビュアーや編集がうまく、分厚い本だがスイスイ読めてしまう。良い本だった。
紙面でスキップされていた任天堂の岩田氏の記事とその後の特別編は、まだインターネットで読めます。 -
現カドカワ代表取締役社長の川上量生氏が4Gamer.netの企画で行った対談本。ニコニコ動画の業績が良かった時代の記事なので、やや調子に乗った発言が目立つが、それも含めて味わい深い。
ゲーム経験は経営(ビジネス)において役に立つか、という切り口で語られており、対談相手となっている著名人のゲーム遍歴が語られる。ゲームについての話題は共感できる話もあるし、ピンとこない話もあるが、これは読み手の世代によるものだろう。むしろ対談のテーマから外れた、ゲームと無関係な話題のほうが総じて面白かった。
ネットビジネスにおける人間と機械(AIなど)の戦いは、確実に人間側が負けるが、最後までその流れに抗いたい、人間らしいコンテンツを作りたいという川上氏の主張は悪くないと思う。現実にニコニコ動画が、資本の力によって敗勢に追い込まれつつある現状を思うといっそう感慨がある。 -
川上さんが語る話は深く多岐にわたり大変面白い。もう明日から経営に使える知識の宝庫という感じ。ただ、その話の展開にインタビューアーさんがついて行ってない箇所も一部あり、若干食い足りない部分もあるのも事実。ただ、川上さんの発想力は半端ないので、ついて行ける人って、そんなにいないんだろうな、とも思う。あのインタビュアーさんだからこそ、ここまでの内容に構築できたという印象もある。
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ニコニコ動画やニコニコ超会議を手掛けるドワンゴの社長川上量生へのインタビュー。ゲーマーは実は頭がよいのでリアルで経営者を目指すべき、というところからスタートし、ゲーム好きな著名人(角川書店社長、棋士谷川浩司氏など)や、ドワンゴのニコニコ超会議スタッフなどを交え、話題は多岐に渡る。川上氏の豪快な人柄が面白く、ネット業界の熱さと勢いが伝わってきた。
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ゲーム、ネット関連ビジネスがいかに一部の集まりで運営されているかという事がよくわかる。無理矢理でも一つに集約させようとすればできてしまうところが怖い。
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