火の鳥(愛蔵版) (1) (愛蔵版)

  • 角川書店 (1986年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784048520317

みんなの感想まとめ

壮大なテーマと深いメッセージが織り交ぜられたこの作品は、古代日本を舞台にした一大スペクタクルです。クマソの国を背景に、火の鳥を巡る人々の闘いと再生の物語が描かれ、歴史的な要素が巧みに取り入れられていま...

感想・レビュー・書評

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  • 2025.4.12市立図書館
    「MOE」最新号で手塚治虫の「火の鳥」特集を読んで、中高生の頃に読んだことを思い出してなつかしみつつ、また読みたくなって、先週末5巻(復活・羽衣編)を借りて読み終えて、返しに行ったら本棚にちょうどこの黎明編だけあったので、また借りてきてしまった。かつて読んだのもまさにこの愛蔵版だったのでほんとうになつかしい。

    初出は『COM』(虫プロ商事、1967年)。

    家に帰ってきて冒頭だけぱらっと見るつもりがページを繰る手が止まらず、けっきょく一息に読んでしまった。さすが巨匠。クマソの国を舞台に、日本書紀や古事記の記述から中国の史書や歴史研究の仮説まであれこれとりいれられた一大スペクタクルで、火をふく山にいて再生を繰り返すという火の鳥をねらってクマソの国の地元のものからヤマタイ国のヒミコ、大陸から馬で攻めてきた高天原族らが血で血を洗う闘いを繰り広げる。狂言回しとなる猿田彦が記憶にあった以上にいいやつだった。
    骨太のストーリーを展開しつつ、絵にはパロディや遊び、実験なども多くて、子ども心にもすごく惹きつけられたことを思い出した。

  • 再読
    いわずとしれた名作なので重箱隅の感想
    黎明編 そういえばこの作品の舞台は日本に限られていて
    そこから作者の作品はどれも同じ時代の日本風だと思う
    未来編 正しく生命を使って欲しいという希望は
    人間性がその正しさを持てるものなのかと疑問
    大多数が正しくともごく一部が台無しにすれば正しくないなら
    それができる人間そのものが正しくないと思う
    乱世編 郷御前の無視されぶりはなぜなのか
    義経のキャラ付けに合わないからだろうけれど悲哀を感じる

  • 自分の生死観の原点はこれ

  • 初めて手塚治虫作品に触れたのは、この作品か『虹のプレリュード』という「なかよし」の別冊付録マンガだったかと思います。

    小学生の時に同級生から借りました。ハードカバーのマンガを手にしたのも初めてで驚きましたが、内容にも驚きました。
    輪廻とか業を信じていたころですし、自分の行なうこと、成功や過ちは全て繋がっているものだと、この火の鳥を読んで自分に武者震いをしたものです。
    そしてこのような内容の本を友達が小学生で読んでいることに感心し尊敬もしたような…勧めてくれましたし。

    そして手塚治虫のファンになりました。
    何世代にも読み続けられてほしい作品の一つです。

  • 手塚治虫さんの作品は人間を窮地に窮地に追い込んで、
    それを様々な立場や視点から描きこんでいく、というのが
    共通してあるようなきがしますが、
    これもそうだと思います。

    前読んだ「火の鳥」ものよりは、主人公のヒーローっぽさ、
    そしてヒロインっぽいヒロインの場面が少ないのはあるものの、
    というか、むしろそこが、個人的にはグっとくるところがありました。
    前読んだものよりは確かに感情移入として、しにくいところは
    あるかもしれませんが、それは妄想させる、というか
    「気にならせる」(ツッコミをいれさせる)余地があるのかもしれません。

    個人的にはヒミコとその周りのお付きの女性たちが
    何だか妙に好きだったのですが…あと猿田彦。

    というか、猿田彦が個人的にはものすごくグっときたのです。
    手塚さんの作品のイメージかもしれませんが、
    同性愛を、しかも、何というか曖昧な形で描いている、
    しかも、ほんのちょっとだけですけど、
    そういうものを描かれているイメージがなかったので、
    何だかとてもグっとくるものがありました。

    同性愛、しかも醜い容姿から向かったものがあるような
    気がして、この猿田彦って人は本当に
    ジェンダーとかじゃなく、男性性としての不安定さが
    性ってものを乗り越えている対象への「気持ち」ってものが
    ある気がして、両性の分かりやすい「愛」よりも、
    共感してしまいました、はい。

    ここに出てくる人たちは、他の作品に比べて
    欠点というのが分かりやすく見つけやすいのかもしれません。
    それが個人的に、ヒーローが目に付きやすい「物語」と
    違うように感じて、物足りなさがあるかもしれませんが、
    そこに愛着も感じざるえませんでした。

  • いつぞやNHKでOA中の爆笑問題の「爆問学問」~ゲスト 浦沢直樹のときに絶賛されていた。
    浦沢さんは、手塚治虫の大ファンだそうで、特に「火の鳥」はバイブルのように大切に読み返すと聞いて、読み始めた。

    スケールが大きくて、驚く。人の気持ちのありようがとても共感できて、面白い。ずんずん次の巻に進む!
    確かに、マンガも描いてストーリーも考えて、手塚さんはものすごい創作者だったんだなぁと思う。

  • ちっこい火の鳥かわいいw

  • 【黎明編】
    ヒミコの時代。ヤマタイコクとクマソのお話。
    未来編のラストとループ。

  • 僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。

    日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。

    1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。

  • すごいな…。言うことなし。

  • 最初をすっとばして読んでたけど、他の本とのつながりがようやくわかった祭政は宗教が政治の手段に使われる、ってメッセージは伝わった

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著者プロフィール

手塚 治虫(テヅカ オサム)
1928年、大阪府豊中市生まれ。大阪大学附属医学専門部卒。医学博士。46年『マアチャンの日記帳』でデビューし、翌年発表の『新寶島』がベストセラーとなる。以来、日本のストーリー漫画の確立に尽力した。また、アニメーションの世界でも大きな業績を残している。代表作に『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』『ブラック・ジャック』『アドルフに告ぐ』など多数。89年逝去。

「2026年 『ながい窖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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