お陽様なんか出なくてもかまわない (あすかコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048521093

感想・レビュー・書評

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  • デッサン力に定評のある多田由美のデビュー漫画。
    表紙のきらびやかさに惹かれ買って、実家にあったものを何十年ぶりに再読。

    物語は全部アメリカの話だが、話にアメリカらしさ(たとえばアメリカの小説のようなクールな雰囲気)はあまりなく、日本人がアメリカという設定を借りて書いているようなある意味幻想的な物語。

    この絵を見て思い出したのが、きたがわ翔という漫画家。
    私が高校くらいの頃ヤングジャンプで連載していた漫画家で、この多田さんの絵にスクリーントーンをはりまくったような絵が印象的で。ある意味80年代テイストな漫画家さんでした。
    調べてみるとやはり、きたがわさんは多田さんに大きく影響を受けていた模様。
    https://ameblo.jp/sho-kitagawa/entry-12336844140.html

    さすが、プロの漫画家さん。私があまり気付かなかった構図の話なども丁寧に解説してくれていて。なるほどこの絵の斬新さはここにあるのかと、やっと理解できました。

    一緒に書かれている高野文子などの絵の斬新さというかうまさは、素人目にもよくわかるのですが、多田さんも尋常じゃないんですね。

    絵を愛でる漫画として、価値があるんだなと、ようやくわかりました。

  • 多田由美のデビュー単行本。当時「凄い人が出た!」と思いました。このアメリカっぽいセンスの漫画に、何故か山田双葉(現、山田詠美)の漫画を思い出しました。絶版…と思ったら、河出書房新社から再販されてますね。

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著者プロフィール

1963年生まれ。大阪府出身。1986年、「月刊ASUKA」(KADOKAWA刊)でデビュー。以後、『トゥルー・ブルーは決して色あせない』『ディア・ダイアリー ―多田由美 短編集―』など短編集を数多く手がけ、イラストレーターとしての活動も行う。現在は神戸芸術工科大学芸術工学部まんが表現学科にて准教授を務めている。

「2019年 『レッド・ベルベット(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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