李朝・暗行記 (あすかコミックスDX)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048524193

感想・レビュー・書評

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  • 北辺の疾風で皇さんにはまる。
    愛するものを奪われる恨みも、愛するものを慈しむ優しさも、互いに共有するのに共存できない皮肉。
    そういうものをぐっと突きつけられるような見せ方と、その辺を歴史に添わせた描き方がたまらんなあと

  • 李朝の頃にいた「暗行御史(アメンオサ)※」のお話。
    (※国王直属の地方監視役人)

    皇なつきさんの手で、チマチョゴリ女性や韓国役人たちが美麗に描かれ過ぎていて、
    なんかそれだけで好きでも嫌いでもない韓国が好きになってしまいそう。

    極めて有能で優しい主人公が、実は妻を売り渡してしまった(とは違うけど)過去を持っていて、その罪悪感で生きているという悲しい土台から始まる。
    勧善懲悪の要素があるお話が一番好き。

    「あごひげ三尺でも食えてこそ両班」という言葉を覚えてしまった(笑)

  • …。よく分からん。

  • 繊細で美しく絵を描く漫画家・皇なつきの李朝漫画。


    “李朝の時代、密かに地方を巡歴し不正を暴く、国王直属の官があった。その名、暗行御史。深き恨とともにこの要職に就いた尹寿驥の活躍と、この世に尽きぬ悲運を描いた珠玉の作品集。”―表紙より。

    ◇鴛鴦恨
    ◇北辺の疾風
    ◇身世打令
    ◇貢院の鬼


    暗行御史って、なんか水戸黄門みたい。
    相変わらず絵が緻密で美しいです。
    チマチョゴリって、ホントかわいい。一度着てみたい。

    最近ブームの韓流とは、ちょっと違った感じ。

  • 新・伝説の故郷にあってもおかしくない。てかこれをドラマ化してほしい。

  • 上手すぎます。でも実は大学の同じ学科出身だったり。

  • 皇 なつき氏の作品との出会いは、本屋さんで偶然見かけた、この表紙。
    中身チェックもできず、ダメもと気分で購入したら、
    ななななんとっ!

    私の嗅覚に感動。

    すばらしい作品。やっぱ、特に好きです。

  • 李氏朝鮮時代に実在した官職、暗行御史の尹のお話。
    暗行御史といえば、他に「新暗行御史」っちゅう漫画があって、むかーし友達に貸してもらったことがあるけど、あんなファンタジーではありません。
    普段はボロを着て、内実調査をして、現実的に不正を摘発する正統派暗行御史です(笑
    (あっちを批判したい訳ではないのであしからず!)
    摘発のシーンはまさに朝鮮版水戸黄門!鮮やかな手際です!
    と言ってもまともに仕事してるのは最初の1話だけなんですけど・・・。でも面白い職業です。

    官吏になる難しさとか、女真族のこともちょっと勉強になりました。
    中国のイメージの辮髪って女真が元なんですねー知らなんだわー。

  • イメージがないのが残念…。皇なつきの絵は本当に端整で綺麗です。作品にほとんどトーンを使っていないのも凄い。この漫画で初めて“暗行御史”を知りました。朝鮮も良いですが、中国を舞台にした歴史・古典系の作品達は本当に素晴らしいです。

  • 暗行御史(アメンオサ)かっこいい〜〜。勧善懲悪の話は読んでてスッキリする。ただ、名乗らないうちからオサはオサだと分かってしまったけどね…主役顔だから。あと、悪役だったけれど、女真族もかっこよかった。馬超似で(そればっか)。

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著者プロフィール

1990年デビューの漫画家。京都在住。近刊『山に住む神』(あすかコミックスDX)

「2021年 『お江戸ふしぎ噺 あやし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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