アンタイトルド (あすかコミックスDX)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 107
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048529389

感想・レビュー・書評

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  • 純文学の小説っぽい話を描きたかったのかな、という印象。
    ただ、優れた純文学の文体や流れが作る空気感をこの本では出せず、それに憧れるなんだか形ばかりの「悲しい人々・ドライな空気感・悪い子どもたち」みたいな印象を受けた。

  • 岡崎京子の短編集。「万事快調」と「お散歩」が面白かった。

  • 短編集。
    「ロシアの山」がいちばんツボにはまった。

    同じ団地の12階と14階に住む2人が2つ上の階にママがいて、
    同じ天井、同じ作りの部屋で初体験をしようとする。
    でもお母さんが帰ってきて、2人は場所を変えて、
    団地のボイラー室で初体験をしようとするが、
    遠くの火事に見とれて中断。
    その13日後にたわいもないことで2人は別れる。
    「あのとき火事がなかったら」と何度も考えるけれど、
    それは無意味だ。
    だって、火事はあったのだし、実際に2人は別れたのだから。
    「IF」はいつでも反実仮想であって現実ではないのだ。

    下手な小説よりテーマも設定もよくて、面白かった。

  • 読んだ日:2009/08/15
    買った日:2009/08/15
    買った所:
    値  段:\\500の半額

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著者プロフィール

著者経歴 80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写と巧みなセリフ回しで、愛や暴力、トレンド&カルチャーが描かれたマンガを生み出してきた先駆的存在。『ヘルタースケルター』で2003年文化メディア庁マンガ部門優秀賞、'04年手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。主な作品に『pink』『ジオラマボーイ☆パノラマガール』『リバーズ・エッジ』『エンド・オブ・ザ・ワールド』など。


「2015年 『恋とはどういうものかしら?新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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