北神伝綺 下

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 195
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048530521

感想・レビュー・書評

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  • 甘粕正彦に出口王仁三郎、江戸川乱歩まで登場人物が濃い…濃すぎる…。
    勿論フィクションなのですが表に出せない歴史、皇国史観を守るために葬られた人やモノは恐らく存在したのだろうと思わせられる妙なリアルさが混沌とした世界にありました。
    実在する人々を動かしてこれだけの世界を作るのはすごいな、と思いました。
    掲載誌の休刊でここで終わってしまったのが残念です。

  • 裏の民俗学みたいなストーリーと偽史はおもしろい。最後はちょっと飛ばしちゃったけど。

  • 木島日記読んで大丈夫な人は読むべし
    絵も話も多分好みはかなり好き嫌いが別れると思います

  • 帯表
    五族協和、満州、甘粕正彦、帝都東京、山人、
    昭和の大学者、柳田國男が完成させた学問、民俗学。
    その民俗学が科学となるために捨てねばならなかった異端の部分を受け継いだ影の民俗学者・兵頭北神が紡ぐ闇のフィールドノート!!
    帯裏
    昭和初期の日本とまんしゅうをに知識人、文化人、軍人が織りなす民俗ロマン!!

  • 『木島日記』と対を成す、こちらは柳田國男編。

    柳田の「山の人生」「山人考」に基づいた物語で、
    やはし実在の人物をフィクション的に扱うのがお得意。
    上巻は宮沢賢治や竹久夢二、下巻では江戸川乱歩などが出てきます。

    最近の作だけあって、森さんの絵が更に進化。
    構図のあそびは「木島」よりかは薄いですが、話の纏まりはかなりわかり易い。

  • この作者二人の出す作品シリーズだと、この話が一番好きです。先生と北神との子弟愛?が良いです。

  • この世界観は、やばい!絵もすごい。

  • 上巻の続き。古本屋で探し回ってようやく見つけた一冊。気付けば、新装版が出ていたんですね(苦笑)北神の出番はこれでお終いですが、役目は「木島日記」の木島にちゃんと引き継がれています。

  • 完結作品!でも・・かなり意味深な終わり方!歴史の味方が少し変わる!

  • 史実の裏側とは。宮沢賢治の話が好きだ。木島よりコチラのが読みやすい、かも。

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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