貴婦人が愛した食卓芸術

今田美奈子

• 角川書店 (2001年10月18日発売)

作品紹介・あらすじ

マリー・アントワネット、エリザベート等８人の王妃や貴婦人たちのドラマティックな生涯を紹介しながら、各時代の様式で食卓を再現。日常のテーブルセッティングの参考にもなる優雅な１冊。

感想・レビュー・書評

[岡本マヤさんの感想 · 2023年8月31日]

今田美奈子さんの講座に通う方なら必ず読んだことがあるだろう教本。￥8000！ですが内容はおもにテーブルコーディネートの歴史本になります。
カトリーヌメディチやエカテリーナ2世まで出てきます。今田美奈子さんといえばすぐにマリー・アントワネットのイメージですがアントワネット妃の母親のマリアテレジアのイメージが強く感じられました。感想。

[moonpearlさんの感想 · 2017年6月16日]

歴史上の8名の貴婦人のテーブルセッティングを、資料を基に、イメージを膨らませて再現したというもの。とっても美しく、「きっと、本当にこんな美しいテーブルだったのだろうな、このテーブルをあの貴婦人が囲んだのだろうな」と、うっとりさせられる本。この本で、ますます、食器が好きになった。

著者プロフィール

白百合短期大学卒業。ヨーロッパ各国の製菓学校やホテル学校で伝統のお菓子やシュガーデコレーション、テーブルセッティングを学び「今田美奈子食卓芸術サロン」を主宰。2003年、テーブルアートにおいて世界で初めてフランス政府より芸術文化勲章受章。2011年、フランス政府より製菓で農事功労賞受賞。日本ペンクラブ会員。2009年新宿高島屋4階に、サロン講座も行なうミュージアムスタイルのティーサロン「サロン・ド・テ・イマダミナコ」をオープン。また、ジョサイア・コンドルの建築を楽しむ有形文化財の別荘である湯河原の「銀河館」や各地で講演を行なっている。

「2017年 『しあわせを引き寄せる 洋菓子の事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」