夢々陰陽師鬼談 (あすかコミックスDX)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・マンガ (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048534451

感想・レビュー・書評

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  • 絵も世界観も良かった。

  • 原作と違ってこっちが好き。

  •  作画タッチの独特さが素晴らしい。
     トーン使いやぼかし具合が微妙な光彩と陰影を生んでいて、物凄く綺麗。
     流し目が堪らない。
     晴明の烏帽子姿も秀麗。
     鋭敏なのかぽやんとしているのか掴みどころのない雰囲気と色気を発しては、淡々と振る舞う姿が妖しくも美しい。
     鬼女である宇治の橋姫と契る場面は、惚れ惚れする程に艶っぽい。
     夫にぞっこんラブの過激な竜女の奥方・息長姫も可愛く見えるし、彼女を持て余すようで結局はいちゃついている夫婦っぷりが楽しい。
     道満との不義ネタも、思い込み故の人違いとくればいっそ笑える。
     特に、晴明の童子時代を描いた「星の術者」がお気に入り。
     子供の頃から、この威圧感と気高さ(裸体すら清廉)。
     “夢を抱く殿方ってどうしてああも美しいの”という息長姫の台詞に共感する。
     人の世の縁(えにし)を素直に面白がる顔が、崇高なくらい。
     姫との馴れ初めでも、駄々を捏ねる彼女を、“あなたの夢をぼくが買い上げる”とあっさり篭絡する手管が見事。
     そして、(先祖と仮定する)阿倍仲麻呂の盟友・吉備真備の裔、賀茂保憲と最初に出逢うシーンは特筆。
     名乗った瞬間の面差しが絶品。
     人とも思えぬまでに妖艶な深い黒眸に、まさに魅入られる。

  • 荒俣宏氏も、陰陽師の話を書いていることは知っていましたが、相当難しそうな印象があるので、コミック版を読んでみました。
    きれいな絵ですが、顔がみんな似ていて、区別がよくわかりません。
    安部清明は、まだ幼い面影を残す少年のようです。

    清明の妻の息長(おきなが)姫と橋姫が、ごっちゃになってしまいました。
    息長姫は実はカメだったという設定にビックリです。
    カメを助けたことで、海の底の竜宮に連れていかれるなんて、まさに清明は浦島太郎ではないですか。

    橋姫が擬人化されて出てくるとは思わなかったし、もののけとは言っても可憐な美女なので、悪の存在だとも思えませんでした。
    これはやはり、原作を読んでみないと、物語世界がよく把握できないようです。

    夢枕作品での相棒、源博雅は、一切登場しませんでした。

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著者プロフィール

1947年、東京都生まれ。作家、翻訳家、博物学者、幻想文学研究家として、多彩な執筆活動を行う。シリーズで350万部を超える代表作『帝都物語』(角川書店)で日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』全7巻(平凡社)ではサントリー学芸賞を受賞。おもな監修・著書に『モノのはじまりえほん』(日本図書センター)、『日本まんが』全3巻(東海大学出版部)、『すごい人のすごい話』(イースト・プレス)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新聞出版)など多数。

「2018年 『しらべる・くらべる・おぼえるチカラが身につく! うんこ図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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