王国の鍵 (第3巻) (あすかコミックスDX)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048536783

感想・レビュー・書評

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  • 不穏の種はまかれ、人知れず育っていきます。悪意も、悪意からではない純粋な恋心も、ひそやかに歪められ捩じ曲げられて育っていきます。それとともに歴史の裏側、もうひとつの顔も暴かれていき…。巻末に収録の「番外編」では、この物語の始点に眼差しが移されますが、これは番外編というよりも重要な位置づけをされそうなひとつの語りです。
    表紙、最初バドかと思ってびっくりしましたが、よく考えたらガイウスですよね。こいつはうっかりだ。

  • 《辺境警備》《グラン・ローヴァ物語》などの紫堂恭子さんが描く正統派ファンタジー。

    レティシアを守れなかったことにショックを受けたアーシャは、バドに剣を習い始める。
    一方、国の西端にあるという《見えない塔》へと向かうレティシアは、竜人を名乗る男と会い《鍵》を与えられていた……。

  • 紫堂恭子の作品は、やっぱりファンタジーが1番ですねぇ。
    「オリスルートの銀の小枝」とか、「癒しの葉」とかは、読み始めると止まらなくて、一晩中読んだりしました。

    止まらなくなるのは、けっこう珍しいです。あと、そういう経験があるのは、「スケバン刑事」ぐらいです。

    この人の物語のテーマは、デビュー作から一貫して、自分自身の暗黒面とどう向き合えばいいかというというものが多かったのですが、「王国の鍵」は、それも含んで、それ以外のテーマにも挑戦しようとしているみたいです。

    紫堂恭子の描く王道のファンタジー。
    続きがきになります。

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