- 角川書店発行角川グループパブリッシング発売 (2010年7月31日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ) / ISBN・EAN: 9784048545099
作品紹介・あらすじ
大学進学で一人暮らしを始めた田中晴は、仕方なく行ってみたコインランドリーで店内に居座る真魚子さんに絡まれる事に…。個性的なキャラクターが織りなす、日常変態コメディ!
みんなの感想まとめ
日常の中に潜むシュールなギャグと暗い側面を描いた作品で、独特のキャラクターたちが織りなすストーリーが魅力です。コインランドリーという一見普通の舞台に、意外な闇を抱えた人々の交流が展開され、ギャグとホラ...
感想・レビュー・書評
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上げて落として振り回す、ドラムのようなおねーさん。
同系統の画風を先導する、繊細にして優美、時に暗黒な耽美系イラストの旗手「清原紘」先生のオリジナル作品です。清原先生は装飾性に富んだダークな作品や名作ミステリのコミカライズを手掛けられることが多いのですが、本作に関しては徹底的にカオス路線、シュール方向に割り切ったギャグ作品となっています。
なお、本書はキャリアの最初期である2005年7月から2009年11月までの間で散発的に掲載されていったものをまとめた都合上、絵柄に多少揺らぎはみられます。あとがきでご本人が言及なさっている通りですね。
ですが、基本は最初期から完成されていました。あえて言うならモノトーンの暗鬱な感じが支配的で白黒のメリハリが効いている。浮き上がるようなリアルさで、シュールギャグが際立つような感じでした。
あと、あえてあげつらえば髪の質感に代表される微細な線の置き方は完全に首をもたげきっていない段階と見受けられます。圧倒的な描き込みについても、作風もあってかこの段階ではまだまだですね。
とはいえ、ファンにとっては初期のキャリアを探り、理解を深める意味でも持っておいて損のない本だと存じます。人によって好みは分かれど、ギャグとして一定のクオリティは保たれているのは事実ですし。
で、おおまかな作品の流れとしましてはタイトル通りコインランドリーに棲む謎の女「真魚子」さんを主軸とし、主に彼女から繰り出されていく不条理なボケに周囲の人間共々乗っかっていく形式となります。
それに加え、彼女に振り回される一般的(?)女子大生「田中晴」を視点人物兼ツッコミ役に据えます。
で、その都度立ち代わり入れ替わり現れたり再登板したり忘れ去られたりでせわしない、商店街のヘンな人々も加え! なんやかんやで8P×19本の短編集が完成したといったところでしょうか。
そう、本作は都市伝説ホラーの起点になりそうな「コインランドリー」を主な舞台に据えながら、その孤独感とはまったく無縁のシチュエーション・コメディ(シットコム)になっているのが特徴だったりします。
洗濯機や乾燥機から這い出てくる女という構図が今後ホラーで使えなくなったぞどうしてくれる。
一方、シチュエーションとしてはトンデモながらに、色気を完全に捨ててるわけではないので真魚子さんにドキッとさせられるコマが皆無でないのがなんか悔しいと思ったりもしました。ギャグ漫画なのに……ッ!
美女と閉所の組み合わせはフェティシズムを刺激するので、それはそれで需要はあるのかもしれませんね。
閑話休題。というかこのレビューは全部が閑話。
一話8Pという尺の都合もあってか、この漫画は脈絡のない展開も多いんですが、通しで読めばきっちり主要人物のキャラを押さえた上で先に先に進める形式になっています。相当に読みやすかったりします。
投げっぱなしで特に説明もされないままシュール極まる絵面がポンと最後に投げ出され、そのまま次の話に飛ばされるんてこともザラだったりするのですが……。にもかかわらずです。
そもそも真魚子さんが自己紹介した覚えもないのに平然と名前が知れ渡ってることからもわかる通り。
説明不足とかいう次元じゃない。読者はいつの間にか勢いに流されてて、感性で理解できちゃうんです。
読者としましては表紙から続く扉絵三連続、ホラーかと思えばヘンテコギャグ、かと思いきやリリィ……? って困惑させられた勢いのまま、疑わず最後まで読み切ってしまえばいいわけです。
考えるな、感じろ!
話は変わりますが、残念美人な真魚子さんがきっちり痛い目をみつつ、単にウケ狙いでかまってちゃんなメンタルを持つウザさといじらしさを発揮するのは見てて楽しいと思います。
ふざけてるけど案外普通のおねーさんなところも見せながら、やっぱり要所で意味不明な振る舞いをみせる真魚子さん。そんな彼女を知った各々は嫌でも記憶に残ってしまうことでしょう。私は嫌じゃないけどね?
と。巻末には三者三様な十六歳JKが「鈴木=14歳」について語り合う謎の前後編ギャグ短編『鈴木姉妹』を収録です。こちらはボケふたりにツッコミ担当が忙しくツッコミを挟んでいく王道スタイルでした。
テンポもいいですし、リアルとコミカルの間を往復したり折衷したりで忙しく、普段の先生のスタイルではなかなか目にしないデフォルメも拝見できたりでなかなか新鮮な気持ちで読めましたね。
以上。
最近日常系作品でも見ないなと思う貧乳いじりとか、細かいところのガンダムネタなどで時事性を感じる部分はあるものの、この画力から繰り出される脱力系のネタには普遍性があるなと感じました。
先ほども記した通り、ギャグには好みが分かれるので万人向けかはわからないとしてもなおのことです。
喩えるのなら本作の場合は爆発的に落とすわけじゃなくて、心の中の虚無を色付きの風が吹き抜けていくようなじわじわ来る笑いです。だからこそ積み重なることで効いてきて刺さる人は多いと思います。
高水準な画力からやってくる不条理ギャグは、落差を突いた笑いに転じさせるには有効なやり方です。
でも不条理が際立てば際立つだけ、ともすれば佇むだけで笑える境地に達せられるのかもしれません。
あ、そうだ。
でもギャップを突く笑いでいうのなら、清原紘先生がキャリアを積めば積むほど、本作とのギャップが深まっていって笑いに転じる部分もありましたね。今回笑えなかった方でもリトライが効くなと思いました。
時に、どこか力が抜けたギャグは、清原先生の魂に流れていると私は勝手に思っています。
コミカライズの巻末などで先生のギャグ四コマを拝見する機会には時々恵まれていますが、そのような川のせせらぎばかりでなく、本作のような魂の奔流にふたたび触れてみたいなと思う次第でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙からは想像も付かないほどの闇を抱えたシュールギャグ漫画です
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意味が分からなくて個人的に全く読み進める気が起きなかった。
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全1巻。
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中古待ち
⇒まんだらけ 315円
絵は好きなんだけど、、話が肌に合わない。。 -
トーンを抑えホラー調にしているが、基本的にギャグもの。そのへんはギャップギャグなんだろうけど、設定だけでは弱い。
負もなく可もなくサクッと読めるのは利点か。 -
表紙がホラーっぽいけど中身はギャグマンガ。
綺麗な絵だけど内容は変態チック。
読み手を選ぶ本だけど自分は好きです。 -
ホラーではなくギャグかな。working!みたいな感じ。絵がキレイで読みやすい長さ。清原さんすきだああああああ。
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内容は面白いと思える人と、つまらないと思う人に分かれそうです。
強面でドMな魚屋さん、変態王子、ストーカー少女、眼鏡な先輩....
そんな個性溢れるキャラ達の話で、私は面白いと思いました。 -
いやぁ実に良い変態っぷり(笑)。結構好きな作品。表紙だけ見たら絶対ホラーだよなぁ(笑)。秋冬の夜長に、くだらない(褒め言葉)変態コメディものはいかがでしょうか~。
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きれいな絵柄でアレな内容。
見た目ギャップモノは最近ジワジワと拡大しているジャンルではないでしょうか。
まあちょっと食傷気味というか。
ただ小ネタ連発ではそのギャップにもだんだん慣れてきてしまうんですよね……。
巻末の鈴木姉妹のほうがやりとりがはっちゃけていて楽しかった。
「変態なんかじゃない!」→「天使なんかじゃない!」とか。
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清原紘の作品
