ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション (上) (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048652490
作品紹介・あらすじ
「もし深夜に子供がドアをノックしても絶対に開けないでください」引っ越し先のマンションでは奇妙な出来事が多く起こる。子供達に噂される「秘密のお友達」や謎の掲示。そして住人が奇怪な死に巻き込まれ――。
感想・レビュー・書評
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うわ、こっわ。
こちとら住居を選ぶ余地のない猛烈転勤族なんだから、こうゆーマンション怪談やめてくれー!
と叫びつつ、続きを早く!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
献本企画で当選しました。
この本を選んだ理由は表紙が可愛かったから。
あとは、自分ではあまりホラーを買ってまで読まないのでこの機会に読んでみようかなと思って。
当選してから気づいたけど、上巻でした…。
下巻を読まずに評価をするのは難しいので星は3つです。
シングルマザーの結は息子の克己が喘息を発症したのを機に、会社員からフリーの編集者に転身し郊外のマンションに引っ越した。
築浅で綺麗なマンションだしお隣の住人は同年代の子供がいる家庭で母子ともに仲良くなれそう。
幸先よく新生活が始まったと思われたが、そのマンションでは不可解な事件が起きていた。
子供、水難、人形…と日本ホラーのお約束が目白押し。
読み終わって表紙を見ると、すべての要素が詰め込まれてとても本文の雰囲気に合っていて素敵だと思う。
時折克己視点で語られるモノローグが健気で可愛い。
表紙が気になった人には、イメージ通りだから読んでみてほしい。
下巻では変わり者作家・真木夢人が事件を解決してくれるのだろうという終わり方。
怪異の正体は何なのか。
どのような方法でその正体に辿り着くのか。
早く続きが読みたい。 -
『Missing』読んでたなあと懐かしくなって。
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3巻ある内の一番初めの巻ということで、事件は起こりますがホラー度は控えめな感じです。夢人さん要素も控えめ。というか、ほぼ出ないです。残念…。
甲田先生のじわじわ迫ってくる恐怖やグロテスクな描写が好きなので(変な意味ではなく)次巻が楽しみです。
しかし、風乃さんのシリーズといい最近はスピンオフばかり出ますね…。どちらも面白いし魅力たっぷりなんですが。
ノロワレ本編もいつまでもお待ちしています…。 -
読了。
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ブクログ様よりプレゼントして頂きました。
ありがとうございます。
大切に致します。
電撃文庫で発売されている「ノロワレ」シリーズの別話ですが、読まなくてもこの本だけで充分話は理解できます。
電撃文庫で登場する作家真木夢人の元担当が体験する怪奇。
もともと夢人を中心とした話が読みたかったので、少し期待していました。
しかし夢人中心ではなく、元担当の視点で話が進みます。
夢人の登場は少なすぎる事もありませんが、多すぎる事もありません。
今回は元担当に質問されたことを答えるだけでしたが、ラストにて首を突っ込む描写があったので次に期待。
この作品も人が次々と死にます。
子供が無残に死んでいきます。
半年前から始まったようですがマンションは2年前からあるので、切っ掛けは何だったのか気になります。
元担当の一人息子、無事に生き残れるだろうか。 -
シングルマザーの編集者・西任結は子どもの体調のため、
郊外のマンションへの引っ越しを決める。
ご近所にも恵まれ新たな生活は順調な滑り出しを見せるが
そのマンションにはあるうわさがあり、さらには奇怪な事件
が頻発し始める。
ブクログの献本が当選し、初めての甲田作品となりました。
本編読む前に著作リストを見て「あれ? これシリーズ
ものか?」と気づきちょっと萎えかけたのですが(笑)、
上巻のところでは過去作を読んでなくても、大丈夫そうな
作りになっているのでまずは一安心。
内容はかなり正統派のマンションを舞台としたホラーです。
引っ越した先に不穏な空気やうわさ、張り紙があり、
今すぐここから出ていけ、と怒る人がいたり、そして
不審な出来事が起こっていく、と言ってしまえばベタな
展開です。
恐怖描写はどれもなかなか巧かったと思います。行間を
大きく空けたり、一文一文を短くしたりと、日常描写と
テンポが変わって書かれているので、分かっていても惹き
こまれてしまいます。
結が担当している作家の真木夢人がこのシリーズの
主人公何ですかね? かなりキャラが立っている割に今の
ところあまり出番がないので、下巻で活躍するのかな。
この本の一番のホラーポイントは下巻の発売日が7月で
ないことではないかと個人的に思います(苦笑)。
(この本は6月発売でした)
このようなストレートな和製ホラーは久々に読んだ気が
するので、どう結末を持ってくるのか楽しみにしながら
下巻待機します。 -
内容不明の張り紙、赤い流し雛、マンション周辺で囁かれる噂、隣室の住人、そして次々に起こる子どもの――
子どもの喘息を理由に郊外へ転居した編集者・結が入居したマンションは、どこがおかしいという訳ではなかったが不穏な気配が充ち満ちていた。内気な息子・克己は何も言わなかったが気付く。このマンションは、何かおかしい。
導入部分の印象は軽めでついに対象年齢層から外れたかと思ったが、相変わらず怪異の描写が良く、ひとまずは様子見と言ったところ。 -
待望のノロワレ新刊、相変わらずのひしひしと迫り来る恐怖描写がすごい。下巻での夢人さんの活躍に期待。