神様の御用人 (4) (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 835
レビュー : 105
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048652544

作品紹介・あらすじ

夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あまのみちねのみこと)。彼の御用はその女性が誰なのか突き止めることだった。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが紐解かれる――。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり面白い!
    声出して笑ってしまった!
    うずらの卵!笑

    今作は前作までの短編とは違い、長編なので読み応えがありました。

  • 今回は長編、舞台は和歌山そして(良彦は知らないけれど)御用人代理から真の御用人への昇格が決まる御用(゜゜;)前回、御用人を断った人(なんと良彦の野球仲間!)が絡む切ない話だった(--、)天道根命が持つ簪の真実が明らかになった時には鳥肌がたった(;゜0゜)おまけの穂乃香がパウンドケーキを作る話は可愛いらしいけど、神様と一緒にというのが凄いな(^^;)

  • 浅葉なつさんの「神様の御用人4」読了。シリーズ初の長編。今回は和歌山の神様「天道根命」の願いを聴くお話。二千年以上も前から所有している簪(かんざし)と夢にみる謎の女性。はたして無事に御用を果たすことが出来るのか。。面白かったです。そして、良いお話でした。日本書記に記述がある名草戸畔(なぐさとべ)に関する一行から産まれた作品。章の間にある神様講座は「日本書記と古事記の違い」「神武天皇と神武東征」など。良彦の御用昇格も掛かった御用や穂乃香との関係なども、良いアクセントになっていたと思う。続編が楽しみ♪

  • 神様の御用人のお使いシリーズ4つ目は
    一冊丸ごと長編。一柱の神様の御用聞き。

    昔の記憶を失ってしまった神様・天道根命(あめのみちねのみこと)の
    毎夜の夢に現れる「忘れるな」と告げる女性は誰なのか──

    良彦とモフモフ黄金は
    その夢の女性が挿していたという、簪を頼りに和歌山へと旅に出ます。

    このたびは一柱の神様に絞ってじっくりと話を聞かせて貰えてよかった♪
    神様の名前や言葉の意味を調べながら、神様同士の繋がりを知ったり
    ルーツや謂れなどがだんだんと分かっていくのが面白くて楽しい。
    ルーツを探っていくというのはとても神秘的ですね。

    風鈴についても調べました。
    知らなかったこと、いっぱいあるなぁ...。

    所で
    神様の名前って、な~んか読み辛くて覚え難くくありませんか?
    ページを捲ったそばから忘れちゃってて、戻らないと読めない。
    おまけにちょっと嚙む。(笑)

    それがね...
    登場する神様の名前が、ページを捲るたび
    そのページの最初に出てきたところでルビがふってある♪
    というのにこの4作目で初めて気づきました。
    あら...今までもそうだったのかしら.....。
    おかげで後戻りすることなくすんなり読めて嬉しかったです。^^

  • 神様と人をつなぐ、御用人のお役目で、今度は和歌山へ。

    御用人シリーズ、長編です。少しシリアスさと歴史っぽさが増した感じで、読みごたえがありました。神様の時代の姉と弟に、現代の姉と弟を重ねて、お願いに隠された想いを読み解く良彦。とうとう代理から正式な御用人に。で、天道根命と名草戸畔って、本当にこんな感じのいわれがあるのかな。ちょっと神社にも興味が出てきた今日この頃です。

  •  歴史や神話を学ぶことの面白さは、書に書かれなかったこと、或いは、書によって歪曲されてしまった事実など、「あったかもしれないこと」へ思いを馳せられることだと思います。
     歴史妄想好きな方は是非読んでみてください。涎が出ます。

     今回は、これまでのライトなテイストの短編連作形式から、やや重めの長編形式になっています。紀の国、和歌山を舞台に、記憶喪失の神様の記憶を取り戻すために、歴史を紐解いていきます。
     これまでのライトな雰囲気を期待していたら、ところどころで挿入される神代の描写が重いのなんのって。初めは「この描写に意味はあるのかな?」と疑い半分だったのですが、その神代の記憶が、現代の人物たちと重なったとき、目が覚めるような気分になりました。伏線というか、こういうギミックは本当にずるい。良い意味で。
     神社や神様にまつわる話に人間ドラマがうまいこと絡まって、神と人、二つ並立した主役とその背景にある物語が、御用人である主人公を介して繋がって相互に成長、変化していく構成の妙。
     さらに、主役たちが奔走する外側で、直接関与しないけど間接的に関わったり見守ったりしている神様や人がいたりして、神代現代各方面の思惑が入り乱れ過ぎて、読み応えありました。
     個人的には、アメリカのホームドラマに出てくるカップルみたいな出雲夫妻が今回のMVP。


     最後に。
     一冊の本が、自分の価値観をがらりと変えてしまうことは意外とよくあります。本にはそれだけの力があります。
     作者さんにこの話を書くきっかけを与えてくれた一冊の本に、わたしは感謝したい。勿論、本を世に送り出してくれた作者さんにも……ありがとうございます!

  • 今回の神様は、歴史にあまり記録されていないという名草戸畔(ナグサトベ)の神様について。依頼人の天道根命(アメノミチネノミコト)を訪ねて和歌山へ遠征します。相変わらず、報酬があるわけでもないから、気の毒なくらい汗かいて働いています。そして、今回は黄金があまり協力してくれないのはなぜか。
    イマドキ少年の姿をした大国主命(オオクニヌシ)須勢理毘売(スセリヒメ)夫婦も乱入。(もちろんわけがあります)
    かつての野球ライバル少年との再会。その姉弟と良彦の意外な関係とは?
    魅力あるキャラクターたちが物語を紡いでいき、さいごに解けていく展開が安定していて、とても読みやすいです。このシリーズ、ゆっくりでもいいので、今後も続けて読みたいです!

  • 人が神の祭りを行わなくなり神を信じなくなったために、力を失い記憶まで失いつつある神々の様々な「御用」を承る「御用人」となった良彦の奔走を描くシリーズ第四作にして初の長編。

    日本書記の中のほんの少しの記述しかないという「神武東征」の際に制圧された《名草戸畔》(なぐさとべ)の伝説。
    こういう、歴史に埋もれたドラマはたくさんあるんだろうなと思うとこの物語も興味深く読めた。

    今作では《名草戸畔》と《天道根命》の物語にリンクするように、良彦の友人・小野達也の家族の物語も展開。
    良彦が《御用人》になる前に意外な事実があった。
    相変わらずモフモフ狐の神様《黄金》と良彦とのコンビは良い。
    食べるの(特にスイーツ)大好き、肉球で『テシテシ』と良彦を叩くところも可愛い。
    そこにイケメン《大国主命》にセレブ系美女の《須勢理毘売》(すせりびめ)夫婦の乱入もあって賑やか。

    正式に《御用人》となった(状況は全く変わらず)良彦と《黄金》の旅のこれからがますます楽しみ。

  • 神様姉弟、人間姉弟がシンクロしてハラハラドキドキ。
    ちょっぴりお茶目な神様夫婦も登場して楽しく読めた。
    人間のルーツが神様に繋がっていることを思うと、お参りすることは先祖に感謝することに思えて、機会をもう少し増やしてもいいかなあなんて。
    ラストでお姉さんが目覚めるハッピーエンドも素敵。達也くんはがまた野球を始めてくれるといいなあ。

  • 「忘れるな」

    そう言い残した想いを辿る今回の御用。
    何を忘れずにいればいいのかも忘れてしまった。
    残ったものは、神としてのーー絶対の使命感。


    「その想いは大切にしなさい」
    「憧れたり祈ったりするだけじゃ、望む未来は降ってはこないわ。あなたの人生を決めるのは神じゃない。あなたの意志よ」
    「自分で選び取りなさい。それをあなたが望むなら」

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著者プロフィール

浅葉なつ(あさば なつ)
2010年「空をサカナが泳ぐ頃」で第17回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞、同作でデビュー。2013年に刊行された『神様の御用人』がシリーズ化され、コミック化されるヒット作・代表作となった。
その他代表作に、『山がわたしを呼んでいる!』『サクラの音がきこえる―あるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シ』など。

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