招き猫神社のテンテコ舞いな日々 (2) (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 193
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048653213

作品紹介・あらすじ

東京の片隅にある神社で、管理人として細々と暮らす青年・和己。三匹の“化け猫”たちとの喧嘩が絶えない生活にも慣れてきた、ある秋の日、その事件は起こった! 猫との奇妙な生活は、まだまだ続く……!

感想・レビュー・書評

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  • 【化け猫たちとの同居生活は相変わらずトラブル続き!?】

     東京の片隅にある小さな神社で、管理人として細々と暮らしている青年・和己。虎、グレイシー、グレイヒーという三匹のフテブテしい“化け猫”たちとの喧嘩が絶えない生活にも、なんとか慣れてきた、ある秋の日のこと、その事件は起こった!
     二次元キャラとの挙式を申し込む、真面目そうな青年。いつもひとりで神社に足を運ぶ、寂しげな少年。そして、かつて和己を会社から追い出したヤリ手のパートナー。さまざまな人間たちが和己のもとにやってきては、愉快な騒動を巻き起こしていく――。
     さあ、化け猫たちと一緒に、あなたもホッコリしよう!

  • 一巻を読んだのはだいぶ前…ですが覚えてました!いやぁ相変わらず出てくるにゃんこ達が可愛いったらない!主人公は、都会で共同経営者に裏切られ、部下ごとごっそり会社を持っていかれ、しかたなく神社で管理人をやっている和己。
    でもめげないで、いつか都会でまた働くことを目指している。その神社には妖猫が3匹いる。
    参拝者もまばらなのに、なんだかんだと人が来て周りは騒がしい。今回は結婚式☆
    この作者さんの書く文章は本当に優しくて笑えて泣ける。
    結果は大団円なのはわかってるのに、読む手が止まりませんでした☆

  • 楽しい楽しい!!

  • シリーズ2作目

    今回のエピソード
    神社で二次元キャラと結婚式をしたいという人とか
    裏切ったはずの篠原がお誘いに来たり
    ぼっちの子供 史也くんのお悩みとかそれにまつわる大人たちの思惑
    あと、亜子さんや千里、虎達の過去も少々


    何が本人にとっての幸せなのかはわかんないよなぁ
    好きな人と一緒になること、家族と一緒に暮らすことが必ずしも幸せとは限らない
    でも、その選択をするのは本人であって、他の誰であってもいけないと思う

  • 「猫なで声に油断はできぬ」
    ストーカーの様に日々見に来ていたのは過去に友人だった人物。
    当時解決方法が見つからなかったとしても、当人が裏切られたと思い続ける限り和解の道はないのだろうな。

    「猫は虎の心を知らず」
    キーホルダーの落とし主の正体は予想と大きく違った真実を口にする。
    彼女なりの優しさだったのかもしれないが、話し合いもせずお互いが傷付いたまま終わるのは正解なのだろうか。

    「猫の寒恋い」
    簡単に口に出す事が出来ない本音に変わりは行動を起こしたのは。
    自分たちの欲を満たす為に子供の良心を利用してまで、母子の仲を裂こうとするなんて酷過ぎないだろうか。

    「猫は長者の生まれ変わり」
    背中を押した先に訪れた二人の未来は全ての人に受け入れられずとも。
    一歩踏み出すのはとても勇気のいる事ではあるが、後に後悔するぐらいなら思い切って行動した方がいいだろうな。

  • 仔猫のグレイシーとグレイヒー、それに虎の妖猫三匹と神社の管理人の和巳の日々が微笑ましい。特に偉そうなシーとヒーが可愛い。二次元キャラとの挙式を申し込む青年に、ひとりで神社に来る寂しげな少年等、エピソードが然り気無くて芯が通っていて引き込まれる。前巻に続き登場した女子中学生グループのG7も懐かしかった。

  • 主人公も虎も少しずつ良い方向へ変化している。
    人の温かさが伝わってくる。

  • 友達割増料金のあたりでなんか元気出たw

  • あいかわらず神社の一角に住み着いている主人公。
    彼の所にやってきたのは、結婚式をあげたいという人と
    裏切った元友人。

    主人公の過去もちらっと出てきますが
    こんな育ち方したら、それは信じないでしょう。
    荒療治、と言った『元友人』の言葉も分かりますが
    それにすら気がつかない人には無理なのでは?w

    キャラクターと結婚したい、という男と
    結婚詐欺として誤魔化した女。
    母親の幸せを願う子供…は、すごく良い子に育ってます。
    前回の中学生も出てくるわ、元友人は登場するわ。
    そして、昔の回想。
    なんだかこう…過去に後悔した事は? と
    聞かれている気がします。

  • 前よりは読みやすかった。
    虎の過去が垣間見られたのだけど、ちょっと切ない。
    今回は、全体にそんな感じかな。
    いい感じのラストで読後感よし。

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著者プロフィール

有間カオル (ありま・かおる)
『太陽のあくび』で第16回電撃大賞メディ アワークス文庫賞を受賞しデビュー。
他に『 魔法使いのハーブティー 』、『 招き猫神社のテンテコ舞な日々 』( KADOKAWA )、 わすれな荘シリーズ ( 角川春樹事務所)、『気まぐれ食堂 神様がくれた休日 』( 東京創元社 )、『 青い花の下には秘密が埋まっている 四季島植物園の静かな事件簿 』(宝島社) など 。

「2022年 『氷住灯子教授と僕とYの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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