やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.18
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本棚登録 : 568
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048654326

作品紹介・あらすじ

恋する気持ちがわからず悩みを抱える侑は、先輩・燈子が告白を受ける場面に出会う。誰からの告白にも心を動かされないという燈子に共感を覚える侑だが、やがて燈子から思わぬ言葉を告げられる。「君のことが好き」

感想・レビュー・書評

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  • 誰のことも特別に思ったことがないのを悩む侑と、誰に告白されてもドキドキしないから付き合わない次期生徒会長・燈子。
    今まで読んだ百合漫画とはまた違った新鮮な感じで、すごくよかった。
    恋愛に関する言葉を「わたしのものにはなってくれない」と表現した冒頭や、「ほかの人より羽が生えるのが遅いだけ」といった、恋する気持ちに共感できない侑の感覚が分かりやすい。
    燈子の方が侑を特別に感じ始めて、それを冷めた感覚で捉えるのが侑だとは予想外。
    普段は頼れる優等生の燈子が、侑の意図的な行動に表情を変えて可愛らしい。
    続きは来年の春。

  • やたら高い前評判と装丁の素晴らしさから。なるほどこういう展開。自分は人と人との関係性が好きで読むタイプなので、単にイチャコラドキドキしている百合よりは、こういう徐々に構築されていく関係の方が好きかも。おそらく巻を追うことでよりハマっていくと思うので期待。

  • 恋愛感情がわからない少女と、その少女に恋をした先輩のガールズラブ。ミステリアスな先輩に振り回される平凡少女という王道より、寧ろきらきらと恋をする先輩を恋がわからない少女が実験的に振り回したりする流れのようで意外。
    感情の動きや表現がナチュラル且つ惹きつけられるので、つい紙面の向こうに入れ込んでしまって、ドキドキハラハラしっぱなしでした。過度なデフォルメに頼らずともここまでテンポよくほんわかコメディ空間を描けるのかと勉強になりました。
    あと、少女たちのキャラが自然です。二次元的に理想化されたキャラクターではありますが、見ていてあまり違和感を覚えないリアリティ。葛藤があって、でも軽くて、女同士ではつい距離感が近くなって、でも壁はあって、そういったエッセンスを上手く落とし込んでるからでしょうか。

    全体として非常に良い作品でした。これだから前情報もなく本屋で衝動買いするのは楽しい。

  • 雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載されている仲谷鳰の「やがて君になる」の第1巻です。2018年10月~12月までTVアニメが放送されました。本巻は第1話~第3話に相当。誰のことも特別に思えない1年生の小糸侑と自分自身のことが嫌いなために他人からの好意を受け入れられない2年生の七海燈子の物語です。侑と燈子の関係が今までにない感じで面白いです。また百合作品ではあるのですが、他の登場人物たちも魅力的で青春群像劇としても良く出来た作品だと思います。アニメも観て、初めて完成する「やが君」ワールドです。

  • アニメを見てその演出や登場人物たちが抱えた想いの凄まじさに魅了された本作、つい我慢できずに原作も買ってしまった
    アニメを見た際に素晴らしいと思った数々の演出、漫画ではアニメとはまた違った形の演出が幾つも見られる

    恋をする者や少女漫画の世界がキラキラして見え、対して自分を何も特別に思えない人間だと感じてしまう侑。
    告白する少年やスマホに光が宿る演出、日々を楽しそうに過ごす朱里達。それへの対比かのようには25Pで侑は日陰の中に立つ。「どうもしないよ」と嘘をつくコマには目を見張る

    卒業式の日に告白されたというのに、ふわふわするような感覚が全く生まれないまま日々を過ごしていた侑の静かな悲哀。その感情がまた別の悲哀を抱えていた燈子に響いてしまうとはあまりに驚きの展開
    その後も、燈子が侑を振り回すような展開が続く。いや、よくよく見れば侑だけでなく沙弥香まで振り回しているのだけど。
    そんな風に改めて感じてしまう理由は、アニメを見ていた際は侑視点で見た部分が多かったから燈子が侑を振り回す印象が強かった。けれど、漫画を読む際に「燈子はズルい人間である」という前提で幾つかの描写を見るとまた別の意味合いが見えてきた気がした
    特に第二話の燈子と沙弥香の遣り取りは裏の意味合いを探りながら読むと、本当に燈子のズルさが見えてくる
    それでも沙弥香は燈子に想い焦がしているのだからややこしい

    ただ、そういった意味では沙弥香が感じる燈子のズルさと侑の感じる燈子のズルさは別物なのかもなとも思う
    燈子のズルさを理解しつつ惹かれている沙弥香に対して、侑は燈子をどのような人間か理解しきれないままに彼女のズルさに巻き込まれていく
    突然の告白、互いに受け止めきれないキス。燈子を仲間だと思った侑を置いてけぼりにして燈子は「好き」の気持ちを高めていく
    だから侑は燈子と自分は違うと悟り、別れを切りだそうとするのにそのタイミングで燈子は侑が断れないような言葉を放つ。これほどまでにズルい人間は早々居ない

    しかし、燈子にとって侑こそがズルい人間なのかも知れない
    どきどきしたことが無い自分の前に唐突に現れて一瞬にして心を奪った侑。それだけでなく選挙演説の前には誰も見抜けない緊張を見抜いた上で、特別になろうと足掻く燈子を特別扱いしないと再び告げてくれた。演説の最中には観衆を前に燈子の助けになりたいとまで宣言した
    燈子にとってここまでズルい人間なんて他に居ないだろうね

    相性が良いのか、それとも悪いのか。まだまだ見えてこない侑と燈子の組み合わせ。それがどのような感情を二人に齎すことになるのか気になって仕方ない

  • アニメを数話観て、続きが知りたくなり、初巻から購入しました。
    作画もきれいで、ストーリー展開も非常に繊細に書かれていますが、
    ストーリー構成が上手いので、やはり読む手が止まらなくなります。
    その象徴的な部分が、本巻の最後で、
    主人公・小糸侑の意味深なモノローグで終わるんですよね。
    …そんなことされたら続き気になるでしょう?w
    また、初めて百合ものに触れましたが、
    同性とか異性とか、そう言ったことを感じさせない感情表現に
    とても惹かれました。
    恋愛ものが好きならば間違いなく好きになれると思います。
    初巻だと探せば無料で読める(ネット)かもしれません。
    是非読んでみてください。

  • 初見。アニメ放送の際にタイトルを知り、結局視聴しなかったが原作を読みたくなって購入した。高校生活を舞台にした、燈子(先輩)と侑(後輩)の恋愛+沙弥香(燈子の同級生)の横恋慕がストーリーである。ところで恋愛関係には駆け引きとギブアンドテイクが付き物だが、駆け引きは年齢とテンションでどうにかなるとして、ギブアンドテイクに危うさを感じている。燈子は侑の「誰のことも特別視しない」という性格を拠り所としているのに、時間が経つにつれて侑が燈子に対して好きの感情を持ち、他との差別化を行ってしまったら、2人の関係は成立するのか?侑が燈子の近くにいるために諦めなければいけないことが何なのかは明らかなように見える。作品全体は穏やかに進んでいるように見えて、この点での縺れが気にかかる。また沙弥香は燈子に気のあるそぶりを見せているが、この2人にどのように絡んでいくのだろうか。次巻が楽しみ。

  • 良さみ深過ぎない?

  • 5巻まで読了。
    4巻幕間の佐伯先輩の話が個人的にスッとして好き。

    本編も、恋をしたいから恋をしていると認めてはいけないになる感情が、いいな、と思う

  • この巻だけ見ると、ひどい先輩だと思うんだけど、
    3巻以降を読んでから再読するとだいぶ見方が変わりました。

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