キノの旅XIX the Beautiful World (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 614
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048654401

作品紹介・あらすじ

記念すべき15周年に贈る、キノとエルメスの旅の物語。最新19巻が登場!

「師匠は言った。"私の長い旅の中でも、最も印象に残っている国の一つだった。あの国のことは、忘れようとしても忘れられない"って」「なるほど。あのお師匠さんが詳細を語るのをもったいぶるくらい、とても素晴らしい国だったんだね!」「または、一生忘れられないほど酷くて酷くて、ボクに伝えることすら憚られるほど、本当にどうしようもない国だったか……」「でもさ、すでにそれ以外に、どうしようもない国の話をたっくさん聞いているよね。すると、それら以上?」「うーん……。そうなると、もはや想像がまったくつかないね。なんにせよ、そこにボクがもうすぐたどり着けるというのは、嬉しい」
 キノが言った時、城壁が遠くに見え始めた。
「さあて、どんな国だろう?」
 キノが楽しそうに言って、エルメスのアクセルを開けた。
(「美しい記憶の国」他全12話収録)

"あとがき"は15周年スペシャル×××××!!

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずどの国も極端で読んでいて面白いです。
    巻末の陸のみた夢がサイコーでした。

  • あとがきが普通なことに疑心暗鬼になる読者は多いんじゃないだろうか…

  • 安定の1冊。もう15年もキノを読み続けてると思うと、感慨もひとしお。後書きがアレだったので、つい表紙の裏とか探しちゃいました。

  • 長いシリーズながら、作品の雰囲気が変わらないので安心して読める。童話調のサラリとした文体で、思わず深く考えてしまうような話だったり、心に残るような一文が毎度あるのが楽しい。「天才を探して世界中の赤子を検査する『天才の国』」「天才とは教育が為すものだとする『秀才の国』」、この2つの話がお気に入り。

  • 「天才の国」と「秀才の国」。
    いい対比の国だ。

  • 09/25/2017 読了。

    図書館から。

  •  遥か昔、別れ別れになった同胞は、今や共に人でありながらも共生・共存し得ないほど異質な生物に変化していた。が、伝承と記憶、同胞としての心性は風化せず…「助けに来た国」。

     本物以上の性能と価値を持つ贋作。それはもはや贋作ではなく一個の価値。商標・ブランドの持つ意味を問う「贋物の国」。

     戦いは民衆が起こす。為政者間で交わされ公告された欺瞞は、相互対等であるが故に、民衆を制御し平和を保つ。政治の欺瞞が齎す平和は果たして是か否か…「戦わない国」。

     ラベリングで救われるのは親か子か?。
     貧困と虐待の相関を問いつつ、子の可能性を広げるのは親に限らないという皮肉を込めた「天才の国」。

     単線的・単一的な価値を強要し、そこから弾かれた人間を排除する社会は健全か?。そして強靭な社会か?…「秀才の国」。

     若者には若者の、中年には中年の、老年には老年の世界と生き様がある。高齢化社会での高齢者への労りは真に高齢者を包摂した社会と言えるか。これを姥捨て世界とそこから自立を果たした老齢者の闊達さで逆説的に切り取る「捨てる国」。

     不自由さが乗りえるべき壁となる。その壁を乗り越えることが能力・力量を向上させる最大の方途なのだ。では、それと真逆に自由が与えられたら…。侵すべきタブーはなく、壁を乗り越えようとしなければどうなるか…「撃ちまくる国」。

     さすがに15年。重ねた年輪によって著者にも見えるようになってきた社会の多様な面。これらが作品に反映され、10巻あたりから数巻くらいに感じたおかしな短絡さが影を潜めるようになった印象の19巻である。

  • 「助けに来た国」はこのシリーズには珍しく泣きそうになった。
    どうしようもない相容れないこともあると思う。
    お互いを大切に思うが故に、悲しい選択をすることもある。

    「捨てる国」もよかった。aとbで話の印象が全然違うのに繋がっていて、aを読むと2人の印象がガラッと変わって面白かった。

  • とりあえず最初にカバーをはずしたけど何も無かった…
    大きな驚きはないけど、安定したオチの話が多かった。好きなのは「首輪の国」「天才の国」。
    「首輪の国」ティーはいつも核心をつく。
    「天才の国」この話で少し考えさせられてからの『秀才の国』のブラックなオチ…どちらも短い話ながら、2編続けて読むことで違いが際立ち、より面白かった。

  • あいかわらず、可もなく不可もなくのキノという感じ。話の途中でオチが想像できることが増えてきて、ちょっとボリュームというかひねりが足りないように思えることも多い。

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著者プロフィール

2000年『キノの旅 the Beautiful World』でデビュー。その他の著書に、『アリソン』『リリアとトレイズ』『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』などがある。

「2020年 『キノの旅 the Beautiful World Best Selection III』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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