安達としまむら5 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 293
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048655057

作品紹介・あらすじ

高校二年の夏休みはイベントがいっぱい。
安達としまむら、二人で過ごす二度目の夏。

夏休みはしまむらと会えなくなる……お祭りに行ったり、プールで泳いだり、一緒にアイス食べたり、やりたいことがいっぱいありすぎて……そうだ、やりたいことリストだ!
かきかきかきかき……。
夏休みはいいものだ。なにがいいって朝、無理して起きなくていい。でも、やることがなくて、時間が過ぎるのが遅い。安達は何をしてるんだろ。バイトかな。っと、電話だ。花火大会? 別にいいけど──。
安達としまむらの夏休み。去年とは少し違う、高校二年の夏休みが始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 過去4巻合わせても今回の安達のセリフ量にはかなわないだろうな。正直やりすぎだろって思いもしたけど、安達の想いが溢れて出て良かった。今まではさしまむらがその蛇口を上手い具合に調整してたんだけど、それを放棄した結果、止まらなくなっちゃったんだよね。そんな気がする。でもしまむらが薄情かっていったら、そんなことはないと思う。
    しまむらの独白で隙間を作ると悪意が入り込むって話があったけど、その話自体は否定は出来ない。けど安達としまむらはその隙間の形がピースみたいにガッチリハマるんじゃないかな。まだお互い探りあって変形しようとしてる途中なだけ。めっちゃ好きな巻だなー

  • 桜ちゃん大爆発!しまむらと自分が知らない女の子がお祭りを楽しんでいる姿を目撃してしまった安達。自分だってしまむらと一緒に夏休みを楽しみたいのに…。安達のしまむらに対する秘めた想いが遂に炸裂してしまう今回でした。『めんどくさい』とばっさり切り捨てながら、何事もなかったかのように振る舞うしまむらのカラリとした性格が良いな。こうだからこそ、面倒な安達とも上手くやれるのでしょうね。さあ夏休み後半はどうなるか。続きを読むのが楽しみです。

  • 樽見と花火に行った時点でなんとなく予想はついていたけど、やっぱり安達に見られちゃうんだねー
    でもあそこまで安達が取り乱すとは思わなかった、、てか電話のセリフが長すぎてもう何言ってんのかよくわかんなかった。でもたぶんよくわかんないのが正解なんじゃないかな笑

    あの長文語りへのしまむらの対応、はぁめんどくさいなぁは破壊力がすごい。自分も絶対めんどくさいと思うし、なんなら友達やめるまである。けど、しまむらとしてはきっとただ周りの出来事の1つなだけで、それが今の私にとって面倒ってだけなんだろうなぁ。若干しまむらが怖い笑

    でもその後普通に接するところがしまむらのいいところ?なのかな??それとも無関心の極みなのかな?いやそうとは思いたくないけれど。

    でも自分なら絶対距離おくわって思ったからしまむらすごいと思うよ。たるちゃんどうなっちゃうんだろ。てかしまむらモテるな笑笑 ぼくもしまむらの手をにぎにぎ、、したい

  • 安達ちゃんの電話での叫びが長くて驚きましたが、とても心に突き刺さりました。言いたいことは山ほどあるのに、言葉にできない。それでも言わなくちゃならない。そんな想いが一文字一文字から伝わってきました。
    みんなと遊びに行った時のあの感覚も理解できてしまって、安達ちゃんに感情移入をし過ぎてしまい、読むのが辛かったです。でも花束を渡すのはどうかとは思いましたが(笑)。

  • この巻は安達の独壇場でした。にしても、安達の感情の爆発をどう受け止めたのでしょうね、しまむらは。

  • 5ページに渡る修羅場セリフに「はーめんどくさいなあ」だけで返す百合はこれだけ。喧嘩イベントにすらならなく、関係性の認識においての差異が浮かび上がる。しまむら怖い。

  • シリーズ5作目にしてようやく巡ってきた夏!
    夏祭りや花火大会とか、なんとなく楽しいイベントを連想したけど、思いの外シリアスでした。
    安達にとって苦い夏になるかそれとも……? って所で夏休み後半へ続く。
    安達が積もり積もった感情をぶちまけるあたり、しまむらに対する愛が重い!

  • 購入して読み。

    めんどくさいウザキャラになってしまった安達。
    女子同士の関係ってそういうときがあるよなー、とわが身を顧みたりして。相手にこっち向いてほしくて、相手が離れるのが怖くて執着してしまうというか。
    しまむらは相変わらずマイペースではあるものの、これで安達に愛想つかすかなーと思ったらわりとさっぱりと水に流してしまったり。でもしまむらは二人の関係に他の誰かを巻きこむことを望んでいたりして。

    話はさておき、家族に関する描写が相変わらず秀逸というか。思っていたことを上手に言語化されていてすっきりというか。↓
    義務感って、家族に感じてはいけないものの筆頭だと思う。だから妹だから面倒見ているというのは、間違っていないようで引っ掛かりを覚える。順番は間違っていないけど、そのままでいいのかなと。(p91)

  • 今回はいつものゆるふわ感(一部暴走)ではなく、暴走が表に出て、若干ビターな雰囲気だった。そしてこのまま「続く」展開になるとは。安達の方は答えを自分なりに見つけて前に進むみたいだけど、しまむらの方が淡々としてるだけにどうなるか。こんな展開だけに、章間の永藤&日野が微笑ましく読める。

  • ウワーッ
    いやあ…今回心臓痛かった。
    119ページを読んだ時は「うわっやっちまった…いつかはこうなるとは思っていたけど…」と冷や汗かきつつどこかスッキリしたような気もしていたけど、120ページ目をめくった時には思わず一度本を伏せて顔を覆いました。気を取り直してもう1ページめくった時は「あっこれもしかして夢オチかな?」とか考え始めましたがマジでしたね。あ、安達ぃぃぃ……。
    終わった…と思って絶望的な気持ちになりましたがなんと終わってなかった。やったね安達!むしろなにも始まってなかった。ドンマイ安達!
    安達が変わればすべて上手くいく。最初から分かっていたことだけど、安達が変わろうとするとは思ってなかった。変わろうとして、結局たどり着いた最後の安達の叫びは、大変ぐっときました。確かに。そうだ。そうだよな…。これだから安達は大好きです。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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