トリックスターズL (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 144
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048656702

作品紹介・あらすじ

俊英 久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。魔術師と“L”の物語!

名門城翠大学に着任した風変わりな青年教授。佐杏冴奈――彼の担当教科は普通ではない。西洋文化史の異端の系譜「魔学」である。そして、不本意ながら先生の助手に収まった僕。推理小説を象った魔術師の物語、待望の第2弾が登場。
密室と化した実験場にて繰り返される惨劇。犯人は内部の者しかいない――王道の「嵐の山荘」もこの二人にかかれば、一筋縄ではいかない。
摩訶不思議な怪事件は現実と虚構が入り混じり、予想だにしない展開へ!
あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

※2005年11月刊行の電撃文庫『トリックスターズL』を加筆改稿ののち復刊。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第2作。このシリーズは読みやすくて良い。真相はなかなか鮮やか。

  • 物語の真相部分にツイストの掛かったメタ・ミステリ。正直、かなり無理してるような印象で、普通のパズラーを書いたほうが作者も楽しいんじゃないかなと言う気がする。あと如何にカモフラージュのでっち上げとは言え、実行不可能な機械密室というのはさすがにいただけない。

  • 【あらすじ】
    名門城翠大学に着任した風変わりな青年教授。佐杏冴奈――彼の担当教科は普通ではない。西洋文化史の異端の系譜「魔学」である。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の第2弾が登場。
    密室と化した実験場にて繰り返される惨劇。犯人は内部の者しかいない――王道の「嵐の山荘」もこの二人にかかれば、一筋縄ではいかない。
    摩訶不思議な怪事件は現実と虚構が入り混じり、予想だにしない展開へ!
    あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

    【感想】

  • ■俊英 久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。魔術師と“L”の物語!

    名門城翠大学に着任した風変わりな青年教授。佐杏冴奈──彼の担当教科は普通ではない。西洋文化史の異端の系譜「魔学」である。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の第2弾が登場。密室と化した実験場にて繰り返される惨劇。犯人は内部の者しかいない──王道の「嵐の山荘」もこの二人にかかれば、一筋縄ではいかない。摩訶不思議な怪事件は現実と虚構が入り混じり、予想だにしない展開へ!あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

  • 魔術ありの設定がユニークなミステリシリーズの第2作は、完全密室での連続死亡事件。状況は、どうみても自殺。でも『錬金術』で、アルミ棒を車椅子に一瞬で変える魔術師がいれば、話は別。いくらでも合鍵造れちゃうから、容疑者のバリエーションが広がって楽しい。そして真相は、、、えっ?おっとこりゃ予想外。先読み得意なドラミさんなら途中で気づいてしまうかもしれないが、普通の人には十分サプライズな結末。さらに、話はともかくキャラは魅力的でなければならない、ラノベの絶対条件も満たす、見事な収束。管理人は、要注目作家として「久住四季」を登録した。

  • 6月9日読了。図書館。

  • このシリーズは真相の二転三転はお約束なのか。『これが真相じゃないだろ、さあ、来るぞ来るぞ』と思いつつ読み進めても面白かった。周は魔術師としてオズに認知される事は無いのかな。次の話を待ちます。

  • 2
    前回読んだのが随分前だったので正直あまり覚えていませんでした。
    コーヒーサイフォンにたとえた密室トリックだけは印象的で覚えていました。
    改めて読んでも、周くんはよくこの推理で押し通したなと思いました。
    魔術師の兄妹、とても悲しい結末でしたね。
    世界に6人しか確認されていない魔術師と思われていた兄を支え続けた妹。
    世界と兄を欺き続けた妹。
    大切な兄を亡くした妹に、生きる希望が見つかりますように。

  • シリーズ第2作。
    前作同様、ミステリとしては奇を衒ったところのないストレートな作品。キャラクター性の強さも流石に2冊読めば慣れてきた。
    デビュー作でもあるシリーズ1作目でも同じ要素が用いられていたが、終盤にメタミステリ的なパートがあるのがシリーズの特徴でもあるようだ。

    電撃文庫版とは何処がどう違っているのか、ちょっと気になるな〜。

  • 【俊英 久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。魔術師と“L”の物語!】

     名門城翠大学に着任した風変わりな青年教授。佐京冴奈──彼の担当教科は普通ではない。西洋文化史の異端の系譜「魔学」である。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の第2弾が登場。
     密室と化した実験場にて繰り返される惨劇。犯人は内部の者しかいない──王道の「嵐の山荘」もこの二人にかかれば、一筋縄ではいかない。
     摩訶不思議な怪事件は現実と虚構が入り混じり、予想だにしない展開へ!
     あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

    ※2005年11月刊行の電撃文庫『トリックスターズL』を加筆改稿ののち復刊。

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著者プロフィール

島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は『2016本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど高い評価を得る。現在注目される若手ミステリ作家のひとり。他の作品に『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』『怪盗の後継者』など。

「2021年 『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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